喉に「じんじん」「チクチク」とした不快な痛みを感じたり、まるでしびれるような感覚が徐々に広がったりすると、多くの方が不安を覚えることでしょう。

風邪かなと思っても、いつもと違う感覚に戸惑うかもしれません。

この記事では、そのような喉の特有な症状について、考えられる原因、ご自身でできる対処法、そして医療機関を受診する目安などを詳しく解説します。

喉の不快な症状にお悩みの方が、少しでも安心して適切な対応をとれるよう、情報を提供します。

目次

喉の「じんじん」する痛みとは?その特徴と感覚

喉の痛みと一口に言っても、その感じ方はさまざまです。「じんじんする」「チクチクする」「ヒリヒリする」「圧迫される感じ」「イガイガする」など、表現は多岐にわたります。

ここでは、特に「じんじん」という感覚や、痛みが広がったりしびれを伴ったりする特徴について掘り下げていきます。

じんじん・チクチクする痛みの感じ方

「じんじんする」あるいは「チクチクする」といった痛みは、喉の表面というよりは、やや奥の方で持続的に感じる鈍い痛みを指すことが多いです。

針で軽く刺されるような、あるいは弱い電気が流れるような微細な刺激感と表現する方もいます。この種の痛みは、嚥下時(飲み込むとき)だけでなく、安静時にも感じられることがあります。

痛みの強さも、気にならない程度から日常生活に支障をきたすほど強いものまで幅があります。

徐々に痛みが広がるケース

初めは喉の一部分に限定されていた痛みが、時間経過とともに喉全体や耳、首筋へと範囲を広げていくことがあります。このような痛みの広がりは、炎症が波及している可能性や、神経が関連した痛みの特徴である場合があります。

痛みが移動したり、範囲が変わったりする場合は、その変化を注意深く観察することが大切です。いつから、どのように痛みが変化してきたかを記録しておくと、医療機関を受診した際に役立ちます。

しびれるような感覚を伴う場合

喉の痛みに加えて、しびれや麻痺するような感覚、あるいはピリピリとした異常感覚を伴うこともあります。これは、喉の粘膜の炎症が強い場合や、喉の感覚を支配する神経に何らかの刺激が加わっている可能性を示唆します。

しびれ感は、飲み込みにくさ(嚥下困難)や声のかすれ(嗄声)といった他の症状を伴うこともあり、注意が必要です。

他の一般的な喉の痛みとの違い

一般的な風邪などで経験する喉の痛みは、炎症によるヒリヒリとした灼熱感や、物を飲み込む際の強い痛みが特徴的です。

これに対し、「じんじん」とした痛みやしびれ感は、より持続的であったり、神経が関与するような不快感であったりする点が異なります。

もちろん、これらの感覚が混在することもありますし、原因によっては典型的な風邪の症状として現れることもあります。

しかし、いつもと違う、あるいは長引く不快な感覚がある場合は、その原因を特定することが重要です。

喉がじんじん痛む主な原因

喉のじんじんとした痛みやしびれ感は、さまざまな原因によって引き起こされます。代表的なものから、少し注意が必要なものまで、いくつかの可能性を見ていきましょう。

ウイルスや細菌による感染症(風邪、扁桃炎など)

最も一般的な原因は、ウイルスや細菌による喉の感染症です。いわゆる風邪(感冒)やインフルエンザ、咽頭炎、扁桃炎などがこれにあたります。

これらの感染症では、喉の粘膜に炎症が起こり、じんじんとした痛みや発赤、腫れ、発熱などの症状が現れます。特に、溶連菌感染症など一部の細菌感染症では、喉の痛みが強く出ることがあります。

初期には軽い違和感でも、炎症が進行すると痛みが強まったり、じんじんとした感覚が持続したりすることがあります。

アレルギー反応と喉の違和感

花粉、ハウスダスト、特定の食物などが原因でアレルギー反応が起こり、喉にかゆみやイガイガ感、そしてじんじんとした痛みが生じることがあります。

アレルギー性鼻炎に伴って、鼻水が喉に流れ込む後鼻漏(こうびろう)が刺激となり、喉の不快感を引き起こすことも少なくありません。

くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど、他のアレルギー症状を伴う場合は、この可能性を考えます。

乾燥、刺激物、逆流性食道炎による影響

空気が乾燥する季節や、エアコンの効いた室内では、喉の粘膜が乾燥しやすくなります。乾燥した粘膜は刺激に弱くなり、じんじんとした痛みやイガイガ感を感じやすくなります。

また、タバコの煙、アルコール、香辛料などの刺激物を摂取することも、喉の粘膜を傷つけ、痛みの原因となります。さらに、胃酸が食道へ逆流する逆流性食道炎も、喉の炎症や痛みを引き起こすことがあります。

特に朝起きた時に喉の痛みや胸やけを感じる場合は、逆流性食道炎の可能性を考慮します。

主な原因疾患と特徴

原因主な症状・特徴補足
感染症(ウイルス・細菌)発熱、咳、鼻水、倦怠感、嚥下痛風邪、インフルエンザ、扁桃炎など
アレルギー反応くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、喉のかゆみ・イガイガ花粉症、ハウスダストなど
刺激・乾燥・逆流性食道炎喉の乾燥感、咳払い、胸やけ、声がれ生活習慣や環境が影響

神経の異常や関連痛の可能性

まれに、喉の感覚を支配する神経(舌咽神経など)に異常が生じ、神経痛としてじんじん、ピリピリとした痛みを感じることがあります。

これは舌咽神経痛などと呼ばれ、特定の動作(飲み込む、あくびをするなど)で誘発される鋭い痛みが特徴です。また、首の骨(頸椎)の問題や、心臓の病気(狭心症など)が原因で、喉に関連痛として痛みを感じることもあります。

これらの場合は、喉自体に明らかな炎症所見が見られないこともあります。

ご自身で確認できる症状のポイント

喉のじんじんとした痛みが気になるとき、医療機関を受診する前にご自身で確認しておくと良いポイントがいくつかあります。これらの情報は、医師が診断する上で重要な手がかりとなります。

痛みの性質、強さ、持続期間のチェック

まず、痛みの性質を具体的に把握しましょう。「じんじんする」「チクチクする」「しびれる感じ」「圧迫感」など、どのように感じるかを言葉で表現できるようにしておくと良いです。

痛みの強さも重要で、日常生活にどれくらい支障があるか(例:食事がとりにくい、夜眠れないなど)を確認します。

また、いつから症状が始まり、どのくらいの期間続いているのか、症状は一定なのか、良くなったり悪くなったりを繰り返しているのかなども大切な情報です。

喉以外の症状(発熱、咳、鼻水、倦怠感など)

喉の症状だけでなく、全身の状態にも注意を払いましょう。発熱、咳、痰、鼻水、鼻づまり、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感、食欲不振など、他に気になる症状がないかを確認します。

これらの随伴症状は、原因を特定する上で非常に役立ちます。例えば、高熱や全身倦怠感が強ければ感染症の可能性が高まりますし、鼻症状が主体であればアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎なども考慮に入ります。

随伴症状と関連する可能性のある状態

随伴症状考えられる状態・疾患の例備考
発熱、倦怠感、咳風邪、インフルエンザ、気管支炎感染症の典型的な症状
鼻水、くしゃみ、目のかゆみアレルギー性鼻炎、花粉症アレルギーが関与する可能性
胸やけ、ゲップ、咳(特に夜間や早朝)逆流性食道炎胃酸の逆流が原因の可能性

日常生活での誘因(喫煙、飲酒、声の酷使、ストレス)

症状が現れる前に、何か誘因となるような出来事がなかったか振り返ってみましょう。

喫煙習慣のある方や、飲酒の機会が多かった後、カラオケなどで大きな声を出し続けた後などに症状が出始めた場合は、それらが喉への負担となり、痛みを引き起こしている可能性があります。

また、過労や睡眠不足、精神的なストレスなども、体の抵抗力を低下させ、喉の不調を招きやすくします。生活習慣の中に原因が隠れていることも少なくありません。

市販薬を使用する際の注意点

喉の痛みが軽い場合、市販の痛み止めやトローチ、うがい薬などで様子を見る方もいるでしょう。市販薬を使用する場合は、必ず用法・用量を守り、薬剤師に相談してから購入することをお勧めします。

数日間使用しても症状が改善しない、あるいは悪化するようであれば、自己判断を続けずに医療機関を受診することが大切です。

特に、じんじんとした痛みやしびれ感が続く場合は、市販薬で根本的な原因が解決しないこともあります。

医療機関で行われる検査と診断の流れ

喉のじんじんとした痛みやしびれ感が続く場合や、症状が強い場合は、医療機関を受診することを検討しましょう。医師は問診や診察、必要に応じた検査を通じて原因を特定し、適切な治療法を提案します。

医師に伝えるべき大切な情報

診察を受ける際には、ご自身の症状についてできるだけ詳しく医師に伝えることが重要です。以下の点を整理しておくと、スムーズに診察が進み、的確な診断につながりやすくなります。

問診で伝えるべきことリスト

項目伝える内容の例ポイント
主な症状いつから、どんな痛み(じんじん、しびれ等)、痛む場所、強さできるだけ具体的に
症状の経過徐々に悪化、良くなったり悪くなったり、きっかけなど時間的な変化を伝える
随伴症状発熱、咳、鼻水、倦怠感、飲み込みにくさ、声のかすれ等喉以外の症状も全て伝える
既往歴・アレルギー過去にかかった大きな病気、アレルギーの有無、常用薬持病や薬は重要情報
生活習慣喫煙・飲酒の有無、職業(声をよく使うか)、ストレス状況症状との関連を探る

喉の視診や頸部の触診

医師はまず、喉の奥をライトで照らして観察します(視診)。扁桃腺の腫れや発赤、白苔(白い付着物)、粘膜の状態などを確認します。

また、首のリンパ節が腫れていないか、甲状腺に異常がないかなどを触って確かめます(触診)。これらの診察によって、炎症の程度や原因の推測を行います。

じんじんとした痛みやしびれ感の原因が神経にある場合など、視診では明らかな異常が見られないこともあります。

細菌・ウイルス検査(迅速検査、培養検査)

感染症が疑われる場合、原因となる細菌やウイルスを特定するための検査を行うことがあります。

インフルエンザウイルスやA群溶血性レンサ球菌(溶連菌)などは、迅速検査キットを用いて短時間で結果が判明します。綿棒で喉の奥をこすって検体を採取し、検査します。

必要に応じて、採取した検体を検査機関に送って詳細な細菌培養検査やウイルス検査を行い、原因菌や効果のある抗菌薬を調べることもあります。

必要に応じて行われる詳しい検査(血液検査、画像検査、内視鏡など)

症状や診察所見からさらに詳しい情報が必要と判断された場合、血液検査、頸部のレントゲン検査やCT検査などの画像検査、喉頭内視鏡検査(ファイバースコープ)などが行われることがあります。

血液検査では、炎症の程度やアレルギーの関与などを調べます。画像検査では、喉の奥深くや頸部の状態を詳細に確認できます。

喉頭内視鏡検査は、細いカメラを鼻から挿入し、喉の奥や声帯の状態を直接観察するもので、ポリープや腫瘍などの病変を見つけるのに役立ちます。

これらの検査は、全てのケースで行われるわけではなく、医師が必要と判断した場合に実施されます。

喉のじんじんする痛みへの家庭での対処法

医療機関を受診するまでの間や、症状が軽い場合には、ご家庭でできる対処法を試してみるのも良いでしょう。喉の負担を軽減し、回復を助けるためのセルフケアを紹介します。

安静と十分な睡眠の確保

体調が優れないときは、無理をせず体を休めることが基本です。十分な睡眠時間を確保し、体力の回復を促しましょう。

特に喉の症状があるときは、大声を出したり、長時間話し続けたりすることを避け、喉を安静に保つことが大切です。体が疲れていると免疫力も低下しやすいため、症状の悪化を防ぐためにも休息は重要です。

こまめな水分補給と適切な加湿

喉の粘膜が乾燥すると、刺激に対して敏感になり、痛みが悪化しやすくなります。こまめに水分を摂取し、喉を潤すように心がけましょう。

冷たすぎる飲み物や熱すぎる飲み物は刺激になることがあるため、常温またはぬるま湯がおすすめです。また、空気が乾燥している場合は、加湿器を使用したり、濡れタオルを室内に干したりして、部屋の湿度を適切に保つことも効果的です。

一般的に、湿度は50~60%程度が快適とされています。

喉に良い飲み物・避けるべき飲み物

種類具体例ポイント
喉に良い飲み物水、白湯、麦茶、ハーブティー(カモミールなど)刺激が少なく、保湿効果が期待できるもの
避けるべき飲み物炭酸飲料、アルコール飲料、コーヒー、柑橘系ジュース刺激が強い、または利尿作用があるもの

喉に優しい食事の選び方

喉が痛むときは、食事の内容にも配慮が必要です。硬いものや刺激の強い香辛料、熱すぎるものや冷たすぎるものは、喉の粘膜をさらに刺激し、痛みを増強させる可能性があります。

消化が良く、喉越しの良い、栄養価の高い食事を心がけましょう。おかゆ、うどん、スープ、ゼリー、プリンなどがおすすめです。ビタミンCやビタミンAを多く含む食品も、粘膜の健康維持に役立ちます。

喉に優しい食べ物・刺激の少ない調理法

食品の例調理法のポイント備考
おかゆ、雑炊、うどん(柔らかく煮たもの)柔らかく煮込む、細かく刻む消化が良く、喉への負担が少ない
豆腐、茶碗蒸し、プリン、ゼリー喉越しが良いものを選ぶ飲み込みやすい
野菜スープ、ポタージュ具材を柔らかく煮て、ミキサーにかけるのも良い栄養補給にもなる

うがい、トローチ、のど飴の活用法

うがいは、喉の乾燥を防ぎ、付着したウイルスや細菌、ホコリなどを洗い流す効果が期待できます。水やぬるま湯、あるいは殺菌作用のあるうがい薬を使用すると良いでしょう。

ただし、うがい薬の使いすぎはかえって喉の粘膜を傷めることもあるため、用法・用量を守ることが大切です。トローチやのど飴は、唾液の分泌を促し、喉を潤す効果があります。

薬効成分が含まれているものもあり、症状の緩和に役立つ場合があります。これらも使用上の注意をよく読んで活用しましょう。

医療機関を受診した方が良いケース

多くの場合、喉の痛みは数日で軽快しますが、中には医療機関での適切な診断と治療が必要なケースもあります。自己判断で放置せず、早めに受診を検討すべきサインについて説明します。

急を要する危険なサイン

以下のような症状が見られる場合は、重篤な病気が隠れている可能性があり、速やかに医療機関を受診する必要があります。夜間や休日であっても、救急外来の受診を検討してください。

  • 息苦しさ、呼吸困難がある
  • 飲み込むことが全くできない、唾液も飲み込めない
  • 口が開きにくい、呂律が回らない
  • 首がひどく腫れている
  • 高熱が続き、ぐったりしている

これらの症状は、急性喉頭蓋炎や扁桃周囲膿瘍など、気道を閉塞する危険性のある疾患の兆候である可能性があります。迷わず医療機関を受診してください。

症状が長引く、または悪化する場合

市販薬を使用したり、家庭での対処法を試したりしても、喉のじんじんとした痛みやしびれ感が1週間以上続く場合、あるいは一度良くなったように見えても再び悪化する場合は、医療機関を受診しましょう。

特に、痛みが徐々に強くなる、範囲が広がる、しびれ感が強まるなどの変化がある場合は注意が必要です。原因を特定し、適切な治療を受けることが大切です。

受診の目安となる期間や状態

症状・状態受診を検討する目安ポイント
強い喉の痛み、高熱2~3日症状が改善しない場合細菌感染症の可能性も
じんじん・しびれ感が続く1週間以上改善しない、または悪化する場合原因の特定が必要
飲み込みにくい、声がかすれる症状が持続し、日常生活に支障がある場合喉頭の病変の可能性も

市販薬で効果が見られない時

市販の風邪薬や痛み止めを数日間服用しても、症状が全く改善しない、あるいは一時的に良くなってもすぐにぶり返すような場合は、薬が症状の原因に合っていない可能性があります。

自己判断で薬を長期間服用し続けることは避け、医師の診察を受けることをお勧めします。特に細菌感染が原因の場合、抗菌薬による治療が必要になることがあります。

強い不安を感じる場合

症状自体はそれほど強くなくても、「何か悪い病気ではないか」「いつまでこの不快感が続くのか」といった強い不安を感じる場合は、一度医療機関を受診して相談することも選択肢の一つです。

医師に話を聞いてもらい、適切なアドバイスを受けることで、安心感が得られることもあります。不安やストレスは症状を悪化させることもあるため、精神的なケアも大切です。

喉のじんじんする痛みに関するよくあるご質問

最後に、喉のじんじんとした痛みやしびれ感に関して、患者さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q
喉の痛みだけで新型コロナウイルス感染症の可能性は?
A

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状の一つとして喉の痛みが報告されています。しかし、喉の痛みだけで新型コロナウイルス感染症と断定することはできません。

発熱、咳、倦怠感、味覚・嗅覚障害など、他の症状の有無や、周囲の感染状況などを総合的に考慮する必要があります。

心配な場合は、かかりつけ医や地域の相談窓口に連絡し、指示を仰ぐようにしてください。自己判断せず、適切な検査を受けることが大切です。

Q
慢性的に喉がじんじんするのはなぜですか?放置しても大丈夫?
A

慢性的に喉がじんじんする場合、アレルギー、逆流性食道炎、慢性的な炎症(慢性咽喉頭炎)、神経の過敏性などが原因として考えられます。

また、まれに腫瘍などの病気が隠れていることもあります。症状が長期間続く場合は、原因を特定するために医療機関を受診することをお勧めします。

放置することで症状が悪化したり、原因となっている病気が進行したりする可能性があるため、自己判断せずに専門医に相談しましょう。

Q
子供にも同じような症状は出ますか?注意点は?
A

お子さんでも、ウイルスや細菌による感染症、アレルギーなどで喉のじんじんとした痛みを感じることがあります。

ただし、お子さんは症状をうまく言葉で表現できないことがあるため、機嫌が悪い、食事をあまり摂らない、よだれが多い、声がかすれるなどの変化に大人が気づいてあげることが大切です。

特に乳幼児の場合、喉の症状が呼吸困難につながりやすいため、息苦しそうな様子が見られたら速やかに医療機関を受診してください。

Q
どの診療科を受診すればよいのでしょうか?
A

喉のじんじんとした痛みやしびれ感がある場合、呼吸器内科、または耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。

一般的な風邪や扁喉炎などは内科でも対応可能ですが、喉の専門的な診察や検査が必要な場合、あるいは症状が長引く場合は耳鼻咽喉科が適しています。

どちらを受診すればよいか迷う場合は、まずはかかりつけ医に相談し、必要に応じて専門医を紹介してもらうと良いでしょう。

症状と受診科の目安

主な症状推奨される診療科備考
発熱、咳、鼻水など風邪症状を伴う喉の痛み内科、耳鼻咽喉科かかりつけ医にまず相談
喉の痛み、声がれ、飲み込みにくさが主症状耳鼻咽喉科喉の専門的な診察が可能
胸やけを伴う喉の違和感内科(消化器科)、耳鼻咽喉科逆流性食道炎の可能性も考慮

この記事が、喉の不快な症状でお悩みの方の一助となれば幸いです。症状が続く場合は、我慢せずに医療機関にご相談ください。

以上

参考にした論文