神戸きしだクリニック

神戸きしだクリニック呼吸器内科では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者様に対して、CPAP(持続陽圧呼吸療法)による治療を提供しています。

睡眠中に呼吸が何度も止まる症状でお悩みの方、いびきがひどいと指摘される方、日中の強い眠気や疲労感がある方は、CPAPによる治療が効果的な可能性があります。

CPAPは睡眠時無呼吸症候群の最も効果的な治療法として広く認められており、当院では専門医による適切な診断と調整を行い、より良い睡眠と健康をサポートいたします。

また、すでに他院でCPAP療法を実施されている方で、転居や医師変更をご希望の方も、スムーズな移行のお手伝いをいたします。

呼吸器内科の診療時間

診療時間日祝
9:00 – 12:00
隔週
13:30 – 16:30
09:00~12:0013:30~16:30

隔週

アクセス

〒650-0017 兵庫県神戸市中央区楠町6-13-24-2階
神戸市営地下鉄山手線「大倉山駅」西出口1から徒歩5分 提携駐車場有

アクセスを詳しく見る

在宅酸素療法(HOT)

CPAP(持続陽圧呼吸療法)とは

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:持続陽圧呼吸療法)は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療に用いられる非侵襲的な治療法です。

特殊な装置を使って鼻やマスクを通じて一定の圧力で空気を送り込むことで、睡眠中に気道が閉塞するのを防ぎ、安定した呼吸を維持します。

CPAPを使用することで、睡眠の質が向上し、日中の眠気や疲労感が改善します。また、長期的には高血圧や心臓病などの合併症リスクの低減も期待できます。

適切に調整されたCPAP治療は、いびきの軽減や無呼吸発作の改善に非常に効果的で、多くの患者様の生活の質を大幅に向上させることが期待できます。

CPAP導入を
検討すべき症状

日常生活で以下のような症状を感じる場合は、CPAP治療の適応を検討すべき状況かもしれません。

  • 大きないびきを指摘される
  • 睡眠中に呼吸が止まるのを家族に指摘される
  • 朝起きても疲れが取れない、頭痛がある
  • 日中の強い眠気や集中力の低下
  • 夜間の頻尿
  • 高血圧の治療を受けているが、コントロールが難しい
  • 記憶力や判断力の低下
  • 起床時の喉の渇き

これらの症状にお心当たりがある方は、一度専門医にご相談ください。睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

CPAPが必要とされる
主な疾患

  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)
  • 上気道抵抗症候群(UARS)
  • 一部の中枢性睡眠時無呼吸
  • 混合型睡眠時無呼吸症候群
  • 肥満低換気症候群
  • 慢性心不全に合併する睡眠時無呼吸症候群

特に閉塞性睡眠時無呼吸症候群の中等症から重症の患者様にとって、CPAP治療は第一選択となることが多く、症状や合併症リスクの軽減に大きな効果を発揮します。

CPAP導入の基準

CPAPの導入には、以下のような医学的基準があります。

CPAPを使用する多くの患者様は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群が基礎疾患です。当院では、専門的な睡眠検査を実施し、総合的な判断のもとでCPAP導入を行います。

また、生活習慣の改善指導や口腔内装置など、他の治療法との併用も状況に応じて検討します。

睡眠検査での重症度評価

  • AHI(無呼吸低呼吸指数)≧ 20
  • または AHI ≧ 15かつ日中の過度の眠気や合併症がある場合

症状の評価

  • 日中の強い眠気がある
  • 交通事故や労働災害のリスクがある
  • 高血圧や心疾患などの合併症がある
当院のHOT管理の特徴

当院のCPAP管理の特徴

神戸きしだクリニックでは、呼吸器専門医が詳細な睡眠評価を実施し、定期的なデータ解析によって治療効果を確認します。

精度の高い検査機器を用いた診断を行い、患者様の症状や生活スタイルに合わせて適切なCPAP機器とマスクを選定します。

また、CPAP治療で使用する機器は、患者様の使用感や睡眠状態に合わせて調整することが重要です。

当院では患者様それぞれのニーズに応じた機種選定を行い、定期的なフォローアップでより快適に治療を継続できるようサポートします。専用のメモリーカードからデータを抽出し、詳細な使用状況を確認することで、より効果的な治療調整が可能です。

CPAP機器のご紹介

当院では、患者様の症状やライフスタイルに応じて、複数のCPAP機器をご提案しています。静音性や加湿機能、持ち運びやすさなど、それぞれに特徴があるため、医師が適切な機器を選定いたします。

主な取り扱い機種

AirSense 11(フクダライフテック取扱/ResMed製)

AirSense 11(フクダライフテック取扱/ResMed製)

  • Resmed社製CPAP
  • 多彩なモード設定
  • 世界シェアNo.1
  • 世界No.1の静音性
  • スマートでモダンなデザイン
  • シンプルな操作性

世界的に高いシェアを誇るモデルで、非常に静かでデザインもスタイリッシュ。呼吸状態に応じて自動的に圧を調整し、快適な装着感と高い治療効果を両立しています。

SleepStyle Auto(フクダライフテック取扱/F&P製)

SleepStyle Auto(フクダライフテック取扱/F&P製)

  • F&P社製CPAP
  • 静音性と統合されたデザイン
  • 優れた加温加湿機能
  • SensAwake機能による快適な睡眠
  • 大きくて反応の良いボタン

高性能な加温加湿機能と「SensAwake」による睡眠段階に応じた圧力制御で、眠りの質を重視する方に適しています。操作パネルも大きく、初心者でも安心。

DreamStation Auto(フクダライフテック取扱/PHILIPS製)

DreamStation Auto(フクダライフテック取扱/PHILIPS製)

  • PHILIPS社製CPAP
  • 慎重な圧上昇で継続をサポート
  • ディスプレイで治療状況の確認
  • 受診日のリマインダ機能搭載

画面表示で治療状況の確認ができ、圧の上昇が穏やかなので、初めてCPAPを使う方におすすめです。デザイン性と操作性のバランスが取れたモデル。

スリープメイト®11(帝人取扱)

スリープメイト®11(帝人取扱)

  • 呼吸パターンに応じて、圧力をリアルタイムで自動調整
  • 静音性に優れた設計で、寝室での使用も安心
  • 視認性の高い液晶パネルで、操作も簡単
  • 加湿機能やスマートスタートなど、快適性と実用性を両立

スリープメイト®シリーズの新たな機種で、呼吸の変化に応じて圧力を自動調整。静音性に優れ、画面表示も見やすく、シンプルな操作で安心してご使用いただけます。

機種比較

機種名特徴向いている方の傾向
AirSense 11
AirSense 11(フクダライフテック取扱/ResMed製)
世界No.1シェア・静音・自動圧調整長期的に使いたい方/デザイン重視
SleepStyle Auto
SleepStyle Auto(フクダライフテック取扱/F&P製)
加湿機能◎・眠りに応じて圧変化喉が乾きやすい方/感覚に敏感な方
DreamStation Auto
DreamStation Auto(フクダライフテック取扱/PHILIPS製)
優しい立ち上がり・治療状況の可視化CPAP初使用者/視覚的に確認したい方
スリープメイト®11
スリープメイト®11(帝人取扱/最新モデル)
新たに登場した機種・静音・高い操作性簡単に使いたい方/安定した使用感を求める方

ご相談ください

機器の種類によって、使い心地やお手入れ方法が異なります。ご希望や生活環境を伺いながら、適切な機種をご提案いたします。実物をご覧いただいたうえで、使い方やご不明点も丁寧にサポートしますのでご安心ください。

CPAP導入までの流れ

CPAP治療を安全かつ効果的に導入するためには、適切な評価とサポート体制が欠かせません。当院では、患者様が無理なくCPAP治療に慣れていただけるよう、導入から継続使用まで丁寧にサポートします。

機器の使用方法について詳しく説明し、定期的な診察で適応状況を確認します。また、使用中に感じる違和感や困りごとについても気軽にご相談いただける環境を整えています。

睡眠データの解析結果をもとに、より効果的な治療となるよう調整を行い、快適な睡眠と症状改善を目指します。

1
初診・相談

症状や病歴の確認
身体診察と睡眠状態の評価

2
睡眠検査の実施

簡易検査(自宅で実施)または精密検査(終夜ポリソムノグラフィー)
睡眠中の呼吸状態、酸素飽和度、心電図などの評価

3
検査結果説明とCPAP導入判断

検査結果に基づく重症度判定
CPAP適応の判断と説明

4
CPAP機器の選定と試用

マスクのフィッティング
CPAP圧の初期設定
機器の使用方法の説明

5
保険申請手続き

特定疾患管理指導料の説明
医療費助成制度のご案内

6
定期的なフォローアップ

1~2ヶ月ごとの定期診察
使用状況のデータ確認と圧力調整
マスクのフィット確認と必要に応じた変更

併用療法について

当院では、CPAP治療と併せて以下のような併用療法も状況に応じて提案しています。

  • 減量指導
  • 飲酒・喫煙の制限
  • 睡眠姿勢の改善
  • 口腔内装置(マウスピース)
  • 耳鼻科的治療(鼻閉改善など)

睡眠時無呼吸症候群の治療は、CPAP単独ではなく、生活習慣の改善や他の治療法との組み合わせで、より効果的になる場合があります。

患者様の状態や生活背景に合わせた、総合的な治療プランを提案いたします。

CPAP
(持続陽圧呼吸療法)
よくある質問

患者さまからよくある質問をまとめました。(Qを押すと回答が開きます)

Q
CPAP治療は保険適用されますか?
Q
毎晩CPAP装置を使用しなければいけませんか?
Q
旅行に行くときもCPAPを持っていく必要がありますか?
Q
マスクが合わない、不快感があるのですが?
Q
CPAP治療はいつまで続ける必要がありますか?
Q
他院からの転院は可能ですか?

来院予約のご案内

睡眠時無呼吸症候群の治療

呼吸器内科(神戸きしだクリニック)TOPページに戻る