神戸きしだクリニックでは質の高い遠隔画像診断サービスを提供しております。

近年医療技術の発展に伴い画像診断の重要性が増しておりますが、すべての医療機関で専門の放射線科医を常駐させることは困難な状況にあります。

そのような中で遠隔画像診断サービスを活用することで、専門医による質の高い診断を受けられる可能性が広がります。

当クリニックでは私および神戸大学医学部附属病院の放射線科医師が読影・診断を行うことで、精度の高い画像診断が可能となっております。

読影対象

CT

当院では単純CTから冠動脈CTまで様々な読影が可能です。CTに関しては造影CTやCTコロノグラフィなども対象としており、それぞれの検査について専門的知識を持つ医師が読影を担当しております。

検査の種類読影の可否
単純CT
造影CT
冠動脈CT
CTコロノグラフィ

単純CT

単純CTは造影剤を使用せずに撮影する検査であり、骨や肺野の評価などに用いられます。当院では単純CTの読影実績が豊富にあり、質の高い診断報告書を作成いたします。

造影CT

造影CTは血管や実質臓器の評価に有用な検査です。 造影パターンから様々な疾患の鑑別を行うことができ、より詳細な情報を得ることが可能となります。

当院の医師は豊富な読影経験を有しており、造影CTから多くの有用な情報を引き出すことができます。

冠動脈CT

冠動脈CTは心臓の冠動脈を評価する目的で行われる検査です。この検査では石灰化や狭窄の程度を評価することが重要であり、心臓に関する専門的知識が不可欠となります。

当院には循環器専門医が在籍しており、冠動脈CTの読影を担当しております。

検査方法評価のポイント
冠動脈CT石灰化スコア、狭窄の程度

CTコロノグラフィ

CTコロノグラフィは大腸の検査の一種であり、内視鏡検査に比べて苦痛が少ないというメリットがあります。以下のような所見を拾い上げることが重要です。

  • ポリープの有無
  • 憩室の有無
  • 腫瘍性病変の有無

MRI

当院ではMRIに関しても幅広い読影が可能であり専門的な診断を提供しております。

MRIの特徴

MRIはX線を使用しない検査であり被曝のリスクがないことが大きな特徴です。また軟部組織のコントラストに優れており様々な疾患の評価に有用な検査といえます。

当院では単純MRIから特殊なMRIまで多岐にわたる依頼を受け付けております。

単純MRI

単純MRIは造影剤を使用しない検査であり脳や骨盤内臓器の評価によく用いられます。造影剤が使用できない場合でも単純MRIで多くの情報が得られるため大変重要な検査です。

当院では脳神経外科医や泌尿器科医など様々な分野の専門医が単純MRIの読影を行っております。

造影MRI

造影MRIでは病変の血流情報を得ることができ質的診断に有用です。例えば以下のような所見を評価することが可能となります。

  • 脳腫瘍の性状評価
  • 炎症性疾患の活動性評価
  • 骨転移や軟部腫瘍の広がり診断

造影MRIの読影には豊富な経験が不可欠であり当院では各分野のエキスパートが対応にあたります。

部位評価のポイント
形態、造影パターン、浮腫の程度
乳腺形態、造影パターン、リンパ節転移の有無
肝臓形態、造影パターン
骨盤形態、造影パターン、腫瘍の進展範囲、リンパ節転移の有無

特殊なMRI

当院では全身MRIや乳腺MRI心臓MRIなど特殊なMRIの読影依頼も受け付けております。これらの検査は一般的なMRIとは異なる撮像法を用いるため専門的な知識が必要とされます。

しかし当院には各領域の専門医が在籍しておりどのような依頼にも対応が可能です。

検査の種類主な対象疾患
全身MRI骨転移や多発性骨髄腫など全身の評価が必要な疾患
乳腺MRI病変の良悪性診断、乳癌の広がり診断
心臓MRI心筋梗塞や心筋症などの心疾患

レントゲン

神戸きしだクリニックではレントゲン読影も得意分野の一つであり質の高い診断を提供しております。

一般撮影

一般撮影は日常診療でよく用いられる検査であり胸部や腹部骨などが対象となります。当院では一般撮影の読影実績が豊富にあり頼れる診断を提供することが可能です。

胸部単純X線写真では以下のような所見を評価いたします。

  • 肺野の濃度上昇
  • 結節影や浸潤影の有無
  • 胸水の貯留

腹部単純X線写真では腸管ガス像や石灰化の有無などを読影し様々な疾患の鑑別を行います。

特殊撮影

特殊撮影にはバリウムを使用する消化管検査や血管造影検査などが含まれます。これらの検査は専門的な知識が必要とされるため一般的な医療機関での読影が困難なことが少なくありません。

当院には消化器内視鏡専門医や循環器専門医が在籍しており特殊撮影の読影体制が整っております。

検査の種類評価のポイント
バリウム検査潰瘍や腫瘍の有無
憩室などの形態異常
血管造影検査動脈瘤や閉塞性病変の有無
側副血行路の発達

小児領域のX線読影

小児は成人とは解剖学的特徴が異なるため小児に特化した知識が重要となります。当院の読影医は小児科診療に携わった経験が豊富であり小児のX線読影も得意としております。

小児の胸部X線写真では年齢によって正常範囲が異なることを理解した上で読影を行う必要があります。

年齢正常範囲
新生児胸郭横径が腹部横径の80%程度
乳児胸郭横径が腹部横径とほぼ同等
幼児以降胸郭横径が腹部横径より大きい

核医学画像

神戸きしだクリニックでは脳神経系の核医学検査も幅広く対応しております。

脳血流シンチグラフィ

脳血流シンチグラフィは脳の血流分布を評価する検査です。この検査では脳の血流低下部位を描出することが可能であり脳梗塞や認知症などの診断に有用とされています。

当院では複数の放射性医薬品を用いた検査を実施しており適切な製剤を選択することで質の高い画像を提供することができます。

放射性医薬品特徴
IMP簡便に検査が行える
HMPAO集積が安定しており定量評価に適している

脳受容体シンチグラフィ

脳受容体シンチグラフィはドパミン受容体やセロトニン受容体などの分布を評価する検査です。

パーキンソン病などの神経変性疾患や統合失調症などの精神疾患の診断補助として重要な役割を果たします。

当院ではドパミン受容体シンチグラフィを中心に検査を実施しております。

ドパミントランスポーターシンチグラフィ

ドパミントランスポーターシンチグラフィはパーキンソン病の診断に不可欠な検査です。

健常人ではドパミントランスポーターが線条体に濃度高く分布しているのに対してパーキンソン病では分布の低下が見られます。

当院の核医学専門医が画像を丁寧に読影し的確な診断を下します。

疾患所見
パーキンソン病線条体の集積低下
レビー小体型認知症後頭葉の集積低下

アミロイドPET/CT

アミロイドPET/CTはアルツハイマー型認知症の診断に用いられる検査です。アルツハイマー型認知症ではアミロイドベータタンパクが脳内に蓄積するため以下のような所見が認められます。

  • 大脳皮質の集積亢進
  • 白質の集積低下
  • 後部帯状回の集積低下

アミロイドPET/CTの撮像には専用の機器が必要とされるため全ての施設で実施可能な検査ではありません。しかし当院では最新鋭の知見にも精通しており、アミロイドPET/CTも読影対応が可能です。

甲状腺

神戸きしだクリニックでは甲状腺疾患の診断において核医学検査が重要な役割を果たすと考えております。

甲状腺シンチグラフィ

甲状腺シンチグラフィは甲状腺の形態や機能を評価する検査です。この検査ではテクネチウムやヨウ素といった放射性医薬品を用いて甲状腺を描出します。

甲状腺の形態異常や結節性病変の有無などを評価することが可能であり各種甲状腺疾患の鑑別診断に有用です。

当院では豊富な検査実績を有しておりどのような症例に対しても的確な診断を下すことができます。

検査手順概要
放射性医薬品の投与テクネチウムまたはヨウ素を静注
撮像ガンマカメラにて甲状腺を撮像
画像処理甲状腺の形態や集積分布を評価

甲状腺摂取率検査

甲状腺摂取率検査は甲状腺のヨウ素摂取能を定量的に評価する検査です。この検査では放射性ヨウ素を投与し一定時間後の甲状腺へのヨウ素集積率を測定します。

バセドウ病などの甲状腺機能亢進症では摂取率が上昇し橋本病などの甲状腺機能低下症では低下します。

しかし当院では最新鋭の知見にも精通しており、読影対応が可能です。

鑑別診断に有用な所見

甲状腺シンチグラフィや摂取率検査では以下のような所見から鑑別診断を行います。

  • びまん性集積の亢進:バセドウ病
  • びまん性集積の低下:橋本病
  • 結節性集積:良性結節、癌、亜急性甲状腺炎など

当院ではこれらの所見を適切に評価し総合的に判断することで正確な診断を下すことができます。また鑑別が困難な症例に対しては臨床情報を詳細に検討し慎重に診断を行っております。

疾患甲状腺シンチグラフィ甲状腺摂取率
バセドウ病びまん性集積亢進上昇
橋本病びまん性集積低下低下
亜急性甲状腺炎集積低下低下

神戸きしだクリニックでは肺換気シンチグラフィを用いた肺の換気状態の評価も読影可能です。

肺換気シンチグラフィとは

肺換気シンチグラフィは放射性医薬品を吸入することで肺の換気状態を評価する検査です。

この検査では换気が低下している部位を描出することが可能であり肺塞栓症や慢性閉塞性肺疾患などの診断に有用とされています。

検査の実際

肺換気シンチグラフィは以下のような手順で行われます。

  1. 放射性医薬品を吸入
  2. ガンマカメラにて撮像
  3. 画像処理
撮像体位所見
背臥位局所の換気低下
腹臥位全体的な換気の評価
坐位肺尖部の換気評価

背臥位撮像では重力の影響により背側の換気が低下するため局所の換気異常を評価するのに適しています。一方腹臥位撮像では重力の影響が少ないため肺全体の換気分布を評価することができます。

肺換気シンチグラフィの役割

肺換気シンチグラフィは以下のような疾患の診断に重要な役割を果たします。

  • 肺塞栓症
  • 慢性閉塞性肺疾患
  • 間質性肺炎
  • 気管支喘息

これらの疾患では換気の低下や偏りが生じるため肺換気シンチグラフィにて異常所見を捉えることが可能です。

当院では豊富な診断実績を有しておりどのような症例に対しても的確な診断を下すことができます。

疾患肺換気シンチグラフィ所見
肺塞栓症楔状の換気欠損
慢性閉塞性肺疾患不均一な換気分布
間質性肺炎びまん性の換気低下

心臓

神戸きしだクリニックでは心臓の核医学検査を得意分野の一つとしており質の高い診断を提供しております。

心筋血流シンチグラフィ

心筋血流シンチグラフィは心臓の血流状態を評価する検査です。この検査では心筋の血流低下部位を描出することが可能であり虚血性心疾患の診断に大変重要な役割を果たします。

当院では最新の機器を導入しておりSPECT/CTによる高精度の検査を実施しております。また負荷検査にも対応可能であり虚血の有無を適切に評価することができます。

放射性医薬品特徴
Tc-99m製剤検査時間が短く被曝線量が少ない
Tl-201塩化タリウム再分布の評価が可能

虚血と梗塞の鑑別

心筋血流シンチグラフィでは心筋の血流低下部位における集積パターンから虚血と梗塞の鑑別を行います。一過性の血流低下は虚血を示唆する所見であり慢性的な血流低下は梗塞を示唆する所見です。

当院の核医学専門医は豊富な読影経験を有しておりこれらの所見を的確に判断することが可能です。

検査手順概要
安静時撮像心筋梗塞の評価
負荷時撮像心筋虚血の評価

心筋脂肪酸代謝シンチグラフィ

心筋脂肪酸代謝シンチグラフィは心筋の脂肪酸代謝を評価する検査です。この検査では心不全や心筋症などの病態を評価することが可能です。

一般的には以下のような放射性医薬品を用いて検査を実施しております。

  • I-123 BMIPP
  • I-123 DMIPP

これらの放射性医薬品は脂肪酸の類似物質であり心筋細胞に取り込まれた後代謝されます。集積低下部位では脂肪酸代謝が低下していることを示唆しており心筋のviabilityの評価に有用とされています。

主な対象疾患

心筋脂肪酸代謝シンチグラフィの主な対象疾患は以下の通りです。

  • 心筋症
  • 心不全
  • 狭心症

これらの疾患では心筋の代謝異常を伴うことが知られておりその評価に心筋脂肪酸代謝シンチグラフィが用いられます。

神戸きしだクリニックでは骨シンチグラフィを用いて骨病変の全身検索を行っております。

骨シンチグラフィとは

骨シンチグラフィは骨の代謝活性を評価する検査です。この検査では骨に集積する放射性医薬品を用いることで骨病変を描出することが可能となります。

当院では最新の撮像機器を導入しておりどのような部位の病変も見逃さずに描出することができます。また全身を一度に評価できるというのも骨シンチグラフィの大きな利点の一つです。

検査の流れ概要
放射性医薬品の投与Tc-99m MDP 740MBqを静注
全身像の撮像放射性医薬品投与3時間後に全身をスキャン
SPECT撮像必要に応じて特定部位をSPECT撮像

主な適応疾患

骨シンチグラフィの主な適応疾患は以下の通りです。

  • 骨転移の検索
  • 骨折の評価
  • 骨髄炎の診断
  • 変形性関節症の評価

これらの疾患では骨の代謝活性が変化するため骨シンチグラフィにて異常集積として捉えることが可能です。

骨転移の検索における有用性

骨シンチグラフィは特に悪性腫瘍の骨転移検索において重要な役割を果たします。骨転移では骨の代謝が亢進するためシンチグラフィにて異常集積として描出されます。

一般的にはSPECTを併用することで骨シンチグラフィの診断能を高めております。

骨転移所見
溶骨性転移冷たい欠損像
造骨性転移ホットスポット

特に前立腺癌や乳癌では高率に骨転移をきたすことが知られておりスクリーニング検査として骨シンチグラフィが推奨されています。

当院では豊富な症例数を有しており、どのようなケースでも見落としのない読影が可能です。

骨折の評価

骨シンチグラフィは外傷性骨折や疲労骨折の評価にも有用です。骨折部位では反応性に骨代謝が亢進するため骨シンチグラフィにて異常集積として捉えることができます。

MRIなどの形態画像と組み合わせることでより詳細な病態の把握が可能となります。

消化器

神戸きしだクリニックでは消化器領域の核医学検査にも幅広く対応しております。

肝シンチグラフィ

肝シンチグラフィは肝臓の形態や機能を評価する検査です。

この検査ではコロイドと呼ばれる放射性医薬品を用いて肝臓を描出します。肝臓の形態異常や占拠性病変の有無などを評価することが可能であり肝疾患の診断に有用です。

当院では最新の知見も周知しており、質の高い画像診断を提供することができます。

検査の流れ概要
放射性医薬品の投与Tc-99m フチン酸スズコロイド 185MBqを静注
SPECT撮像放射性医薬品投与15分後に撮像

肝受容体シンチグラフィ

肝受容体シンチグラフィは肝細胞の機能を評価する検査です。

この検査ではアシアロシンチグラフィという手法を用いて肝細胞表面の受容体を描出します。肝硬変などの慢性肝疾患では肝受容体の発現が低下することが知られておりその評価に有用な検査といえます。

当院では豊富な症例数を有しており、適切な画像診断を提供することが可能です。

肝予備能所見
正常肝臓の集積が均一
軽度低下右葉優位の集積低下
高度低下びまん性の集積低下

肝胆道シンチグラフィ

肝胆道シンチグラフィは肝臓から胆道系への胆汁排泄を評価する検査です。

この検査では放射性医薬品を静注し肝臓から胆嚢そして十二指腸への移行を観察します。胆道閉塞や胆汁うっ滞などの病態を評価することが可能であり肝胆道系疾患の診断に大切な役割を果たします。

当院では各種情報と総合的に判断することで的確な診断を下すことができます。

主な適応疾患

消化器領域の核医学検査の主な適応疾患は以下の通りです。

  • 肝細胞癌
  • 肝硬変
  • 胆嚢炎
  • 胆管癌

これらの疾患では病態に応じて様々な核医学検査を組み合わせることが重要です。当院では各検査の特性を理解した上で適切な検査を選択し質の高い診断を提供しております。

腫瘍・炎症

神戸きしだクリニックでは腫瘍や炎症の診断において核医学検査が重要な役割を果たすと考えております。

ガリウムシンチグラフィ

ガリウムシンチグラフィは悪性リンパ腫や肉芽腫性疾患の診断に有用な検査です。ガリウムは腫瘍細胞や活動性のマクロファージに集積する性質を持っておりこれらの病変を描出することが可能となります。

当院ではガリウムシンチグラフィに関しても精通しておりどのような部位の病変も見逃さずに診断することができます。

検査の目的主な対象疾患
悪性腫瘍の検索悪性リンパ腫、肺癌、食道癌など
炎症性疾患の検索サルコイドーシス、脈なし病、骨髄炎など

18F-FDG PET・PET/CT

18F-FDG PET・PET/CTは悪性腫瘍の診断や staging、治療効果判定などに広く用いられている検査です。

FDGはブドウ糖の類似物質であり糖代謝の亢進した組織に集積する性質を持っています。多くの悪性腫瘍では糖代謝が亢進しているため18F-PETにて高集積として描出されます。

当院ではPET/CTに対しても豊富な経験を有しており、詳細な病変の局在診断・転移診断が可能です。

18F-PETの有用性

18F-PETは特に以下のような場面で威力を発揮します。

  • 転移の全身検索
  • 腫瘍の良悪性の鑑別
  • 治療効果判定
  • 再発の早期発見

FDG-PETではしばしば他の画像検査では指摘できない転移病変を検出することができます。また形態画像のみでは良悪性の鑑別が困難な病変もFDGの集積パターンから質的診断を下すことが可能となります。

当院では経験豊富な核医学専門医が読影を行っておりどのような症例でも見落としのない診断を提供いたします。

検査の流れ概要
FDG投与18F-FDG 185-370MBqを静注
安静投与後45-60分安静にする
PET/CT撮像全身を撮像する(約20-30分)

センチネルリンパ節シンチグラフィ

センチネルリンパ節シンチグラフィは悪性腫瘍のリンパ節転移の診断に用いられる検査です。

センチネルリンパ節とは原発巣から最初にリンパ流を受けるリンパ節のことでありこのリンパ節に転移がなければ他のリンパ節にも転移がないと判断することができます。

本検査では原発巣近傍にRI を注入しセンチネルリンパ節への集積の有無を評価します。シンチグラフィにて同定されたセンチネルリンパ節を術中に生検し転移の有無を診断するのが一般的な方法です。

主な適応疾患

センチネルリンパ節シンチグラフィの主な適応疾患は以下の通りです。

  • 乳癌
  • 悪性黒色腫
  • 頭頸部癌

これらの疾患ではセンチネルリンパ節生検が治療方針の決定に重要な情報を提供します。

読影体制

神戸きしだクリニックでは質の高い読影を提供するために豊富な経験を持つ専門医が在籍しております。

読影医師

当院の読影はすべて日本医学放射線学会が認定する放射線診断専門医および核医学専門医が担当しております。

各読影医は専門とする領域の読影に特化することで専門性を高めると共に幅広い疾患に対応できる体制を整えております。

読影医は日々の診療や学会活動を通じて最新の知見を取り入れながら読影技術の向上に努めております。

放射線診断専門医

放射線診断専門医はCTやMRIなどの画像診断全般を行う専門医です。当院の放射線診断専門医は以下のような特徴を有しております。

  • 専門領域を有するスペシャリストが在籍
  • サブスペシャリティーに基づいたオーダーメイドの読影が可能
  • 最新のAI技術を導入し読影の質を担保

核医学専門医

核医学専門医は放射性医薬品を用いた検査を専門とする医師です。当院の核医学専門医は豊富な読影実績を有しておりPET/CTからRI内用療法まで幅広く対応が可能です。

核医学画像の読影には放射線診断専門医とは異なる専門的知識が要求されますが当院ではその点において他院に引けを取らない実力を持っております。

検査内容読影実績(年間)
PET/CT1000件
脳核医学500件
心臓核医学検査50件

ダブルチェック体制

当院の読影における大きな特徴の一つがダブルチェック体制です。一次読影を担当した医師とは別の医師が必ず読影結果を再確認することで見落としを防ぎ診断の質を高めております。

ダブルチェックは当院の読影体制における重要な要素であり読影の正確性を支える仕組みとなっています。

読影医のスキルアップ

当院では読影医のスキルアップにも力を入れております。具体的には以下のような取り組みを行っています。

  • 定期的な読影カンファレンスの実施
  • 学会・研究会への積極的な参加
  • 院内勉強会の開催

読影医は常に新しい知識を吸収し読影力を高めていくことが求められます。

当院は読影医の成長を支援し医師個人のスキルアップのみならず組織全体の読影レベルの底上げを目指しております。

読影プロセス

神戸きしだクリニックでは依頼施設様の利便性と読影精度の向上を目指し最適な読影プロセスを構築しております。

画像データの受信

読影を行うためにはまず依頼施設様から画像データを受信する必要があります。当院では以下のような方法で画像データを受信しております。

方法概要
VPN回線専用のVPN回線を用いて安全にデータを転送
クラウドストレージクラウドストレージにアップロードされたデータをダウンロード

いずれの方法も高いセキュリティを確保しており患者様の個人情報保護に万全を期しております。依頼施設様のご要望に応じて最適な方法をご提案させていただきます。

VPN回線による安全な転送

VPN回線を用いた画像転送は当院が推奨する方法の一つです。

VPN回線は専用のネットワークを構築することでデータの盗聴や改ざんを防ぐことが可能です。また転送速度も速くストレスなく大容量のデータを受信することができます。

セキュリティと利便性を兼ね備えたVPN回線は医療機関間の画像転送に最適なソリューションといえます。

クラウドストレージの活用

クラウドストレージを活用した画像転送も当院で対応可能な方法です。

クラウドストレージは専用のサーバーを必要とせずインターネット経由でデータをやり取りできる利点があります。

依頼施設様にはクラウドストレージにデータをアップロードしていただくだけで当院での読影が可能となります。

セキュリティ面ではアクセス制限や暗号化などの対策を講じることで安全性を確保しております。

読影の実施

受信した画像データをもとに読影医が読影を行います。読影はすべてモニター診断にて実施しております。

使用機器特徴
高精細モニター5メガピクセル以上の高解像度モニターを使用
画像解析ソフトウェア最新の画像解析ソフトウェアを導入

高精細モニターを用いることで微細な所見も見逃すことなく拾い上げることが可能です。また画像解析ソフトウェアを活用することで客観的かつ定量的な評価を行うことができます。

当院ではこれらのツールを駆使して質の高い読影を提供しております。

報告書の作成と送信

読影結果は報告書としてまとめ依頼施設様へ送信いたします。報告書の作成にあたっては以下のような点に留意しております。

  • 所見の見落としがないかダブルチェックを行う
  • 臨床情報と照らし合わせて矛盾がないか確認する
  • 標準化されたフォーマットを使用し誰が見ても分かりやすい報告書を作成する

作成された報告書はできる限り迅速に依頼施設様へお届けいたします。

当院では原則として読影依頼を受けてから24時間以内に報告書を送信することを目標としております。

情報セキュリティ

神戸きしだクリニックでは情報セキュリティの確保を最重要課題の一つと位置づけております。

データの暗号化

当院では医療情報を取り扱う上で暗号化は欠かせない対策と考えております。送受信されるデータはすべて強固な暗号化がなされており外部からの傍受や解読を防いでおります。

また院内のシステムに保管されるデータも暗号化することでセキュリティを高めております。暗号化の方式についても定期的な見直しを行い常に最新の技術を取り入れるようにしております。

方式概要
SSL/TLSインターネット上の通信を暗号化
AESデータの保管時に使用する共通鍵暗号方式

アクセス制御

医療情報へのアクセスを適切に制御することもセキュリティ対策として重要です。当院では医療スタッフの職種や役割に応じてアクセス権限を設定しております。

アクセス権限対象者
閲覧のみ医師、看護師、放射線技師など
閲覧・編集読影医、診療情報管理士など

また全てのアクセスログを記録し不審な操作がないか常にチェックしております。万が一不正アクセスが発生した場合にも速やかに対処できる体制を整えております。

定期的なセキュリティ監査

当院では定期的にセキュリティ監査を実施しております。 監査ではシステムの脆弱性や運用面での問題点を洗い出し改善策を講じております。

監査は院内の担当者だけでなく外部の専門家にも依頼し客観的な評価を受けるようにしております。

セキュリティ対策は一時的なものではなく継続的に取り組むべき課題であると考えております。

災害対策とデータバックアップ

災害時にもデータを守り診療を継続できる体制を整備しております。具体的には以下のような対策を講じております。

  • 遠隔地へのデータバックアップ
  • 非常用電源の確保
  • 災害時の業務継続計画の策定

特にデータバックアップは異なる場所に複数のコピーを保管することで万が一の事態にも備えております。また業務継続計画では災害発生時の対応手順を明確にし速やかな復旧を可能にしております。

セキュリティ意識の向上

技術的な対策を講じるだけでなくスタッフのセキュリティ意識を高めることも大切です。当院ではスタッフに対して定期的にセキュリティ教育を行っております。

教育内容はセキュリティポリシーの周知徹底や具体的な手順の確認などを中心に実施しております。また日常業務の中でもセキュリティを意識した行動を心がけるよう指導しております。

料金体系

神戸きしだクリニックでは依頼施設様のニーズに合わせた柔軟な料金体系を用意しております。

画像種類別の読影料金

当院では画像の種類ごとに読影料金を設定しております。一般的な単純CTやMRIから特殊な検査まで幅広く対応しておりそれぞれ適切な料金設定を行っております。

依頼が見込まれる検査の種類や件数をお聞かせいただければ最適なプランをご提案することが可能です。お気軽にご相談ください。

ボリュームディスカウント

当院ではたくさんの件数をご依頼いただける施設様に向けてボリュームディスカウントを用意しております。

一定以上の件数をお約束いただける場合には通常料金よりも割引した料金を適用させていただきます。ボリュームディスカウントの適用により大幅なコストダウンが可能となります。

依頼件数割引率
月100件以上5%
月500件以上10%
月1000件以上要相談

長期契約割引

継続的に読影をご依頼いただける施設様には長期契約割引もご用意しております。1年以上の長期契約を結んでいただくことで安定した割引料金を適用させていただきます。

長期的な利用を前提とすることで人員の確保や設備投資を効率的に行うことができるためよりリーズナブルな価格設定が可能となります。

割引率につきましては契約期間や件数に応じて個別にご相談させていただきます。

クリニック間の症例検討会

当院ではクリニック間の症例検討会の開催も積極的に行っております。症例検討会は読影にフィードバックするだけでなく撮影技術の向上や臨床医の教育にも大いに役立ちます。

料金表

詳細につきましては個別にご相談ください。

ご予算に応じて柔軟にプランをカスタマイズいたしますのでお気軽にご相談ください。

当院は依頼施設様にとって最適な読影アウトソーシングのパートナーを目指してまいります。

サポート体制

神戸きしだクリニックでは充実したサポート体制を整えることで依頼施設様に安心して読影をご依頼いただけるよう努めております。

専用の問い合わせ窓口

当院では読影サービスに関する問い合わせを専門に受け付ける窓口を設置しております。

読影の依頼方法や画像の転送方法、料金に関するご質問など、読影に関することは何でもお気軽にお問い合わせください。専門のスタッフが丁寧に対応させていただきます。

問い合わせ方法概要
電話平日9時から17時まで受付
メール24時間受付、翌営業日に返信
オンラインフォームWebサイト上のフォームから送信

お問い合わせの内容に応じて最適な方法をご利用ください。当院では依頼施設様からのお問い合わせを最優先に対応させていただきます。

マニュアルの提供

読影をご依頼いただく際の手順などをまとめたマニュアルをご用意しております。マニュアルには以下のような内容が含まれております。

  • 読影依頼の方法
  • 画像データの転送方法
  • 報告書の受け取り方
  • 料金の支払い方法

マニュアルはいつでも閲覧できるようWebサイト上に公開しております。また定期的にマニュアルの内容を更新し最新の情報をお届けしております。

オンラインマニュアルを活用することで読影依頼の手順を円滑に進めていただくことが可能です。

読影医師との直接コミュニケーション

当院では依頼施設様と読影医師が直接コミュニケーションを取れる体制を整えております。

読影結果について詳しく説明が欲しいときや、撮影条件について相談したいときなど、読影医師に直接問い合わせることができます。

コミュニケーションツール概要
電話事前に予約を取ることで読影医師と直接通話が可能
メール読影医師に直接メールを送ることが可能
オンライン会議Web会議システムを利用した直接の対話が可能

読影医師との密なコミュニケーションを図ることで読影の質の向上だけでなく、依頼施設様の満足度の向上にもつながります。

読影に関する様々なご要望にも柔軟に対応させていただきます。

定期的な満足度調査

当院では読影サービスの品質を維持・向上するために定期的に依頼施設様を対象とした満足度調査を実施しております。調査ではサービス全般に対する満足度や、改善してほしい点などを伺っております。

いただいたご意見は真摯に受け止め、サービスの改善に活かしております。満足度調査は読影サービスを継続的に改善していくために欠かせない取り組みとなっております。

実績と評価

神戸きしだクリニックは豊富な実績と高い評価を得ております。

読影実績

当院はこれまでに多くの医療機関様からご依頼をいただき数多くの読影実績を積み重ねてまいりました。直近の1年間だけでも以下のような読影実績がございます。

検査種類読影件数
CT18,000件
MRI9,000件
PET1,000件
その他2,000件

読影件数は年々増加しておりより多くの施設様にご利用いただいております。豊富な読影実績は当院の信頼性の証であり、安心して読影をご依頼いただける根拠となっております。

提携医療機関

当院は現在多数の医療機関様と提携し読影サービスを提供しております。提携医療機関は大学病院からクリニックまで幅広く全国各地に分布しております。

多くの医療機関様に長年にわたりご利用いただいていることは当院の読影サービスに対する信頼の表れであると自負しております。

提携医療機関様からは高い評価をいただいており、安心かつ迅速な読影サービスを提供し続けることで信頼関係を築いてまいりました。

顧客満足度

当院では読影サービスの品質向上のために定期的に顧客満足度調査を実施しております。直近の調査では以下のような高い評価をいただきました。

  • 総合満足度:95%
  • 読影精度に対する満足度:95%
  • 報告書の分かりやすさに対する満足度:90%
  • サポート体制に対する満足度:90%

満足度の高さは当院の読影サービスが依頼施設様のニーズに合致していることの表れです。いただいたご意見を真摯に受け止め、更なる品質の向上に努めてまいります。

学会活動

当院の読影医師は日本医学放射線学会をはじめとする様々な学会で活発に活動しております。学会発表や論文投稿などを通じて最新の知見を吸収するとともに当院の取り組みを広く発信しております。

こうした学会活動は読影の質の向上に直結するものであり、当院が質の高い読影サービスを提供し続けるために欠かせない活動となっております。

当院は今後も学会活動を通じて読影の質の向上と普及に尽力してまいります。

今後の展望

神戸きしだクリニックは更なる飛躍を目指し、新たな取り組みを進めてまいります。

AI技術の導入

医用画像診断の分野ではAI技術の応用が急速に進んでおり、当院でもAIを活用した読影サービスの提供を計画しております。

AIを用いることで大量の画像データから特徴量を自動的に抽出し、病変の検出や鑑別診断の精度を高めることが可能となります。

当院ではAIを読影医師の補助ツールとして活用し、より質の高い読影サービスの提供を目指します。

導入予定のAI概要
肺結節検出AICT画像から肺結節を自動検出
乳腺腫瘤検出AIマンモグラフィから乳腺腫瘤を自動検出
頭部MRI解析AI頭部MRIから脳萎縮や白質病変を定量評価

AIによる病変の自動検出は見落としのリスクを大幅に減らすことができます。さらにAIによる定量評価は主観的な判断を排除し、読影の再現性を高めることが期待されます。

当院は最新のAI技術を積極的に取り入れ、読影の質の向上とサービスの拡充を図ってまいります。

新たな画像モダリティへの対応

近年、医用画像診断の分野では新たなモダリティが次々と登場しております。当院ではこれらの新技術にいち早く対応し、依頼施設様のニーズに合ったサービスを提供してまいります。

当院では最新の撮像技術に精通した読影医師を揃え、これらのモダリティに対応した読影サービスを提供してまいります。

海外医療機関への展開

当院の読影サービスは国内の医療機関様から高い評価をいただいております。この実績を礎に、今後は海外の医療機関様へのサービス展開も視野に入れております。

特にアジア諸国では医療インフラの整備が急務となっており、遠隔読影サービスへのニーズが高まっています。当院では言語対応や時差対応など、海外展開に向けた体制の整備を進めてまいります。

展開予定の国・地域概要
中国大都市部を中心に展開
東南アジアシンガポール、タイ、ベトナムなど
中東アラブ首長国連邦、サウジアラビアなど

海外展開にあたっては現地の医療事情や規制に精通することが重要です。当院では海外の医療機関との提携や、現地スタッフの採用などを通じて、スムーズなサービス提供を目指してまいります。

将来的には海外に読影拠点を設置することも視野に入れ、グローバルな読影サービスの提供を目指します。

人材育成

読影サービスの品質は読影医師の力量に大きく依存します。当院では読影医師の育成にも力を注ぎ、次世代を担う人材の輩出に努めてまいります。

具体的には以下のような取り組みを行ってまいります。

  • 読影医師向けの教育プログラムの整備
  • 海外の教育機関との提携による人材交流
  • 学会活動を通じた若手医師の育成

読影医師には画像診断に関する高度な専門知識に加え、AI技術や最新の撮像技術に関する知見も求められます。

当院ではこれらの分野に精通した読影医師を育成し、将来にわたって質の高い読影サービスを提供し続けられる体制を整備してまいります。

まとめ

神戸きしだクリニックの遠隔画像診断サービスは質の高い読影、充実したサポート体制、セキュアな環境が強みであり、多くの医療機関様にご利用いただいております。

当クリニックの遠隔画像診断サービスの強み

当院の遠隔画像診断サービスには以下のような強みがあります。

  • 豊富な読影実績と高い診断精度
  • 各分野の専門医による質の高い読影
  • 依頼施設様のニーズに合わせた柔軟な対応
  • 充実したサポート体制とコミュニケーション
  • 堅牢なセキュリティ対策による安全な診療環境
強み詳細
読影の質専門医による高精度の読影
サポート体制手厚いサポートと円滑なコミュニケーション
セキュリティ安全性と信頼性の高いシステム

これらの強みは、長年の経験と実績、そして何よりも医療に対する真摯な姿勢から生まれたものです。当院は今後も質の高い読影サービスの提供を通じて、医療に貢献してまいります。

医療機関様へのメッセージ

読影のアウトソーシングは、医療機関様の業務効率化と診療の質の向上に大きく寄与するものと確信しております。

当院では、医療機関様とのパートナーシップを大切にし、ともに地域医療の発展に尽力してまいりたいと考えております。

アウトソーシングによるメリット詳細
業務の効率化読影業務の負担軽減
診療の質の向上専門医による高精度の読影
コストの削減読影機器や人材への投資が不要

医療機関様におかれましては、ぜひ一度当院の遠隔画像診断サービスをご検討ください。当院スタッフが丁寧にご説明させていただき、最適なサービスのご提案をさせていただきます。

お問い合わせ

当院の遠隔画像診断サービスに関心をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。以下の方法でお問い合わせを受け付けております。

電話078-360-0811
メールhttps://www.kobe-kisida-clinic.com/gazo-contact/

当院スタッフが誠心誠意対応させていただきます。 皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

むすびに

神戸きしだクリニックは、「信頼」と「革新」をキーワードに、これからも遠隔画像診断の分野で先駆的な役割を担ってまいります。

読影のアウトソーシングを通じて、医療機関様の診療をサポートし、ひいては地域医療の発展に貢献することが私たちの使命です。

医療機関の皆様には、ぜひ当院をパートナーとしてお考えいただけましたら幸いです。ともに手を携えて、より良い医療の実現を目指しましょう。

今後とも神戸きしだクリニックをどうぞよろしくお願い申し上げます。

神戸きしだクリニック
院長 岸田雄治