ウゴービの効果を「何キロ痩せるか」で調べると、数字が食い違って見えます。臨床試験が報告するのは体重の変化率で、キログラムの値は集団の平均体重に紐づいた二次的な値だからです。

肥満症を効能とする注射のセマグルチドは週2.4mgまで上げる製剤で、68週間の国際共同試験では平均-14.9%、日本と韓国の試験では平均-13.2%でした。

ただし散らばりは大きく、5%も減らなかった人が残っています。平均は集団を要約した数字であって、個人の見通しを約束するものではありません。

国内では投与できる期間に上限が置かれ、途中で効果を判定する決まりもあります。海外試験の到達点だけを切り取ると、使える枠組みとずれます。

目次

ウゴービの効果で何キロ痩せるかは、どの製剤とどの用量の話かで変わります

減量幅の数字を読むときは、その数字がウゴービと同じ週2.4mgの用量帯で得られたものかどうかを先に確かめてください。同じセマグルチドでも、効能と用量の幅が違えば別の薬の話になります。

肥満症の効能をもつ注射のセマグルチドは週2.4mgまで上がります

ウゴービは皮下注射のセマグルチド製剤で、肥満症を効能として承認されており、維持用量は週1回2.4mgに置かれています。減量そのものを目的に据えた試験群がこの用量帯で組まれてきたため、公表されている減量幅の数字もここに集まります。

食事療法と運動療法を続けたうえで補助的に使う位置づけであり、注射だけを単独で行う設計の試験はありません。臨床試験の参加者はいずれも生活習慣への介入を並行して受けています。

オゼンピックやリベルサスの数字は持ち込めません

同じセマグルチドを含む製剤でも、2型糖尿病を効能とする注射剤は上限が週1.0mgで、経口剤はさらに別の用量帯です。用量が違えば試験の設計も参加者の顔ぶれも変わるため、そこで得られた減量幅を肥満症の用量帯に読み替えることはできません。

肥満症を対象にした一連の試験はSTEPという名前で呼ばれ、2型糖尿病を対象にした試験群とは別に組まれています。検索して出てきた数字がどちらの試験群のものか、まず出典を確かめる習慣をつけると混乱が減るでしょう。

2.4mgに届くまで16週間かかる設計です

維持用量にはいきなり到達せず、0.25mgから4週間ごとに5段階で引き上げていきます。STEP 4試験の記述では、16週間の増量期間と4週間の維持期間を合わせた20週の助走を終えた時点で、参加者902人のうち803人が2.4mgに到達しました。

開始からの週週あたりの用量この時期の位置づけ
0〜4週0.25mg身体を慣らす導入
4〜8週0.5mg増量の途中
8〜12週1.0mg増量の途中
12〜16週1.7mg維持用量の一段手前
16週以降2.4mg試験の数字が示す用量

つまり最初の4か月ほどは、公表された減量幅を生んだ用量にまだ届いていない期間です。体重の動きが遅いと感じても、その時期の数字を試験の平均と並べて比べる意味はほとんどありません。

国内で投与できる期間には上限が置かれています

日本人を対象とした臨床試験で68週間を超える使用経験がないことから、国内での投与は最大68週間とされています。開始の段階で治療計画を作り、68週後までに中止できるよう指導することも求められています。

さらに、3〜4か月投与しても改善傾向が認められない場合には中止すると定められており、効果が出た場合も続ける必要性を改めて判断します。長く続けるほど減るという前提では組み立てられていない薬なのです。

ウゴービの効果を臨床試験は「何キロ」ではなく「何%」で報告しています

主要な評価項目は体重の変化率であり、キログラムの値は参考として併記される形が一般的です。出発点の体重が違えば、同じ変化率でも実際に動くキログラムは変わります。

68週で-14.9%、体重では-15.3kgと報告されました

STEP 1試験は、BMI30以上、あるいは体重に関連する併存疾患を1つ以上もつBMI27以上で、糖尿病のない成人1961人を組み入れました。

割り付けは週1回のセマグルチド2.4mgとプラセボに2対1で、追跡期間は68週間です。生活習慣への介入は、両群とも並行して行っています。

開始から68週までの体重の平均変化は、セマグルチド群で-14.9%、プラセボ群で-2.4%でした。群間差は-12.4パーセントポイント(95%信頼区間 -13.4〜-11.5、P<0.001)と報告されています。

STEP 1の主な結果セマグルチド2.4mg群プラセボ群
体重の平均変化率-14.9%-2.4%
体重の平均変化量-15.3kg-2.6kg
5%以上減った割合86.4%31.5%
10%以上減った割合69.1%12.0%
15%以上減った割合50.5%4.9%

キログラムでの記載は、セマグルチド群-15.3kg、プラセボ群-2.6kgで、群間差は-12.7kg(95%信頼区間 -13.7〜-11.7)でした。この15.3kgという数字は、参加者の平均的な出発点があってはじめて成り立つ値です。

%とkgのどちらを見ているかで印象が変わります

変化率が同じでも、開始時の体重が重い人ほどキログラムの減り幅は大きく出ますし、軽い人ほど小さく出ます。検索で見かける「何キロ痩せた」という数字が試験ごとに違って見える理由の多くは、この出発点の違いに由来します。

逆にキログラムの数字だけを追うと、体格の違う集団どうしを取り違えて比べることになりかねません。変化率で並べ直してから比べるほうが、話の筋が通ります。

プラセボ群も動いている点を見落とさないでください

STEP 1のプラセボ群でも平均-2.4%、キログラムでは-2.6kgの変化がありました。薬を使っていない群がここまで動いたのは、両群が同じ生活習慣への介入を受けていたからです。

したがって薬そのものの上乗せ分を知りたいときは、セマグルチド群の-14.9%ではなく、群間差の-12.4パーセントポイントのほうを見ることになります。同じ試験の中に、二通りの読み方が同居しているわけです。

群間差はパーセントポイントで書かれます

-14.9%と-2.4%の差を「12.4%の差」と書くと、意味の違う数字になってしまいます。変化率どうしの引き算はパーセントポイントで表すのが決まりで、原著もそのように記載しています。

18件のランダム化比較試験27,949人をまとめたコクランのレビューも、プラセボとの差という形で結果を並べており、変化率そのものとは意味の違う数字を示します。

6か月から17か月の追跡では、プラセボと比べた体重変化率の平均差が-10.73(95%信頼区間 -12.24〜-9.21、15試験8651人、確実性は高い)でした。5%以上減った人の割合はリスク比2.68(95%信頼区間 2.30〜3.12)です。

ウゴービの効果で何キロ痩せるかは、日本を含む東アジアの試験では数字が動きます

同じ週2.4mgでも、日本と韓国で行われた試験の平均は-13.2%で、欧米中心の試験より小さめの値でした。参加者の体格や併存疾患の条件が違うため、平均も動きます。

試験対象と期間2.4mg群の平均変化率
STEP 1糖尿病のない成人1961人・68週-14.9%
STEP 6日本と韓国の成人401人・68週-13.2%
STEP 7東アジア中心の成人375人・44週-12.1%
STEP 5欧米中心の成人304人・104週-15.2%

日本と韓国の401人を68週追ったSTEP 6

STEP 6試験は日本と韓国の28施設で行われ、BMI27.0以上かつ体重に関連する併存疾患が2つ以上、またはBMI35.0以上かつ1つ以上を条件に401人を組み入れました。

内訳はセマグルチド2.4mg群199人、1.7mg群101人、プラセボ群101人で、プラセボの2群は統計解析でまとめて扱っています。

68週時点の体重の推定平均変化は、2.4mg群が-13.2%(標準誤差0.5)、1.7mg群が-9.6%(0.8)、プラセボ群が-2.1%(0.8)でした。2.4mg群とプラセボ群の差は-11.1パーセントポイント(95%信頼区間 -12.9〜-9.2)です。

5%以上減った人は2.4mg群で193人中160人(83%)、プラセボ群で100人中21人(21%)でした。腹部内臓脂肪面積は2.4mg群で40.0%(標準誤差2.6)減り、プラセボ群の6.9%(3.8)を上回っています。

中国などを含むSTEP 7は44週で-12.1%

STEP 7試験は中国・香港・ブラジル・韓国の23施設で375人を組み入れ、2対1でセマグルチド2.4mgまたはプラセボに割り付け、44週間追跡しました。期間がSTEP 1やSTEP 6より24週短い点に注意が要ります。

44週時点の推定平均変化率は、セマグルチド群-12.1%(標準誤差0.5)、プラセボ群-3.6%(0.7)で、群間差は-8.5パーセントポイント(95%信頼区間 -10.2〜-6.8)でした。5%以上減った人は238人中203人(85%)と報告されています。

104週まで見た試験もありますが、国内の枠は68週です

STEP 5試験は304人を2群に分け、104週という長い期間を追いました。104週時点の平均変化は-15.2%対-2.6%、群間差-12.6パーセントポイント(95%信頼区間 -15.3〜-9.8)で、5%以上減った人は77.1%対34.4%です。

ただし国内で投与できるのは最大68週間までなので、104週の数字をそのまま自分の見通しに置き換えることはできません。この試験の参加者は平均年齢47.3歳、平均BMI38.5、平均体重106.0kgで、日本の外来で出会う体格とも隔たりがあります。

開始時の体格が違えば平均も動きます

東アジアの試験で平均がやや小さめに出るのは、薬の効き方が劣るからとは限りません。組み入れ基準のBMIが低く設定されており、そもそも出発点の体格が違うことが影響していると考えられます。

試験ごとの数字を眺めるときは、平均だけでなく「誰を集めた集団か」を一緒に読むと見誤りが減ります。同じ薬でも、参加者が変われば平均は素直に動くものです。

ウゴービの効果が現れる減量ペースは一定ではなく、前半に大きく動きます

体重は毎月同じだけ減っていくわけではなく、増量を終えた前半に大きく動き、後半はゆるやかになります。月あたりの平均を出して先の月に掛け算する読み方は、実際の曲線と合いません。

増量中の16週間はまだ本来の用量ではありません

0.25mgから始めて4週間ごとに引き上げる設計上、最初の16週間は維持用量に達していません。この時期の減り方をもって効くか効かないかを判断するのは早すぎます。

一方で、増量のたびに吐き気などの胃腸症状が出直すことも知られており、食べる量が一時的に落ちて体重が動く場合もあります。用量が上がりきったあとの推移を見て、はじめてペースが読めるようになります。

20週で平均10.6%減っていたSTEP 4の助走区間

STEP 4試験では、全員がまず20週間かけて2.4mgまで上げる助走区間を通りました。この20週を終えた時点での平均体重減少は10.6%で、参加者の平均年齢は46歳(標準偏差12)、平均体重は107.2kg(標準偏差22.7)でした。

68週間で-14.9%という数字と並べると、前半20週のうちにかなりの部分が動いている構図が見えてきます。ただしSTEP 1とSTEP 4は別の試験なので、両者の数値を1本の曲線としてつなぐ読み方はできません。

続けた48週でさらに-7.9%、やめた群は+6.9%

STEP 4では、20週の助走で2.4mgに到達した803人を、48週間の継続群535人とプラセボ切り替え群268人に2対1で割り付けました。同じ試験の中で、続けた場合とやめた場合を並べて見られる設計です。

20週から68週までの体重変化は、継続群で-7.9%、切り替え群で+6.9%となり、差は-14.8パーセントポイント(95%信頼区間 -16.0〜-13.5、P<0.001)でした。後半も減り続けてはいるものの、前半ほどの勢いではありません。

別々の試験の点を1本の線につながないでください

3か月の数字はA試験から、6か月はB試験から、68週はC試験から拾ってグラフにする、という読み方が最も誤解を生みます。参加者も期間も評価方法も違う点を並べても、それは1人の体重の推移ではありません。

  • その数字が何週時点のものか
  • 増量期間を含んだ週数か
  • 同じ試験の同じ集団の値か
  • 変化率か、キログラムか

ペースを知りたいときは、同じ試験が公表している経時データの中で比べるのが筋です。それが手に入らない場合は、期間の違う試験を並べたうえで「別の試験である」と断って読むほかありません。

ウゴービの効果には大きな幅があり、平均は個人への約束ではありません

平均の後ろには、よく減った人とほとんど減らなかった人が同居しています。標準偏差や到達割合まで見ると、その幅の大きさがはっきりします。

標準偏差9.3%が示す散らばりの大きさ

STEP 1の延長解析では、68週間の治療を終えた327人を取り出して調べています。この部分集団での0週から68週までの平均体重減少は、セマグルチド群17.3%(標準偏差9.3%)、プラセボ群2.0%(標準偏差6.1%)でした。

標準偏差9.3%という値は、平均から上下に一回り離れたところまで広く人が分布していることを意味します。平均に近い人ばかりが並んでいる、という絵にはなりません。

5%も減らなかった人はどのくらいいた?

STEP 1で5%以上減った人は86.4%でしたから、裏を返せば1割強は5%に届いていません。同じ試験で15%以上まで届いた人は50.5%と、ちょうど半数ほどでした。

実際の診療の記録を見ると、幅はさらに広がります。カナダの肥満外来でGLP-1受容体作動薬の注射を新たに処方された483人を平均17.3か月追った解析では、5%未満にとどまった人が17.8%、5〜15%が48.4%、15%を超えた人が33.8%と分かれました。

減った割合STEP 1・68週時点肥満の専門外来・6か月時点
5%以上86.4%87.3%
10%以上69.1%54.9%
15%以上50.5%23.5%
20%以上記載なし7.8%

右の列は週1.7mgまたは2.4mgを処方された102人の6か月時点の値で、左の列とは用量も期間も集団も違います。並べているのは比較のためではなく、調べる先が変われば数字も変わることを示すためです。

実診療の記録では試験より小さい数字も並びます

この肥満の専門外来の記録では、3か月時点の平均体重減少が6.7kg(標準偏差4.4)で、率にすると5.9%(3.7%)でした。

6か月時点では12.3kg(標準偏差6.6)、率にして10.9%(5.8%)まで進んでいます。参加者の平均BMIは41.3(標準偏差9.1)と、試験集団よりさらに高めでした。

同じ記録の中で、2型糖尿病のある人は6か月時点で7.2%(標準偏差6.3)、ない人は11.8%(5.3)と差がついています。持病の有無によっても、減り方は変わってくるのです。

平均値をあなたの見通しに読み替えないでください

ここまで挙げた数字はいずれも、条件をそろえて集めた集団の要約であって、次に治療を受ける1人の予測値ではありません。同じ薬を同じ用量で使っても、結果は幅の中のどこかに落ちます。

先ほどのカナダの解析では、年齢・糖尿病の有無・開始時のBMI・運動習慣・不安や抑うつのいずれも、減量幅と独立した関連を示しませんでした。始める前に自分がどの層に入るかを見通す材料は、今のところ乏しいといえます。

ウゴービの効果は68週間の枠の中で判定され、やめた後の戻りまで含めて考えます

国内では投与期間に上限があり、途中で効果を確かめる時点も決められています。始める前に、終わり方まで含めて処方元と話しておくと見通しが立ちます。

3〜4か月で改善傾向がなければ中止と定められています

投与を始めたあとは毎月、体重や血糖、血圧、脂質などを確認していきます。3〜4か月続けても改善傾向が認められない場合には、投与を中止すると決められています。

効果が認められた場合も、その後は2〜3か月に1回以上の頻度で状態を観察し、効果が不十分になった時点で中止を検討します。漫然と続ける使い方は想定されていません。

中止したあとに体重はどう動くのか?

STEP 1の延長解析では、68週で治療と生活習慣への介入をいずれも終了したあと、さらに1年間追跡しています。

セマグルチド群は120週までに11.6パーセントポイント(標準偏差7.7)を戻し、0週から120週までの正味の減少は5.6%(標準偏差8.9%)でした。

原著はこれを、以前の減量分のおよそ3分の2を取り戻したと表現しています。18件の試験3771人をまとめた解析でも、肥満のある人がGLP-1受容体作動薬を中止したあとの体重増加は5.63kg(95%信頼区間 3.52〜7.73)と算出されました。

終わった後を支えるのは食事と運動の側です

期間の上限と中止の目安が最初から示されているのは、生涯にわたって打ち続ける前提の薬ではないからです。投与中も2か月に1回以上の栄養指導を受けた記録が求められており、生活習慣への取り組みは並走し続けます。

中止したあとに肥満症の悪化が認められた場合は、初回と同じように食事療法と運動療法を原則6か月以上行ったうえで、必要なときに限って再開を検討する流れになります。

診察に持っていくと話が進む記録

体重の数字だけを持って行くより、周辺の記録があるほうが判断の材料が増えます。用量も中止の時期も処方する医師が決めるので、自己判断で注射を飛ばしたり量を変えたりはしないでください。

  • 同じ条件で測った体重の推移
  • 吐き気や便秘が出た時期と強さ
  • 食事の量と内容の変化
  • 運動の頻度と続けられている度合い

減量の途中で体調がつらくなったときや、我慢して量を減らしている食事が続いているときは、次の予約を待たずに相談してください。体重の数字を追うあまり食事が細りすぎると、別の問題が起こります。

よくある質問

Q
ウゴービの効果として、臨床試験では何キロ減ったと報告されていますか?
A

糖尿病のない成人1961人を68週間追ったSTEP 1試験では、週2.4mg群の体重変化が平均-15.3kg、プラセボ群が-2.6kgでした。率にすると-14.9%と-2.4%です。

ただしキログラムの値は、その集団の平均的な出発点があって成り立つ数字です。体格の違う人に同じキログラムが当てはまるわけではないので、変化率のほうを目安として受け取ってください。

Q
ウゴービの効果は、いつごろから体重に現れますか?
A

0.25mgから4週間ごとに引き上げる設計なので、維持用量の2.4mgに届くのは16週目からです。それ以前の期間は、公表された減量幅を生んだ用量にまだ達していません。

全員が20週かけて2.4mgまで上げたSTEP 4試験では、その時点の平均体重減少が10.6%でした。前半に大きく動いて後半はゆるやかになる形が多く、毎月一定の速さで減っていくわけではありません。

Q
ウゴービを68週間続ければ、試験の平均どおりに減りますか?
A

平均は集団を要約した値なので、個人がその値に着地すると決まっているわけではありません。STEP 1の延長解析では、68週を終えた327人の減少幅の標準偏差が9.3%と大きく、幅の広い分布であることが示されています。

同じ試験で5%以上減った人は86.4%、15%以上は50.5%でした。よく減った人と5%に届かなかった人が同じ集団に同居している点を、平均と一緒に読んでおくと落差が小さくなります。

Q
ウゴービの効果が思ったほど出ないときは、どうすればよいですか?
A

自分で用量を増やしたり注射を飛ばしたりはせず、処方元へ相談してください。国内では3〜4か月投与しても改善傾向が認められない場合に中止すると決められており、判断は診察の場で行います。

相談の際は、同じ条件で測った体重の推移に加えて、胃腸の症状が出た時期や食事量の変化も伝えると話が進みます。カナダの解析では開始時のBMIや糖尿病の有無と減量幅の独立した関連が見られず、原因は個別に探すことになります。

Q
ウゴービをやめた後、体重はどう動きますか?
A

STEP 1の延長解析では、68週で薬と生活習慣への介入をともに終えた後の1年で、セマグルチド群が11.6パーセントポイントを戻しました。原著は以前の減量分のおよそ3分の2を取り戻したと記しています。

18件の試験3771人をまとめた解析でも、中止後の体重増加は5.63kgと算出されました。終えた後を支えるのは食事療法と運動療法なので、始める段階で終わり方まで処方元と話しておくと安心です。

参考にした文献