こどもの定期予防接種

こどもの定期予防接種に関して、神戸市に住民登録のある方は、全て当院にて公費で接種が受けられます。

(B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、五種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチン、四種混合(DPT-IPV)ワクチン、ヒブワクチン、BCGワクチン、MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)、水痘(みずぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合(DT)、子宮頸がんワクチン(HPVワクチン2価、4価、9価))

詳細は『こどもの定期予防接種』(https://www.city.kobe.lg.jp/a73576/kenko/health/infection/vaccination/child.html)をご覧ください。

成人・高齢者の定期予防接種

成人・高齢者の定期予防接種に関して、神戸市に住民登録のある方は、全て当院にて公費で接種が受けられます。

詳細は神戸市サイト(https://www.city.kobe.lg.jp/a73576/kenko/health/infection/vaccination/index.html)をご参照下さい。

  1. 高齢者インフルエンザ定期予防接種(65歳以上)
  2. 高齢者肺炎球菌定期予防接種
  3. 風しん第5期定期予防接種(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性)
  4. 障害をお持ちの方への予防接種(肺炎球菌、インフルエンザ)助成(60~64歳)

任意接種

任意接種とは、ご本人及び保護者の方の希望により行うもので、費用は原則として自己負担となります。 値段は下記の通りとなります。

ただし、神戸市に住民登録のある方は、次のワクチンの公費助成制度をご利用いただける場合がありますので、詳細は神戸市サイト(https://www.city.kobe.lg.jp/a73576/kenko/health/infection/vaccination/index.html)をご参照下さい。

  1. 小児インフルエンザ予防接種助成(1~12歳)
  2. 風しん予防接種の助成(抗体価の低い妊娠希望の女性及び同居者)
  3. ロタウイルス・おたふくかぜ予防接種の助成(平成31年4月1日~令和2年7月31日生まれのお子さん)
  4. おたふくかぜ予防接種の助成(1歳~3歳の誕生日の前日まで)
  5. 骨髄移植後等の予防接種の再接種費用の助成(20歳未満の方)

以下では、当院で取り扱っているワクチンについて、その特徴と対象となる疾患についてより詳しくご説明いたします。

メモ

価格は全て税込みです

インフルエンザワクチン

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器感染症です。インフルエンザワクチンは、この病気の予防を目的として接種されます。

ワクチンに含まれるインフルエンザウイルスの成分によって、体内で抗体が作られ、インフルエンザウイルスに対する免疫が獲得されます。

これにより、インフルエンザの発症や重症化を防ぐことができます。

特に高齢者や基礎疾患のある方、妊婦の方などは、インフルエンザにかかると重症化するリスクが高いため、予防接種が強く推奨されています。

インフルエンザワクチン3,300円

ワクチンの詳細は下記をご参考下さい。

日本脳炎ワクチン

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスによって引き起こされる急性の中枢神経系の感染症です。日本脳炎ワクチンは、この病気の予防を目的として接種されます。

ワクチンに含まれる日本脳炎ウイルスの成分によって、体内で抗体が作られ、日本脳炎ウイルスに対する免疫が獲得されます。

日本脳炎は、重症化すると高熱や意識障害、けいれんなどの症状を引き起こし、後遺症が残ったり、命に関わる可能性もあるため、予防接種が重要とされています。

日本脳炎ワクチン7,150円

破傷風ワクチン

破傷風は、破傷風菌が傷口から侵入することで発症する感染症です。

ワクチンに含まれる破傷風トキソイドによって、体内で抗体が作られ、破傷風菌が産生する毒素を中和する能力が獲得されます。

破傷風は、重症化すると呼吸困難や全身の筋肉の硬直などの症状を引き起こし、死亡率が高い病気であるため、予防接種が不可欠です。

破傷風ワクチン3,740円

麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘ワクチン

麻疹(はしか)、風疹、おたふくかぜ、水痘(水ぼうそう)は、それぞれ麻疹ウイルス、風疹ウイルス、ムンプスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。

これらのワクチンは、各疾患の予防を目的として接種されます。

ワクチンに含まれるそれぞれのウイルスの成分によって、体内で抗体が作られ、各ウイルスに対する免疫が獲得されます。

これらの感染症は、特に乳幼児や子供にとって重症化するリスクが高く、先天性の障害を引き起こす可能性もあるため、予防接種が極めて重要です。

当院では、単抗原ワクチンとMR(麻疹・風疹)ワクチンの両方を取り扱っております。

麻疹(単抗原)ワクチン6,710円
風疹(単抗原)ワクチン6,710円
MR(麻疹・風疹)ワクチン9,900円
おたふくかぜ(ムンプス)ワクチン6,710円
水痘(水ぼうそう)ワクチン8,910円

B型肝炎ワクチン

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝臓の感染症です。

ワクチンに含まれるB型肝炎ウイルスの表面抗原によって、体内で抗体が作られ、B型肝炎ウイルスに対する免疫が獲得されます。

B型肝炎は、慢性化すると肝硬変や肝がんなどの重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、予防接種が重要視されています。

特に、母子感染を防ぐために、新生児へのワクチン接種が推奨されています。

B型肝炎ワクチン6,270円

BCGワクチン

BCGワクチンは、結核の予防を目的として接種されます。

結核は、結核菌の感染によって引き起こされる慢性の細菌感染症で、主に肺に影響を及ぼします。

BCGワクチンに含まれる弱毒化された牛型結核菌によって、体内で細胞性免疫が獲得され、結核菌に対する抵抗力が高まります。

結核は、かつて日本において死亡原因の上位を占めていた病気であり、現在でも毎年新規患者が発生しているため、予防接種が重要とされています。

BCGワクチン6,930円

ワクチンの詳細は下記をご参考下さい。

小児肺炎球菌ワクチン(13価)「プレベナー13」

小児肺炎球菌感染症は、肺炎球菌による細菌感染症で、主に5歳未満の小児に影響を与えます。

肺炎、中耳炎、髄膜炎など様々な病態を引き起こす可能性があります。

小児肺炎球菌ワクチン(13価)「プレベナー13」は、13種類の肺炎球菌の莢膜多糖体を含有しており、これらの型の肺炎球菌による感染症の予防に有効です。

ワクチン接種により体内で抗体が作られ、肺炎球菌に対する免疫が獲得されます。

小児肺炎球菌ワクチン(13価)「プレベナー13」12,100円

ワクチンの詳細は下記をご参考下さい。

高齢者肺炎球菌ワクチン「ニューモバックスNP」

高齢者は肺炎球菌感染症のリスクが高く、特に肺炎は高齢者の死亡原因の上位を占めています。

高齢者肺炎球菌ワクチン「ニューモバックスNP」は、肺炎球菌の莢膜多糖体を含有しており、高齢者における肺炎球菌感染症の予防を目的として接種されます。

ワクチン接種により体内で抗体が作られ、肺炎球菌に対する免疫が獲得されます。

高齢者肺炎球菌ワクチン「ニューモバックスNP」8,800円

ワクチンの詳細は下記をご参考下さい。

3種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)ワクチン

ジフテリア、百日咳、破傷風は、いずれも細菌感染症です。

ジフテリアジフテリア菌の感染により、のどの痛みや発熱などの症状を引き起こします。重症化すると、心臓や神経系に影響を及ぼす可能性があります。
百日咳百日咳菌の感染により、特徴的な咳が長期間続きます。乳幼児では重症化しやすく、肺炎や脳症などの合併症を引き起こすことがあります。
破傷風破傷風菌が傷口から侵入することで発症し、重症化すると呼吸困難や全身の筋肉の硬直などの症状を引き起こします。

3種混合ワクチンは、これらの疾患の予防を目的として接種されます。

ワクチンに含まれるジフテリアトキソイド、無細胞百日咳ワクチン、破傷風トキソイドによって、体内で各疾患に対する免疫が獲得されます。

3種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)ワクチン5,500円

子宮頸がんワクチン(HPV)

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が主な原因で発症します。

子宮頸がんワクチンは、HPVの感染を防ぐことで子宮頸がんの発症を予防することを目的としています。

当院では、4価の「ガーダシル」と9価の「シルガード9」の2種類のHPVワクチンを取り扱っております。

これらのワクチンは、それぞれ4種類と9種類のHPVの感染を防ぐことができます。

子宮頸がんワクチン(HPV: ヒトパピローマウイルス・4価)「ガーダシル」16,500円
子宮頸がんワクチン(HPV: ヒトパピローマウイルス・9価)「シルガード9」28,600円

帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化によって発症する病気です。

帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」は、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を高めることで、帯状疱疹の発症を予防したり、発症しても症状を軽減したりすることを目的としています。

このワクチンは、50歳以上の方に推奨されています。

帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」22,000円

RSウイルスワクチン「アレックスビー筋注用」

RSウイルス感染症は、主に乳幼児に発症し、細気管支炎や肺炎などを引き起こします。

RSウイルスワクチン「アレックスビー筋注用」は、RSウイルスの感染を防ぐことで、重症のRSウイルス感染症の発症を予防することを目的としています。

このワクチンは、生後2ヶ月以上6ヶ月未満の乳児に接種が推奨されています。

RSウイルスワクチン「アレックスビー筋注用」27,500円

ワクチンの詳細は、下記をご確認ください。

インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン「アクトヒブ」

アクトヒブは、インフルエンザ菌b型(Hib)による感染症を予防するためのワクチンです。

インフルエンザ菌b型は、乳幼児に重篤な細菌性髄膜炎や敗血症、肺炎などを引き起こす可能性がある細菌です。アクトヒブは、これらの感染症の予防を目的として接種されます。

ワクチンに含まれるHibの莢膜多糖体を結合させた成分によって、体内で抗体が作られ、インフルエンザ菌b型に対する免疫が獲得されます。これにより、Hib感染症の発症や重症化を防ぐことができます。

特に5歳未満の子供、特に乳幼児は、Hib感染症のリスクが高いため、予防接種が強く推奨されています。アクトヒブの接種により、重篤な合併症のリスクを大幅に減少させることができます。

アクトヒブは通常、生後2か月から接種を開始し、計4回の接種を行います。具体的な接種スケジュールについては、医師にご相談ください。

インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン「アクトヒブ」—円

ワクチンの詳細は、下記をご確認ください。

以上が、当院で取り扱っている全てのワクチンについての詳細な説明となります。

予防接種は、感染症の発症や重症化を防ぐために非常に重要な役割を果たします。ご不明な点やご相談などございましたら、どうぞお気軽に当院までお問い合わせください。

以上