「最近、異常にのどが渇く」「トイレに行く回数が明らかに増えた」と感じていませんか。

水分をたくさん摂り、尿の量や回数が増える「多飲・多尿」は、一時的なものであれば心配ないこともありますが、何らかの病気が隠れているサインかもしれません。

この記事では、多飲・多尿を引き起こす可能性のある主な6つの原因について、それぞれの特徴や関連する症状を詳しく解説します。

最も多い原因【糖尿病】とのどの渇き

多飲・多尿の症状で医療機関を訪れる方の中で、最も頻繁に見られる原因が糖尿病です。

特に、これまで健康診断などで血糖値の高さを指摘されたことがない方でも、糖尿病が潜んでいる可能性があります。なぜ糖尿病になると、のどが渇き、尿が増えるのでしょうか。

なぜ糖尿病で喉が渇くのか

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が慢性的に高くなる病気です。血糖値が非常に高くなると、血液の浸透圧が上昇します。人間の体は、血液の濃度を一定に保とうとする働きを持っています。

そのため、脳にある口渇中枢が刺激され、「のどが渇いた」という強い信号を発します。これは、水分を補給して血液を薄め、正常な濃度に戻そうとする体の防御反応なのです。

血糖値と尿量の関係

通常、腎臓は血液をろ過して尿を作る際に、体に必要なブドウ糖を再吸収して血液中に戻します。

しかし、血糖値がある一定のレベル(一般的に160~180mg/dL)を超えると、腎臓の再吸収能力の限界を超えてしまいます。再吸収しきれなかったブドウ糖は、尿の中に排出されます。

このとき、ブドウ糖は水分を一緒に引き連れて排出される性質(浸透圧利尿)があるため、尿の量が著しく増加します。

尿として大量の水分が失われるため、体は脱水状態に傾き、さらに強いのどの渇きを感じるという悪循環に陥ります。

血糖値上昇に伴う体の変化

体の状態主な現象結果として現れる症状
高血糖血液中のブドウ糖濃度が異常に高くなる。血液がドロドロになり、浸透圧が上昇する。
腎臓の働き尿へのブドウ糖の排出量が増加する(尿糖)。浸透圧利尿により尿量が増える(多尿)。
脱水傾向体内の水分が尿として大量に失われる。強いのどの渇きを感じる(多飲)。

糖尿病が疑われるその他のサイン

多飲・多尿のほかにも、糖尿病が進行すると様々なサインが現れます。これらの症状が複数当てはまる場合は、注意が必要です。

  • 体重の減少(食べているのに痩せる)
  • 全身の倦怠感、疲れやすさ
  • 視力のかすみ、見えにくさ
  • 手足のしびれや痛み
  • 傷が治りにくい

放置するリスクと早期発見の重要性

高血糖の状態を放置すると、全身の血管が傷つき、重大な合併症を引き起こす危険性が高まります。特に「三大合併症」と呼ばれる網膜症、腎症、神経障害は、生活の質を大きく損なう可能性があります。

多飲・多尿は、体が発している重要な警告サインです。早期に気づき、適切な対応を始めることが、将来の健康を守る上で非常に重要です。

もし症状に心当たりがあれば、決して軽視せず、医療機関に相談することを検討してください。

糖尿病の三大合併症

合併症主な症状・リスク影響
網膜症視力低下、かすみ目。進行すると失明の可能性。視覚に深刻な障害をもたらす。
腎症むくみ、タンパク尿。進行すると腎不全となり人工透析が必要になる。腎臓の機能が失われる。
神経障害手足のしびれ、痛み、感覚の麻痺。立ちくらみや排尿障害も。体の様々な機能に影響を及ぼす。

腎臓の機能に関わる【中枢性尿崩症・腎性尿崩症】

糖尿病と並んで多飲・多尿の原因となる病気に「尿崩症(にょうほうしょう)」があります。名前は糖尿病に似ていますが、血糖値は正常で、全く異なる原因で発症します。

尿崩症は、尿の量を調節するホルモンの異常によって起こります。

ホルモン異常が原因の中枢性尿崩症

私たちの体では、脳の下垂体後葉という部分から「抗利尿ホルモン(バソプレシン)」が分泌されています。このホルモンは、腎臓に働きかけて水分を再吸収させ、尿を濃縮して量を減らす役割を担っています。

中枢性尿崩症は、脳腫瘍や頭部の外傷、手術などが原因で、この抗利尿ホルモンの分泌が不足する状態です。

ホルモンの分泌が減るため、腎臓での水分再吸収がうまくいかず、薄い尿が大量に作られてしまいます。

腎臓の反応低下による腎性尿崩症

一方、腎性尿崩症は、抗利尿ホルモンの分泌量は正常であるにもかかわらず、ホルモンが作用する腎臓(尿細管)側がうまく反応できなくなっている状態です。

遺伝的な要因や、特定の薬剤(リチウムなど)の長期服用、腎臓自体の病気などが原因となります。

ホルモンは十分にあるのに、その指令を受け取る側が機能しないため、結果として中枢性尿崩症と同じように大量の薄い尿が排出されます。

尿崩症における尿の特徴

尿崩症の最大の特徴は、色がほとんどなく、水のように薄い尿が大量に出ることです。

尿の比重や浸透圧が著しく低くなります。糖尿病の尿は糖を含んでいるため、ある程度の「重さ」がありますが、尿崩症の尿には糖が含まれていないため、非常に軽いのが特徴です。

糖尿病の尿と尿崩症の尿の違い

項目糖尿病尿崩症
尿糖陽性(+)陰性(-)
尿比重高い傾向にある著しく低い(水に近い)
尿の色比較的濃いこともある無色透明に近い

糖尿病との見分け方

多飲・多尿という症状は共通していますが、原因は全く異なります。医療機関では、血液検査で血糖値や電解質濃度を測定し、尿検査で尿糖の有無や尿比重を調べることで、両者を鑑別します。

尿崩症が疑われる場合は、さらに「水制限試験」やホルモンの負荷試験といった専門的な検査を行い、診断を確定します。

のどの渇きが非常に強く、水を飲んでもすぐにまたトイレに行きたくなる、特に夜間の尿量が多いといった場合は、尿崩症の可能性も考えられます。

精神的な要因が背景にある【心因性多飲症】

多飲・多尿の原因は、必ずしも身体的な病気だけとは限りません。精神的なストレスや不安が引き金となって、無意識のうちに大量の水分を摂取してしまう「心因性多飲症」という状態もあります。

水分摂取がやめられない心理

心因性多飲症は、強い精神的ストレスや不安感、孤独感などを和らげるための行動として、水を飲むことが習慣化してしまう状態です。

水を飲むという行為そのものが、一時的な安心感や口寂しさを紛らわす手段となっていることがあります。体の生理的な渇きではなく、精神的な渇きを潤すために水分を過剰に摂取してしまうのです。

統合失調症などの精神疾患に伴って見られることもありますが、そうした特定の診断がなくても、強いストレス下にいる人なら誰にでも起こりえます。

他の原因との違い

糖尿病や尿崩症は、体内の異常によって「のどが渇くから飲む」という生理的な反応です。一方、心因性多飲症は「飲みたいから飲む」という心理的な欲求が先行します。

そのため、夜間眠っている間は飲水行動が止まり、尿意で目覚めることが少ない、という特徴が見られることがあります。

ただし、日中の水分摂取量が極端に多いため、結果として夜間にもトイレに起きる場合もあり、一概には言えません。

身体的な病気との主な違い

項目糖尿病・尿崩症心因性多飲症
飲水のきっかけ生理的な渇き(体が水分を欲する)心理的な欲求(不安や口寂しさ)
血液検査血糖値や電解質に異常が見られることがある初期は正常だが、進行すると低ナトリウム血症に
夜間の飲水渇きで目覚め、水を飲むことが多い睡眠中は飲水しない傾向がある

体に及ぼす影響と水中毒のリスク

過剰な水分摂取が続くと、体の電解質バランスが崩れ、特に血液中のナトリウム濃度が低下する「低ナトリウム血症」を引き起こす危険があります。

これは一般に「水中毒」と呼ばれる状態で、軽度の場合は倦怠感や頭痛、吐き気などの症状ですが、重症化すると意識障害やけいれん発作を起こし、命に関わることもあります。

健康のためと思って水をたくさん飲んでいるつもりが、かえって体を危険にさらす可能性があるのです。

専門家への相談の必要性

心因性多飲症は、背景に精神的な問題が隠れていることが多いため、内科的な検査で異常が見つからない場合、精神科や心療内科での相談が必要です。

行動療法やカウンセリングを通じて、水分摂取の背景にあるストレスや不安の原因を探り、対処法を見つけていくことが治療の基本となります。

ご自身の水分摂取行動に疑問を感じたら、一人で抱え込まずに専門家に相談することが大切です。

血液中のカルシウム濃度が関わる【高カルシウム血症】

あまり知られていませんが、血液中のカルシウム濃度が高くなる「高カルシウム血症」も、多飲・多尿の原因となることがあります。

カルシウムは骨や歯を構成する重要なミネラルですが、血液中の濃度が過剰になると、体に様々な影響を及ぼします。

カルシウムと尿量の意外な関係

血液中のカルシウム濃度が高くなると、腎臓の尿細管での水の再吸収を妨げる作用があります。これは、抗利尿ホルモン(バソプレシン)に対する腎臓の反応性を低下させるためと考えられています。

その結果、腎性尿崩症に似た状態となり、尿量が増加します。また、カルシウム自体が利尿作用を持つため、腎臓から過剰なカルシウムを排出しようとする働きも、尿量を増やす一因となります。

尿量が増えれば、体は脱水状態になり、のどの渇き(多飲)につながります。

主な原因となる病気

高カルシウム血症を引き起こす原因として最も多いのは、副甲状腺(上皮小体)の機能が過剰になる「副甲状腺機能亢進症」です。

副甲状腺は、血液中のカルシウム濃度を調節するホルモンを分泌しており、このホルモンが過剰になると骨からカルシウムが溶け出し、血中濃度が上昇します。

その他、悪性腫瘍(がん)が骨に転移したり、がん細胞自体がカルシウム濃度を上げる物質を産生したりすることも原因となります。

  • 原発性副甲状腺機能亢進症
  • 悪性腫瘍(肺がん、乳がん、多発性骨髄腫など)
  • ビタミンDの過剰摂取
  • 特定の薬剤(サイアザイド系利尿薬など)

多飲・多尿以外の症状

高カルシウム血症では、多飲・多尿以外にも多彩な症状が現れる可能性があります。これらの症状は非特異的で、見過ごされやすいものも含まれます。

高カルシウム血症でみられる主な症状

系統主な症状補足
消化器系食欲不振、吐き気、嘔吐、便秘胃酸の分泌が過剰になることもある。
精神・神経系倦怠感、集中力低下、抑うつ、意識障害重症化すると昏睡状態に陥ることも。
腎・泌尿器系多飲、多尿、尿路結石、腎機能障害腎臓にカルシウムが沈着することが原因。

診断と検査の流れ

多飲・多尿の症状があり、血液検査で高カルシウム血症が確認された場合、その原因を特定するための追加検査を行います。

副甲状腺ホルモンの測定や、超音波検査、CT検査などで副甲状腺の腫大や腫瘍の有無を調べます。

原因疾患を特定し、その治療を行うことが、高カルシウム血症とそれに伴う多飲・多尿を改善するための鍵となります。

薬の副作用として現れる【薬剤性多尿】

現在服用している薬が、多飲・多尿の原因となっている可能性もあります。

これを「薬剤性多尿」と呼びます。特定の薬には、尿量を増やす作用を持つものがあり、治療のために必要な薬が、意図せずして多尿を引き起こすことがあるのです。

原因となりうる主な薬剤の種類

多尿を引き起こす可能性のある薬剤は様々です。代表的なものには、血圧を下げるための利尿薬や、精神疾患の治療に用いる薬、喘息の治療薬などがあります。

多尿を引き起こす可能性のある薬剤

薬剤の種類主な用途多尿を引き起こす理由
利尿薬高血圧、心不全、むくみ腎臓での塩分と水分の再吸収を抑制し、尿量を直接増やす。
リチウム製剤双極性障害(躁うつ病)腎臓の抗利尿ホルモンへの反応を低下させ、腎性尿崩症を引き起こす。
SGLT2阻害薬糖尿病尿中に糖を排出させることで血糖値を下げるため、浸透圧利尿により尿量が増える。

薬が尿量を増やす仕組み

薬が尿量を増やす仕組みは、その種類によって異なります。

例えば、高血圧の治療に使うループ利尿薬やサイアザイド系利尿薬は、腎臓に直接作用して塩分(ナトリウム)と水分の再吸収を抑え、尿量を増やします。

双極性障害の治療薬であるリチウムは、長期間服用すると腎臓が抗利尿ホルモンに反応しにくくなる「腎性尿崩症」の状態を引き起こすことがあります。

また、新しいタイプの糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬は、尿中に糖を排出させることで効果を発揮するため、副作用として尿量が増加します。

自己判断で服薬を中止する危険性

「薬のせいでトイレが近いから」といって、ご自身の判断で薬の服用を中止したり、量を減らしたりすることは絶対に避けてください。

それらの薬は、高血圧や心不全、糖尿病といった元の病気をコントロールするために非常に重要な役割を担っています。服薬を中断することで、元の病気が悪化し、より深刻な事態を招く危険性があります。

多尿はあくまで副作用であり、治療効果という主作用の裏返しでもあるのです。

医師や薬剤師への相談方法

多飲・多尿の症状が生活に支障をきたすほどつらい場合は、我慢せずに薬を処方した医師や、かかりつけの薬剤師に相談してください。

症状の程度や元の病気の状態を考慮した上で、薬の種類の変更や量の調整、あるいは副作用を和らげるための対策を検討してもらえます。

いつから、どの程度の症状があるのかを具体的に伝えることが大切です。

腎臓の機能低下が引き起こす【慢性腎臓病】

腎臓は、体内の老廃物を排出し、水分や電解質のバランスを保つ重要な臓器です。この腎臓の機能が長期間にわたって低下していく状態が「慢性腎臓病(CKD)」です。

意外に思われるかもしれませんが、慢性腎臓病の初期から中期にかけて、尿量が増える「多尿」が見られることがあります。

病気の進行と尿の変化

腎臓の機能が低下すると、尿を作る能力にも変化が生じます。健康な腎臓は、体の状態に合わせて尿を濃縮したり希釈したりして、尿量を適切に調節しています。

しかし、慢性腎臓病が進行すると、この尿を濃縮する能力が早期に失われていきます。

腎機能低下のステージ(目安)

ステージ腎機能(eGFR)主な状態と症状
G1-G260以上腎機能は正常か軽度低下。自覚症状はほとんどない。
G330~59腎機能が中等度低下。夜間尿や多尿が見られ始めることがある。
G4-G530未満腎機能が高度低下~末期腎不全。多尿から乏尿・無尿へ移行する。

尿を濃縮する力の低下

腎機能が低下すると、老廃物を効率よく排出するために、より多くの水分を使って薄い尿をたくさん作らなければならなくなります。

特に、夜間に作られる尿を濃縮する力が衰えるため、夜中に何度もトイレに起きる「夜間頻尿」が初期のサインとして現れることが多いです。

日中の活動量が減り、横になる時間が増えると、下半身に溜まっていた水分が血管内に戻り、腎臓を通過する血液量が増えることも、夜間尿が増える一因です。

多尿期から乏尿期への移行

慢性腎臓病がさらに進行し、末期腎不全に近づくと、状況は一変します。

腎臓が尿そのものを作り出す能力を失い、尿量が著しく減少する「乏尿(ぼうにょう)」や、尿が全く出なくなる「無尿(むにょう)」の状態に移行します。

この段階になると、体内に水分や老廃物が蓄積し、むくみや高血圧、倦怠感などが顕著になり、人工透析や腎移植といった腎代替療法が必要になります。

多尿は、腎臓がまだ懸命に働こうとしているサインとも言えますが、それは同時に機能が低下している証拠でもあるのです。

早期発見のための検査とは

慢性腎臓病は「沈黙の臓器」と言われる腎臓の病気であり、かなり進行するまで自覚症状が現れにくいのが特徴です。多尿や夜間頻尿といったサインに気づくことが、早期発見のきっかけになり得ます。

健康診断などで行われる尿検査や血液検査は、腎臓の状態を知るための重要な手がかりとなります。

  • 尿検査(タンパク尿、血尿の有無)
  • 血液検査(血清クレアチニン値を基に算出するeGFR)

これらの検査で異常を指摘された場合は、放置せずに内科や腎臓内科を受診し、詳しい状態を調べてもらうことが重要です。

よくある質問

ここでは、多飲・多尿に関して多くの方が抱く疑問についてお答えします。

Q
どれくらいの量から多飲・多尿と考えますか?
A

明確な定義はありませんが、一般的に1日の飲水量が3リットル以上、尿量が3リットル以上(または体重1kgあたり40~50mL以上)の状態が続く場合に、それぞれ多飲、多尿を疑います。

例えば、体重60kgの人であれば、尿量が2.4~3.0リットルを超える場合が一つの目安です。ただし、これはあくまで目安であり、気温や運動量によって水分摂取量や尿量は変動します。

「以前と比べて明らかに量が増えた」という自覚が重要です。

Q
何科を受診すればよいですか?
A

多飲・多尿の原因は多岐にわたるため、まずはかかりつけ医、もしくはお近くの内科や総合内科を受診するのが一般的です。

問診や初期の検査(血液検査、尿検査)を通じて、原因の方向性を探り、必要に応じて専門の診療科を紹介してもらえます。

考えられる原因と対応する診療科

考えられる原因主な診療科補足
糖尿病内科、糖尿病内科、内分泌内科最も頻度が高く、まずは内科で相談するのが良い。
尿崩症、高カルシウム血症内分泌内科ホルモンや代謝の異常を専門とする。
心因性多飲症精神科、心療内科身体的な異常がない場合に検討する。
慢性腎臓病腎臓内科、内科尿検査や血液検査での異常がきっかけとなる。
Q
子供でも多飲・多尿になりますか?
A

はい、子供でも多飲・多尿になることがあります。原因としては、大人と同様に1型糖尿病や尿崩症などが考えられます。

特に、急に飲み物をたくさん欲しがるようになった、おねしょが急に始まった・増えた、体重が減ってきた、といった変化が見られた場合は、小児科を早めに受診してください。

Q
一時的なものであれば心配ないですか?
A

暑い日に汗をたくさんかいた後や、塩辛い食事を摂った後などに一時的にのどが渇き、水分を多く摂ることは誰にでもあります。

このような原因がはっきりしている一過性のものは、通常心配ありません。

しかし、特に思い当たる理由がないのに多飲・多尿の状態が何日も続く場合や、他の症状(体重減少、倦怠感など)を伴う場合は、何らかの病気が隠れているサインかもしれません。

ご自身の体の変化に注意を払い、不安が続くようであれば医療機関に相談することをお勧めします。

以上

参考にした論文

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