血糖値をこまめにチェックすることは糖尿病の治療や合併症の予防に向けて欠かせない取り組みです。
MARDという指標を用いると血糖値測定器の正確性を客観的に把握しやすくなり、器具選びに迷う方の目安にもなります。
本記事ではMARDの基礎知識から血糖値測定器を選ぶ際の着目ポイントまでを詳しく解説します。
MARDスコアとは何か
血糖値測定の正確性を測るときに見逃せないキーワードとしてMARDが存在します。
ここではMARDの意味やその背景を解説し、正確性の指標としてなぜ注目されるのかを説明します。
MARDの基本的な意味
MARDはMean Absolute Relative Differenceの頭文字を取った呼び名です。血糖値を測定するとき、実際の血糖値(参照値)と測定機器の数値との誤差を相対的に見て平均化したものです。
例えば測定した値が常に参照値に対してどの程度ズレがあるかを数値化しやすいため血糖測定の正確性を表す指標として医療現場で用いられています。
数値が低いほど、実際の血糖値に近い結果を得られる測定器と捉えられます。
血糖値と誤差の捉え方
血糖値は体調や食事内容、運動、ストレスなど多岐にわたる要因で上下します。計測タイミングによっても値が変わりやすく、一瞬の測定だけで正しい状態を把握するのは難しいです。
そこでMARDのような指標を活用すると複数の計測結果をまとめて分析し、どの程度の範囲で誤差が出る傾向にあるかを把握しやすくなります。
MARDが重視される背景
従来から医療機関では血糖値測定器のデータと研究室レベルの参照値の間に生じる誤差を注目してきました。
しかし実際に自宅や外出先で使用する段階では測定状況が変動しやすく、複数回の測定結果の平均的なズレを捉える指標が便利です。
そこで、点ではなく幅を捉える考え方が行われるようになり、MARD値が着目されています。
MARDを理解するメリット
MARDを理解すると下記のようなメリットが期待できます。
- 血糖値測定器の誤差を客観的に比較しやすい
- 正確性を意識して測定器を選ぶことにつながる
- 日々の血糖管理の精度向上につながる
- 医療従事者との情報共有がスムーズになる
血糖測定器の評価項目の一例
項目 | 内容 |
---|---|
MARD値 | 測定器の誤差を平均的に示す |
見やすさ | 画面の大きさや文字の読みやすさ |
使いやすさ | ボタン配置や採血のしやすさ |
ランニングコスト | 試験紙やセンサーの費用など |
データ管理機能 | 記録やデータ転送の仕組み |
MARDを他の評価項目と併せて捉えることで総合的に自分に合った測定器を選ぶ手がかりが増えます。
血糖値測定器の基礎
ここでは血糖値を測る主な方法や測定器のタイプ、その原理などを押さえておきたいポイントを説明します。
種類による利点や注意点を理解すると、測定器選びがしやすくなります。
血糖値測定器の主な種類
血糖値を測る装置は大きく分けると「自己血糖測定(SMBG)を行う簡易機器」と「持続的血糖測定(CGM)を行うデバイス」があります。
SMBGは指先などから血液を少量採取して測定器に読み込ませる形式が一般的です。一方でCGMは腕などに装着したセンサーで連続的に血糖値を推定し、短時間ごとに数値を表示します。
SMBGとCGMの違い
SMBGは1日数回程度の測定が主流ですが、その都度指先に針を刺して血液を採取する必要があります。
CGMはリアルタイムで血糖値の変動を追いかけられますが、センサーの装着期間や保険適用の有無などの要素も考慮が必要です。
MARDの観点ではCGMのほうがデータ数が多いため、誤差を把握しやすいという特徴があります。
SMBGとCGMの特徴一覧
項目 | SMBG | CGM |
---|---|---|
測定頻度 | 1日数回測定が一般的 | 数分〜数時間おきに自動測定 |
費用面 | 本体価格や試験紙代が必要 | センサー代や本体の維持費がかかる |
操作性 | 指先からの採血が必要 | 皮下にセンサーを装着して自動測定 |
データの連続性 | 点での測定結果 | 連続的な推移を確認できる |
MARDとの相性 | 個々の測定結果との比較が主流 | 継続的なデータで誤差を把握しやすい |
血糖値測定原理のポイント
血糖値測定器は採血や間質液のグルコース量を電気化学的に検知する方式が一般的です。
血液中のブドウ糖が試薬と反応すると電子が放出され、その電流量からグルコース濃度を求めます。ただし、外気温や湿度、皮膚の状態なども誤差の原因となります。
日常生活における測定の注意点
血糖値測定は朝起きてすぐの空腹時や食後などタイミング別で異なる傾向を確認することが大切です。また、指先を強く押しすぎると血液ではなく組織液が混ざり、数値が変わりやすくなります。
誤差を最小化するために、正しい採血方法を身につけることが望ましいです。
- 指先を清潔に保つ
- 適切な穿刺器具で、ほどよい深さで採血する
- 採血前に十分に手を温めて血行を良くする
- ストリップやセンサーの使用期限や保管方法に留意する
血糖値測定の重要性
血糖値測定は糖尿病やその予備群の人々だけでなく、日頃の健康維持を考えるうえで重要な行動です。
ここでは血糖値を管理することがどのように体調管理や合併症予防につながるのかをお伝えします。
糖尿病管理の基本
糖尿病は血糖値が慢性的に高い状態を指します。放置すると合併症を招くリスクが高まり、視力障害や腎臓障害、末梢神経障害など多角的に健康を脅かします。
定期的に血糖値を測ると生活習慣の問題点を早期に発見しやすくなり、医師のアドバイスに合わせて食事や運動をコントロールしやすくなります。
糖尿病における管理の主な柱
管理項目 | 内容 |
---|---|
血糖値管理 | 定期的な測定で高血糖や低血糖を早期発見 |
食事バランス | カロリー配分や栄養バランス、食事回数の調整 |
運動習慣 | 有酸素運動や筋力トレーニングの導入 |
薬物療法 | インスリン注射や経口薬の正しい使用 |
生活習慣全般 | 禁煙や十分な睡眠など総合的な健康管理 |
糖尿病予備群への警鐘
糖尿病予備群は血糖値が境界領域にある状態を指し、放っておくと糖尿病へ移行する可能性が高いです。
早い段階で血糖値変動を把握し、MARD値の低い測定器で精度の高い管理を続けると予防効果が見込まれます。
合併症予防のための継続管理
糖尿病の怖さは高血糖状態が長期にわたることで血管が損傷し、多様な合併症が起こりうる点です。
血糖値を持続的にチェックすると徐々に悪化する傾向を早い段階で察知し、医療的対応や生活改善を行いやすくなります。
自己管理の一助としての血糖測定
血糖値測定は日常生活の中で自分の体調を把握するうえで有効な方法です。特に以下のようなメリットがあります。
- 客観的な数値で体調を理解できる
- 医師とのやりとりで説得力が増す
- 食事や運動に関するモチベーションが高まりやすい
- 習慣化しやすい
MARDスコアを使った精度評価の方法
測定器の性能をチェックするときに用いる方法としてMARD値を計算し、複数の測定デバイスを比較するやり方が普及しています。
ここではその計算手順や評価の基準を紹介しながら、測定器選びの参考になるポイントを挙げます。
MARD値の算出フロー
MARD値を出すときは同じ被検者から得た参照値(ラボでの測定など)と血糖値測定器の値を比較し、絶対的な相対誤差を平均化します。
各データごとに|(測定値 – 参照値) / 参照値| ×100(%)を求め、それらの平均値がMARD値です。
MARDスコアの計算例
計測回数 | 参照値(mg/dL) | 測定値(mg/dL) | 相対誤差 (%) |
---|---|---|---|
1 | 100 | 98 | |98 – 100| / 100 ×100=2.0 |
2 | 120 | 123 | |123 – 120| /120×100=2.5 |
3 | 140 | 135 | |135 – 140| /140×100=3.6 |
平均 | – | – | (2.0+2.5+3.6)/3=2.7 |
上記のように数回の測定結果から相対誤差を計算し、それを平均化するとMARD値が求まります。
2.7%という結果であれば、測定値が全体的に参照値と近い傾向にあると判断できます。
血糖値の範囲別に見るMARDの傾向
血糖値が低い領域(低血糖近く)や高い領域(高血糖)のときは誤差が大きくなる可能性があります。つまり、MARD値は血糖値の範囲によって変わりやすいです。
特に低血糖症状が出やすい人は低血糖領域での誤差を小さく抑えられる測定器を選ぶことが望ましいです。
- 低血糖付近での誤差
- 正常〜軽度高血糖付近での誤差
- 高血糖域での誤差
MARD以外の評価指標
MARD以外にも、MAD(Mean Absolute Difference)やMAE(Mean Absolute Error)など、誤差を示す指標があります。しかし日常で比較されることが多いのは、血糖値の変化を相対的に見やすいMARDです。絶対的な誤差よりも、相対的なズレを測るほうが、様々な血糖値レンジに対応しやすいと考えられます。
精度評価に用いられる代表的な指標
指標 | 説明 |
---|---|
MARD | 相対誤差の平均値 |
MAD | 絶対誤差の平均値 |
MAE | 実測値と予測値の差の平均値 |
Clarke Error Grid | 臨床的に許容できる誤差範囲を区分して評価 |
どの程度のMARDが目安か
一般的には10%前後のMARDであれば日常使用において問題が少ないと見なすケースが多いです。5%台などさらに低い値の機器であれば、より信頼度が高いという印象を持つ人もいます。
ただし、個々の体質や血糖変動の幅によっても異なるため、あくまでひとつの目安です。
各種測定方式とMARDスコアの比較
測定器によっては、技術やセンサー方式が異なるためにMARD値が変わります。ここでは、代表的な測定方式とMARD値の関連を比較しながら、それぞれの特徴を紹介します。
酵素電極式のSMBG
一般的に使用されるSMBGは酵素電極式を採用するものが多いです。酵素がブドウ糖を酸化したときに発生する電流を測る方式で、精度が高いものが増えてきています。
短い時間で結果が出るため、忙しい時でも使いやすいタイプと言えます。
SMBG酵素電極式とMARD
測定方式 | 平均的なMARD値(参考) | 特徴 |
---|---|---|
酵素電極式SMBG | 5〜10%台 | 取り扱いが簡易的で、信頼性も高め |
このような範囲を示すSMBGが多いです。ただし、使用環境や正しい採血方法によっても数値は変わるため注意が必要です。
光学式や蛍光センサー式のCGM
CGMの場合は光学センサーや蛍光センサーを使って血糖値を推定する方式が増えています。皮下組織液のブドウ糖濃度を測り、短いスパンで数値を表示し続ける仕組みです。
一般的にSMBGよりも頻回にデータが取れる分、MARDの解析データも豊富に得られます。
- 光学センサーは皮下組織液中のブドウ糖濃度を光の吸収や反射から算出
- 蛍光センサーは蛍光物質がブドウ糖と反応するときの強度変化を検知
電気化学式とCGMとの違い
電気化学式もCGMに導入される場合があります。皮下に細い電極を刺して微弱な電流変化を計測し、連続的に血糖値を推定します。
いずれにしてもCGMでは短い時間間隔で測定が行われるため、結果にノイズやタイムラグが生じることがある点を理解しておく必要があります。
CGMの主な技術とMARDの目安
CGM方式 | 平均的なMARD値(参考) | 特徴 |
---|---|---|
光学式 | 8〜15%前後 | 皮膚の状態に影響を受けやすい |
蛍光センサー式 | 7〜12%前後 | 酵素劣化やセンサー管理に注意 |
電気化学式 | 9〜14%前後 | 連続的な測定だが定期的な較正が必要 |
上記は研究データやユーザー報告に基づく目安ですが、機器メーカーや個人差によって数値が変動します。
CGMのメリットは大まかな血糖変動を把握しやすい点にあり、MARDを低く抑えられる機器が増えてきています。
MARDスコアと実用面の両立
MARDが非常に低い測定器でもコストや操作性の問題が大きいものもあります。測定の安定性と使いやすさを総合的に比較し、自分に合った方式を選ぶことが大切です。
- 日常で何回測定したいか
- 保険適用の範囲
- 機器の装着や測定時の痛みに対する許容度
- データ管理方法
血糖値測定器選択の考え方
ここからは血糖値測定器を実際に選ぶときに考慮したいポイントをまとめます。MARDスコアが低いだけでなく、継続的に使用しやすいかどうかも見極めたいところです。
MARD値の確認と比較
まずはメーカーや販売元の公式情報、あるいはユーザーからの報告データなどを調べ、MARD値のおおよその範囲を把握すると良いです。
各製品の平均的なMARDを比較すると、どの程度の正確性が期待できるかがイメージしやすくなります。
測定器の仕様比較例
製品名 | SMBG/CGM | 平均MARD値 | 維持費 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
A社の機器 | SMBG | 約6% | 試験紙が月○○円 | シンプル操作 |
B社の機器 | CGM | 約9% | センサーが月○○円 | 連続測定が可能 |
C社の機器 | SMBG | 約8% | 試験紙が月○○円 | 音声ガイドあり |
D社の機器 | CGM | 約7% | センサーが月○○円 | アプリ連動が充実 |
実際には各メーカーが公表する試験環境下でのデータや、外部研究機関による検証結果などを調べると信頼度が上がります。
日常使用時の快適さ
血糖値測定は短期間で終わるものではなく、長い期間にわたるルーティンワークになります。従ってMARD値だけでなく、以下の点も含めて総合評価が重要です。
- 計測時間の短さ
- センサーや試験紙の交換頻度
- 本体や付属品のサイズ、携帯性
- バッテリーや消耗部品の有無
快適な血糖値測定のための条件
観点 | 具体例 |
---|---|
時間効率 | 数値表示まで数秒で終わるなど |
測定痛の軽減 | 穿刺深度を細かく調整できる器具 |
メンテナンス | センサー交換や電池交換の手間 |
データ転送 | スマートフォンアプリとの連携 |
価格と継続コスト
血糖値測定器には本体価格だけでなく、試験紙やセンサーなどのランニングコストがかかります。特にCGMはセンサー代が高めになりやすいため、保険適用の有無や自己負担額をしっかりと確認したいです。
MARD値がわずかに優れていても、毎月の出費が大きいと継続が難しくなる可能性もあります。
- 保険適用範囲
- 自己負担額
- 月々の交換部品費
医療機関でのサポート
血糖値測定器を選ぶときは主治医や看護師など医療従事者からの提案やサポートが期待できるかどうかも大切です。
適切な機器を紹介してもらうほうが、購入後のトラブルや使い方の不安を解消しやすくなります。
MARDスコアと日常管理
血糖値測定器の精度を象徴するMARDスコアは選択時に見るだけでなく、実際に使用する中でも役立ちます。
ここでは日常での血糖管理や生活習慣にMARD値をどう活かしていくかを考えます。
血糖値変動の把握にMARDを活用
MARD値が低い測定器は高いものと比べて血糖値の変化をより実態に近い形で捉えやすいです。
特にCGMを使う場合はリアルタイムで数値をモニタリングしやすいため、低血糖や高血糖のサインを早めに察知できる可能性が上がります。
- 食後の急激な血糖上昇
- 運動後の血糖低下
- 就寝時や起床時の血糖状態
医師と共有するときの便利さ
自己測定のデータは医療機関での診察において重要な参考資料です。
MARDが低い機器の方が医師側から見ても日常の測定結果と検査値との整合性がとりやすいため、適切な治療方針を立てやすくなります。
連続測定データをグラフ化して持参する人も多く、役立つ情報源となります。
データ共有で気をつけたい項目
項目 | 注意点 |
---|---|
測定時間 | 食後何分後のデータか等を明確にする |
測定環境 | 運動後や入浴後など特殊状況をメモする |
アプリやソフトの使用 | グラフ化ツールや連携機能を活用する |
予兆の有無 | 低血糖時の震えや発汗などを記録する |
生活習慣へのフィードバック
血糖値管理において測定結果をどう活かすかが大きなポイントです。
例えば運動を始めてどのくらいで血糖値が下がるか、食事内容を変えたときに血糖値の変動がどれだけ安定するかなど、MARD値の低い機器を使用すると数値の信頼度が増します。
- 適度な有酸素運動の時間と頻度を確定しやすい
- 高カロリー食や糖質制限食の影響を比較検証しやすい
- 血糖値だけでなく血圧や体重など他の健康指標ともあわせて考えやすい
継続的モニタリングのモチベーション
血糖管理を長期的に続けるには測定そのものが負担にならないことも大事です。
MARD値が低く、操作性や装着感に優れた測定器ならば毎日の測定が習慣化しやすくなり、結果として合併症のリスクを減らす効果が期待できます。
- 無理なく測定できる頻度
- 痛みや煩わしさの少ない方法
- 日々の数値を意識しながら生活習慣を整える
当院の取り組み
当院では糖尿病内科の受診者だけでなく、糖代謝が気になる方の相談を幅広く受け付けています。血糖値測定器の正確性や使い心地は継続的な健康管理を考えるうえで見逃せない要素です。
ここでは当院がどのように患者さんの測定器選びや日常管理をサポートしているかを紹介します。
個別カウンセリング
来院された方の血糖値の傾向や生活背景を丁寧に伺い、どのような測定器が合いそうかを一緒に検討しています。
MARD値に関する説明も行い、患者さんが誤差の意味を理解しやすいよう助けています。
カウンセリング時に着目するポイント
ポイント | 意味 |
---|---|
血糖管理の目標 | HbA1cの目標値や生活習慣改善の意欲など |
日常生活のリズム | 仕事のスケジュールや食事パターンなど |
予算や保険の状況 | 保険適用範囲や自己負担可能な金額 |
操作に関する不安 | デジタル機器への苦手意識や身体的な制限の有無 |
専門スタッフのサポート体制
当院では糖尿病療養指導士や栄養士など複数の専門スタッフが連携し、血糖値管理の実践をサポートしています。
測定器の使い方や測定結果に基づく食事・運動アドバイスなど総合的に相談しやすい環境づくりを心がけています。
- 血糖値やMARDについての理解を深めるレクチャー
- 食生活・運動習慣の継続サポート
- 専用アプリやデジタル機器との連携相談
スタッフチームの役割分担
スタッフ | 主な役割 |
---|---|
糖尿病療養指導士 | 血糖自己測定の具体的手法や日常管理の指導 |
栄養士 | 食事指導やレシピ提案 |
看護師 | 血糖値測定器の簡易的なトラブル対応 |
医師 | 治療計画の立案・処方・検査データの確認 |
機器メーカーとの連携
機器メーカーから提供される情報や定期的な勉強会を活用し、製品ごとのMARDや特徴を把握しています。
それにより患者さんの状況に合わせて複数の選択肢を提示しやすくなっています。
長期的なフォローアップ
糖尿病は長期的に管理していく必要がある病気です。定期健診やオンラインでの相談など継続的なフォロー体制を整えており、測定器のトラブルや買い替えの相談なども随時受け付けています。
血糖値の動向を見ながら適切なタイミングでサポートするよう心がけています。
以上
参考にした論文
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