「いびきがひどい」と家族に言われたことはありませんか。もし近々、全身麻酔をともなう手術を控えているなら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の有無を確認しておくことが大切です。

SASの患者さんは、全身麻酔中に気道がふさがりやすく、術後も呼吸トラブルや心臓への負担が増えることがわかっています。しかも、SAS患者の約80%は未診断のまま手術を受けているという報告もあります。

この記事では、全身麻酔の手術と睡眠時無呼吸症候群の関係、術前検査の方法、そして安全に手術を受けるための備えについて、わかりやすく解説していきます。

目次

いびきをかく人が全身麻酔の手術前に確認すべき睡眠時無呼吸症候群のリスク

全身麻酔を控えている方のなかで、いびきをかく習慣がある人は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を抱えている可能性があります。

SASが未診断のまま手術に臨むと、麻酔中や術後に深刻なトラブルが起きるリスクが高まるため、事前の確認が欠かせません。

いびきは「ただの寝息」ではなく、気道が狭くなっているサイン

いびきは、睡眠中に気道(のどの空気の通り道)が狭くなり、空気が通るときに周囲の組織が振動して発生します。軽いいびきであれば問題ないこともありますが、大きないびきや途中で呼吸が止まるような場合は、SASが疑われます。

SASは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする病気です。1時間あたり5回以上の無呼吸や低呼吸があると診断され、重症になると1時間に30回以上にのぼるケースもあります。

全身麻酔の手術を受ける患者のうちSAS有病率は一般人口よりも高い

手術を予定している患者さんのなかには、SASの有病率が一般の方よりもかなり高いことが複数の研究で示されています。ある調査では、手術前スクリーニングで約60%以上の患者にSASのリスクがあったと報告されました。

問題なのは、多くの方がSASに気づいていないまま手術を受けている点です。自覚症状として日中の強い眠気や起床時の頭痛がある方は、手術前に一度、医師に相談してみてください。

SASのリスクが高い方の特徴

リスク要因該当する例
肥満BMI 25以上(日本人基準)
首まわりが太い男性43cm以上、女性38cm以上
顎が小さい・後退している小顎症、下顎後退
年齢・性別40歳以上の男性に多い
高血圧の既往降圧薬を服用中

SASを放置したまま全身麻酔を受けると何が起こるのか

SASが未治療のまま全身麻酔にのぞむと、麻酔薬によって上気道の筋肉がさらに弛緩し、気道がつぶれやすくなります。健常者であれば問題にならない程度の筋弛緩でも、もともと気道が狭いSAS患者では閉塞が起きやすいのです。

そのため、麻酔導入時の気管挿管(のどにチューブを入れる処置)が困難になったり、術後に気道がふさがって低酸素状態に陥ったりする危険性が高まります。

事前にSASの有無を把握しておくと、麻酔科医が安全な麻酔計画を立てられるようになります。

全身麻酔中に睡眠時無呼吸症候群の患者の体内で生じる変化

全身麻酔薬は、SAS患者の気道にとって大きな負荷となります。麻酔中は意識だけでなく、のどの筋肉の緊張も失われるため、もともと気道が狭いSAS患者はとくに影響を受けやすい状態に置かれます。

麻酔薬が上気道の筋肉をゆるめて気道をつぶす

全身麻酔薬のプロポフォールや吸入麻酔薬は、上気道を開いた状態に保つ「オトガイ舌筋」などの筋活動を用量依存的に低下させます。

その結果、気道を押しつぶす力(臨界閉塞圧)が上昇し、気道の虚脱(つぶれること)が起こりやすくなります。

研究では、プロポフォールの麻酔深度が深くなるほど、上気道の虚脱性が段階的に増すことが確認されています。SAS患者は覚醒時でもこの閉塞圧が高いため、麻酔をかけるとさらに危険度が増すわけです。

鎮痛薬オピオイドが呼吸中枢を抑え、無呼吸を悪化させる

術中・術後に使われるオピオイド系鎮痛薬(モルヒネ、フェンタニルなど)は、脳の呼吸中枢に作用して呼吸を抑制します。SAS患者はオピオイドに対する感受性が高く、少量でも呼吸抑制が生じやすいことが知られています。

加えて、オピオイドは覚醒反応(無呼吸が生じたときに目覚めて呼吸を再開する反応)も鈍らせます。

通常の睡眠中なら「苦しい」と感じて目が覚めるところを、薬の影響でその防御反応が働きにくくなるのです。

筋弛緩薬が残存すると術後の気道閉塞リスクがさらに上がる

手術中に用いる筋弛緩薬(ロクロニウムなど)は、手術終了時に効果を打ち消す「拮抗薬」で回復させますが、完全に回復しない「残存筋弛緩」が問題になります。

残存筋弛緩があると、のどの筋力が十分に戻らず、抜管(チューブを抜くこと)後に気道がふさがるリスクが高まるでしょう。

近年では、客観的な筋弛緩モニタリングの使用や、従来の拮抗薬に代わるスガマデクスの活用が推奨されています。

麻酔関連薬SAS患者への主な影響
全身麻酔薬上気道筋の弛緩を増強し気道虚脱を招く
オピオイド鎮痛薬呼吸中枢を抑制し覚醒反応を鈍らせる
筋弛緩薬残存すると術後の気道開存性を低下させる
鎮静薬(ベンゾジアゼピン系)咽頭の虚脱性を高め無呼吸を助長する

術前検査でいびきや睡眠時無呼吸症候群を見逃さないためのスクリーニング

手術前にSASを発見するためのスクリーニング検査は、患者さんの安全を守るうえで極めて大切です。簡単な質問票で高リスク患者を拾い上げ、必要に応じて精密検査につなげると、麻酔中のトラブルを大幅に減らせます。

「STOP-Bangスコア」は世界中の術前スクリーニングで活用されている

STOP-Bangスコアは、手術を控えた患者さんに対してSASのリスクを評価するための質問票です。

8つの項目にイエスかノーで答えるだけの簡便な方法で、いびき(Snoring)、日中の眠気(Tiredness)、無呼吸の目撃(Observed apnea)、高血圧(Pressure)、BMI、年齢(Age)、首まわり(Neck)、性別(Gender)を評価します。

合計スコアが3以上で「SASの高リスク」と判定されます。このスコアは感度が高く、中等度から重度のSASを効率よくスクリーニングできるため、世界中の術前外来で広く使われている検査方法です。

術前にSASが疑われた場合に行う「睡眠ポリグラフ検査(PSG)」とは

STOP-Bangスコアなどで高リスクと判定された患者さんには、睡眠ポリグラフ検査(PSG)や簡易型の睡眠検査が勧められます。

PSGは一晩の睡眠中に脳波、呼吸、血中酸素濃度、心電図などを同時に記録する精密検査で、SASの確定診断に用いられるゴールドスタンダード(標準的な診断法)です。

手術までの時間的余裕がない場合は、自宅で行える簡易型モニター(携帯型睡眠検査)が代替手段として使われることもあります。

主な術前スクリーニング方法の比較

方法特徴所要時間
STOP-Bangスコア8項目の質問で高リスクを判定数分
簡易型睡眠検査自宅で実施可能な携帯型モニター一晩
睡眠ポリグラフ検査確定診断の標準検査一晩(医療機関)

術前スクリーニングの結果をどう麻酔計画に活かすのか

スクリーニングでSASの高リスクと判定された場合、麻酔科医は気道確保の準備を強化します。

具体的には、ビデオ喉頭鏡の準備、困難気道への対応チームの確保、術後の集中的なモニタリング計画などが含まれます。

SASの重症度に応じて、全身麻酔よりも局所麻酔や区域麻酔を選ぶ判断がされることもあります。術前の情報が充実しているほど、麻酔科医は患者さん一人ひとりに合った安全な麻酔法を選択できます。

睡眠時無呼吸症候群の患者は気管挿管が困難になりやすい

SAS患者は、全身麻酔の導入時に行う気管挿管が難しくなる傾向があります。研究によれば、中等度~重度のSAS患者は、SASのない方と比べて困難挿管のリスクが3~4倍高いと報告されています。

SASと困難気道には共通する解剖学的な特徴がある

SAS患者に多い首まわりの脂肪の沈着、下顎の後退、扁桃腺の肥大、舌の大きさといった解剖学的特徴は、気道が見えにくくチューブが入りにくい「困難気道」の予測因子と重なります。

ある前向き多施設研究では、中等度SAS患者のオッズ比は3.26倍、重度SAS患者では4.05倍であったと報告されています。

つまり、SASそのものが困難挿管の独立した危険因子として位置づけられているのです。

マスク換気も難しくなるケースがある

気管挿管だけでなく、麻酔導入時のマスク換気(顔にマスクを当てて人工的に呼吸させる方法)も困難になるときがあります。

首まわりが太い患者さんはとくにマスク換気が難しく、二人がかりでマスクを押さえる対応が求められる場面もあるかもしれません。

万が一「挿管もマスク換気もできない」という緊急事態に備え、麻酔科医は緊急気道確保器具(声門上デバイスや外科的気道確保のセット)を準備してから麻酔導入に臨みます。

事前にSASがわかっていれば対策を講じられる

SASの診断が術前についていれば、麻酔科医は十分な事前準備が可能です。頭部を高くした体位での麻酔導入、十分な酸素投与(プリオキシジェネーション)、ビデオ喉頭鏡の使用、そして完全覚醒後の抜管などが挙げられます。

逆にSASが見逃されたまま手術に臨むと、予期しない困難気道に直面し、対応が後手に回る恐れがあります。術前のスクリーニングが命を守る第一歩といえるでしょう。

困難気道のリスク因子SAS患者との関連
マランパチスコア高値舌が大きく口腔内の視野が狭い
頸部の可動域制限肥満による動きの制約
開口制限顎関節の問題を合併する場合あり
首まわり43cm以上SAS患者に高頻度

術後に起こりやすい合併症と睡眠時無呼吸症候群の深い関係

SAS患者は、術後の合併症リスクが高いことが複数の大規模研究で示されています。呼吸器系のトラブルだけでなく、心血管系の合併症やICU入室率の上昇など、全身に影響が及びます。

術後の呼吸器合併症は通常の患者よりも発生しやすい

SAS患者では、術後に酸素飽和度(SpO2)の低下、無呼吸・低呼吸の増加、そして気管再挿管が必要になるケースが報告されています。

とくに術後1~3日目が危険な時期とされており、この期間にはREM睡眠のリバウンド(手術中に抑えられていた深い睡眠が術後に一気に増える現象)が起き、無呼吸が悪化しやすくなります。

オピオイド鎮痛薬を使用している場合、呼吸抑制がさらに強まるため、持続的な酸素モニタリングが求められます。

心房細動や心筋障害など心血管系のリスクも高まる

無呼吸によるくり返しの低酸素血症は、交感神経の過剰な活性化を引き起こします。その結果、術後の心房細動(不整脈の一種)、心筋障害、脳卒中のリスクが上昇することがメタアナリシス(複数の研究をまとめた統計的分析)で報告されています。

未診断のSAS患者は、術前のリスク評価が不十分になりがちなため、循環器系の合併症が予想外に発生する場合があるのです。

SAS患者に多い術後合併症の種類と対策

合併症の種類主な対策
低酸素血症持続的パルスオキシメトリー監視
気管再挿管抜管前の完全覚醒確認
心房細動術後心電図モニタリング
呼吸抑制オピオイドの使用量を最小限にする
せん妄術後の早期離床と環境調整

未診断のSAS患者ほど術後合併症のリスクが高い

すでにSASの治療(CPAP療法など)を受けている患者さんは、適切な対策を講じたうえで手術に臨めるため、合併症リスクをある程度コントロールできます。一方で、未診断のまま手術を受けた患者さんは、術中・術後ともに無防備な状態になります。

ある大規模コホート研究では、未治療のSAS患者は心肺合併症の発生率が治療済みの患者に比べて有意に高かったと報告されています。だからこそ、術前のスクリーニングがいかに大切かがわかります。

手術を安全に受けるために睡眠時無呼吸症候群の患者ができる準備

SASと診断されている方が全身麻酔の手術を受ける場合、術前からいくつかの準備を行うと手術の安全性が高まります。患者さん自身が積極的に取り組めることも少なくありません。

CPAP療法を継続し、麻酔科医にSASの情報を正確に伝える

CPAP(持続陽圧呼吸療法)を使用している方は、手術直前まで使い続けることが推奨されています。CPAPの使用状況、設定圧、使用時間などを麻酔科医に伝えてください。

術前の診察で「いびきがある」「無呼吸を指摘されたことがある」といった情報も必ず申告しましょう。

麻酔科医がSASの情報を把握していれば、気道確保の方法や麻酔薬の選択、術後管理の方針を的確に調整できます。

減量や禁煙など生活習慣の見直しも手術の安全性を高める

肥満はSASの最大のリスク因子であり、気道確保の難易度にも直結します。手術までに少しでも体重を減らすことは、麻酔リスクの軽減に役立つでしょう。

加えて、喫煙は気道の炎症を引き起こし、術後の肺合併症リスクを高めるため、禁煙も大切な準備です。

飲酒についても、アルコールは上気道の筋緊張を低下させSASを悪化させるため、手術前は控えてください。

  • 手術の2~4週間前からCPAP療法の毎晩使用を習慣づける
  • 禁煙は手術の4週間以上前から開始するのが望ましい
  • 飲酒は手術の1週間前から控える
  • BMIの記録や首まわりの測定値を麻酔科医に伝える

術前の診察では「困ったこと」を遠慮なく伝えてほしい

麻酔科の術前外来では、日中の眠気がひどい、夜中に何度も目が覚める、朝起きたときに頭が痛いなどの症状があれば、率直に伝えてください。これらはSASの典型的な症状であり、スクリーニングにつながる貴重な情報です。

「たかがいびき」と思って伝えなかった結果、術中・術後に予期せぬ合併症に見舞われるケースを防ぐためにも、医師と患者さんの双方向のやりとりが欠かせません。

二度と不安を抱えたくない!いびきや無呼吸が気になる方は早めの受診を

「手術の予定はまだないから大丈夫」と思っている方も、日常的にいびきや無呼吸がある場合は、早めの受診をおすすめします。

SASは放置すると高血圧、心疾患、脳卒中など全身の健康に悪影響を及ぼすため、手術の有無にかかわらず治療する価値がある病気です。

  • 家族にいびきの大きさや呼吸停止を指摘されたことがある方
  • 日中に強い眠気を感じ、集中力の低下に悩んでいる方
  • 朝起きたときに口が渇いている、頭が重い方
  • 肥満や高血圧を指摘されている方

睡眠時無呼吸症候群の診断は「寝ている間の検査」で確定する

SASの確定診断には睡眠ポリグラフ検査が用いられます。医療機関に一泊して眠っている間にさまざまなセンサーで呼吸状態を記録する検査です。痛みはなく、普段どおりに眠るだけで完了します。

自宅で行える簡易型の検査もあるため、忙しい方でも受けやすくなっています。まずはかかりつけ医や呼吸器内科、睡眠外来に相談してみてください。

治療を受けておけば、将来手術が必要になったときにも安心できる

SASの治療を続けていれば、万が一手術が必要になった際に、術前情報が十分にそろった状態で臨めます。CPAP療法を日常的に行っている患者さんは、全身麻酔による呼吸トラブルのリスクを低減できることが報告されています。

いびきや無呼吸を放置せず、今のうちから対策を始めることが、将来の安全にもつながります。「自分には関係ない」と思わず、少しでも心当たりがあれば専門医に相談してみましょう。

SASの治療は生活の質を大きく改善する

CPAP療法を始めた患者さんの多くが、「日中の眠気がなくなった」「朝スッキリ起きられるようになった」と実感しています。治療は手術のためだけでなく、毎日の生活そのものを変えてくれるものです。

また、治療によって血圧のコントロールが改善したり、心血管リスクが低下したりする効果も期待できます。いびきで悩んでいるなら、一度検査を受けてみる価値は十分にあるでしょう。

よくある質問

Q
睡眠時無呼吸症候群の患者が全身麻酔を受ける際、通常よりも危険な理由は何ですか?
A

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんは、もともと上気道が狭く閉塞しやすい構造を持っています。全身麻酔薬はのどの筋肉をゆるめて気道をさらにつぶれやすくするため、SAS患者では気道閉塞のリスクが格段に高まります。

加えて、術中に使用するオピオイド鎮痛薬が呼吸中枢を抑制し、無呼吸をさらに悪化させます。術後もREM睡眠のリバウンドによって無呼吸が増加しやすく、心肺合併症の発生率が高くなります。

Q
睡眠時無呼吸症候群の術前スクリーニングにはどのような方法がありますか?
A

代表的なスクリーニング方法として「STOP-Bangスコア」があります。いびき、日中の眠気、無呼吸の目撃、高血圧、BMI、年齢、首まわり、性別の8項目を評価し、スコア3以上で高リスクと判定します。

高リスクと判定された場合は、睡眠ポリグラフ検査(PSG)や簡易型睡眠検査による精密検査が行われます。手術までの時間的制約がある場合でも、簡易検査であれば自宅で短期間に実施できます。

Q
睡眠時無呼吸症候群でCPAP治療を受けている方は手術前にどのような準備が必要ですか?
A

CPAP療法を受けている方は、手術の直前まで毎晩CPAPを使い続けることが推奨されています。手術当日もCPAPの機器を病院に持参し、術後の回復室でも使用できるようにしておくと安心です。

麻酔科の術前外来では、CPAPの設定圧、使用時間、日中の眠気の有無などを正確に伝えてください。麻酔科医がこれらの情報をもとに、安全な麻酔計画を立てられます。

Q
睡眠時無呼吸症候群の患者は全身麻酔ではなく局所麻酔を選んだほうが安全ですか?
A

手術の内容が許す場合は、全身麻酔よりも局所麻酔や区域麻酔(脊椎麻酔・硬膜外麻酔など)のほうがリスクを抑えられる傾向にあります。局所麻酔であれば、上気道の筋緊張が保たれ、呼吸への影響が少なくて済むためです。

ただし、すべての手術で局所麻酔が適用できるわけではなく、手術の種類や患者さんの状態によって麻酔科医が総合的に判断します。全身麻酔が必要な場合でも、SASの情報が事前にあれば安全策を十分に講じることが可能です。

Q
睡眠時無呼吸症候群が未診断のまま手術を受けた場合にどのようなリスクがありますか?
A

SASが未診断のまま全身麻酔の手術を受けると、麻酔科医が気道管理上のリスクを想定しないまま手術に臨むことになります。

予期しない困難挿管や、術後の低酸素血症、不整脈、さらには気管再挿管が必要になるケースが報告されています。

大規模研究では、未治療のSAS患者は術後の心肺合併症発生率が有意に高いとされています。こうしたリスクを避けるためにも、手術前に「いびきがひどい」「日中眠い」などの症状がある方は、担当医に伝えることが大切です。

参考にした文献