日中の強い眠気や寝起きのすっきりしない感覚を抱えながらも「いびきくらい大したことはない」と放置している方は多いかもしれません。
実は深刻な健康リスクを伴う可能性があるのが睡眠時無呼吸症候群です。
適切な診断や治療を受けるためには自分の症状や不安に合った診療科を知る必要があります。
この記事では睡眠時無呼吸症候群と関わりの深い診療科や専門医の選び方、治療内容などを詳しく解説します。
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群は眠っている間に断続的な呼吸停止または著しい呼吸の低下が起こり、熟睡できなくなる病気です。
単なる「いびき」ではなく、血中酸素の低下や疲労の蓄積などの問題を引き起こす可能性があります。
放置すると高血圧や心疾患などを招く恐れがあり、体への負担が大きくなります。早期の発見と治療が重要です。
睡眠時無呼吸症候群の種類
睡眠時無呼吸症候群には大きく分けて2つのタイプがあります。1つは気道が塞がることで呼吸が止まる閉塞型、もう1つは脳の呼吸中枢が十分に働かない中枢型です。
特に閉塞型は舌や咽頭まわりの構造上の問題が原因になりやすい傾向があります。
いびきとの違い
いびきだけでも本人は不快に感じたり、家族や周囲の人にとっても騒音として大変な場合があります。
しかし無呼吸症候群は単なるいびきにとどまらず、睡眠中に呼吸が止まる点が本質的に異なります。
長期間放置すると深刻な合併症のリスクが高まるので注意が必要です。
日中に起こりやすい症状
睡眠の質が下がることで日中の激しい眠気や集中力の低下、頭痛などの症状が起こることがあります。これらは日常生活や仕事の効率にも影響します。
自分では気づきにくい場合もあり、家族や周囲が「寝ているときに息が止まっている」と気づくことで発覚する例も少なくありません。
命に関わる可能性
無呼吸が続くと血中酸素が不足し、身体に強い負荷がかかります。
高血圧や不整脈、心筋梗塞、脳梗塞などを起こすリスクが高まるため早期の受診が重要です。特に高齢者や肥満体型の方、慢性的にいびきがひどい方は注意を要します。
睡眠時無呼吸症候群の主な特徴
項目 | 特徴 |
---|---|
主なタイプ | 閉塞型(気道閉塞が原因) 中枢型(脳の呼吸中枢機能の問題) |
主な症状 | いびき、呼吸停止、日中の強い眠気、集中力の低下 |
合併症リスク | 高血圧、心不全、不整脈、脳卒中など |
自覚の有無 | 当人が気づきにくい場合が多く、家族や周囲に指摘されることが多い |
治療の重要性 | 放置すると健康被害が拡大し、命に関わる可能性がある |
症状とセルフチェック
自分が睡眠時無呼吸症候群かもしれないと思ったときには、まず眠っている間の様子を客観的に把握することが大切です。
寝室を共にする家族がいれば、いびきや呼吸停止の有無を確認してもらうと早期に受診するきっかけになります。
また、自覚しやすい日中の症状も参考にしてください。
睡眠時のサイン
眠っている間に次のようなサインがあると無呼吸症候群の可能性があります。
- 息が止まっているように見える
- 大きないびきをかき、時々いびきが急に止まる
- 寝汗を多くかく
- 寝言や歯ぎしりが多い
こうした症状は無呼吸の特性と深く関係しています。
放置すると血中酸素の低下が続き、内臓に負担がかかりやすくなります。
睡眠時に多くみられる兆候
兆候 | 説明 |
---|---|
息が停止している | 呼吸が止まることで睡眠が分断される |
いびきの急な中断 | 気道の狭窄や閉塞が原因で急に静かになる時間がある |
こまめな寝返り | 無意識に姿勢を変え、気道確保を図っている場合がある |
口呼吸が多い | 鼻呼吸がしにくいとき、口を開けることで気道を確保しようとする |
強い寝汗 | 酸素不足や睡眠の質の低下で体が過度に動き、汗が増えやすい |
日中のサイン
無呼吸症候群は夜間だけの問題ではありません。昼間に現れる以下のサインも受診のきっかけになります。
- 強い眠気や倦怠感
- 集中力の低下や作業効率の低下
- 朝起きたときの頭痛や口の渇き
- 動悸や息切れ
これらの症状は他の生活習慣病とも重なりやすく、本人が加齢や生活リズムの崩れと勘違いしがちです。
手軽にできるセルフチェック
下のチェックリストを活用すると受診の参考になります。どれだけ当てはまるかを確認してみてください。
睡眠時無呼吸症候群が疑われるチェックリスト
- 周囲からいびきの大きさを指摘される
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝起きたときに頭痛がある
- 日中の眠気が我慢できないほど強い
- 首周りや舌が太いと感じる
2~3項目以上該当する場合は早めの受診を検討してください。
放置するリスク
睡眠時無呼吸症候群を放置すると心疾患や脳血管障害のリスクが高まります。
症状が進むと呼吸器系の問題だけでなく循環器系にも大きな負荷がかかります。
交通事故や労働災害のリスクとも関連するため、できるだけ早く専門的な検査を受けることが望ましいです。
症状の継続期間とリスク増大の関係
症状継続期間 | リスクの特徴 |
---|---|
数週間 | 日中の眠気や頭痛などの日常的な不調が中心 |
数か月 | 高血圧や不整脈などの循環器系トラブルが起こりやすくなる |
数年 | 心筋梗塞や脳卒中など重篤な合併症リスクが上昇 |
受診のきっかけになる合併症とリスク
無呼吸症候群が原因で起こりやすい合併症を知ると、どの診療科が担当することが多いかを理解しやすくなります。
たとえば高血圧で内科を受診したときに医師が睡眠時無呼吸症候群を疑うことがあります。
高血圧や心疾患
無呼吸症候群と高血圧は深く結びついています。
呼吸が止まるたびに血中酸素が低下し、心臓に過剰な負担がかかるため血圧が上がりやすくなります。心疾患や動脈硬化のリスクも増える傾向があります。
脳卒中などの脳血管障害
無呼吸症候群を放置すると脳梗塞や脳出血などの脳血管障害も起こりやすくなります。
睡眠中の酸素不足は血管や血流の異常を誘発しやすく、脳の健康を損ないがちです。
頭痛が常態化している場合には脳の検査をすすめられることがあります。
糖尿病との関連
糖尿病を患っている方に無呼吸症候群が併発するケースは少なくありません。
血糖値のコントロールが乱れやすくなると睡眠時に何度も目が覚めることで余計に血糖値管理が難しくなります。
内科で糖尿病治療を受けているときに、いびきの状況を医師から確認される場合もあります。
精神的ストレスやうつ状態
慢性的な睡眠不足が続くと精神面にも影響を及ぼします。イライラ感や集中力の欠如、強いうつ状態を招くことがあります。
精神科や心療内科にかかった際に睡眠状況を詳しく聞かれ、結果的に無呼吸症候群が見つかる場合もあります。
合併症と主に関わる診療科の例
合併症 | 主に担当する診療科 | 無呼吸症候群との関連 |
---|---|---|
高血圧 | 内科、循環器内科 | 酸素不足が血圧上昇を引き起こし、心臓への負担が増大 |
心筋梗塞、狭心症など | 循環器内科 | 心血管のトラブルが生じやすくなる |
脳卒中 | 脳神経内科、脳神経外科 | 血管障害リスクが上昇し、重篤な事態につながりやすい |
糖尿病 | 内科、糖尿病内科 | 血糖コントロールの乱れと睡眠障害が相互に悪影響を及ぼす |
精神的ストレス | 心療内科、精神科 | 慢性的な睡眠不足がメンタル面にも悪影響を与える |
何科を受診すればよいのか
無呼吸症候群を治療するためには 「何科に行くべきなのか?」と悩む方は多いです。
一見すると睡眠時無呼吸症候群は呼吸器の問題に見えますが、耳鼻咽喉科や内科、歯科などいろいろな診療科との関わりが深いです。
症状や原因によって適切な診療科が異なるので、自分の特徴や困りごとに合わせて選ぶことが大切です。
呼吸器内科
気道の閉塞や呼吸のパターンに関する知識が豊富なため、睡眠時無呼吸症候群を専門的に扱うクリニックや病院では呼吸器内科が大きな役割を担っています。
主に閉塞型無呼吸の検査・治療が得意な診療科です。
耳鼻咽喉科
上気道の構造的な問題(鼻づまりや扁桃肥大、ポリープなど)が原因で無呼吸症状が生じている場合、耳鼻咽喉科で適切な処置を行うと改善しやすくなります。
治療の一環として手術が必要になるケースもあります。
歯科・口腔外科
顎の位置や舌の大きさなど口腔内の構造的な問題が無呼吸の原因となることがあります。
そのためマウスピース(口腔内装置)の作成や顎矯正の観点から歯科や口腔外科が関わることも少なくありません。
内科系診療科(糖尿病内科・循環器内科など)
合併症として高血圧や糖尿病、心臓疾患がある場合は内科系診療科で無呼吸症候群を疑われることもあります。
そこから専門的検査を行うために呼吸器内科などに紹介される流れが一般的です。
主な症状や目的に応じた受診科の目安
症状や目的 | 選択する診療科 | 特徴 |
---|---|---|
夜間の呼吸状態を総合的に調べたい | 呼吸器内科 | 閉塞型・中枢型など無呼吸のタイプを調べる |
鼻やのどの構造的問題を改善したい | 耳鼻咽喉科 | 手術の検討や器質的問題の改善が期待できる |
顎や歯列の矯正により気道を確保したい | 歯科・口腔外科 | マウスピース作成や顎矯正などで症状の緩和を図る |
合併症(高血圧や糖尿病など)を管理したい | 内科(循環器内科など) | 基礎疾患の治療を行いつつ無呼吸を疑い検査する |
専門医と検査の流れ
無呼吸症候群 何 科を受診すればいいのか迷うときは睡眠外来や呼吸器内科などに相談するのが一般的です。
そこから状態に応じて耳鼻咽喉科や歯科へ紹介されるケースも多いです。
医療機関の設備や専門医の在籍状況によって検査体制が異なりますが、基本的な流れは似ています。
初診から問診まで
初診時には問診を行います。日常生活での眠気の強さ、いびきの有無、合併症のリスクなどを尋ねられます。
家族や同居人からの情報も大変重要なので、可能な範囲で状況をメモしておくとスムーズに診察を進められます。
睡眠検査(ポリソムノグラフィー)
診断において睡眠検査(ポリソムノグラフィー)を実施することがあります。これは睡眠中の脳波や呼吸の状態、心拍などを詳細に記録する検査です。
一晩入院して行う場合と自宅で簡易的に行う場合があります。重症度や施設の設備により方法が変わります。
睡眠検査で計測する主な項目
計測項目 | 目的 |
---|---|
脳波 | 睡眠ステージを把握し、熟睡度を確認する |
呼吸の状態 | 無呼吸と低呼吸の頻度や重症度を把握する |
心拍数 | 心臓の負担やリズムを監視する |
酸素飽和度 | 酸素がどれだけ血中に行き渡っているか |
結果の評価
検査結果を受けて無呼吸の回数や低呼吸の回数を基に重症度を判定します。重症度が高いほど合併症リスクや治療の緊急性も高くなります。
医師は検査データと問診から総合的に治療方針を決めます。
追加検査の可能性
必要に応じてCT検査や鼻・喉の内視鏡検査を行い、気道の形状や閉塞の部位を詳細に調べることがあります。
高血圧や糖尿病などが疑われるときは血液検査や血圧測定などの追加検査を実施して総合的に判断します。
専門医と検査の全体像
ステップ | 内容 | 受診先 |
---|---|---|
初診・問診 | いびきや日中の眠気、家族の目撃談などを確認 | 呼吸器内科や睡眠外来など |
簡易検査 | 自宅での簡易検査(装置装着) | 呼吸器内科、耳鼻咽喉科など |
精密検査 | ポリソムノグラフィー(入院 or 外来) | 睡眠外来、専門クリニック |
追加検査 | CT、鼻・喉の内視鏡、血液検査など | 必要に応じて各科で実施 |
治療方法の選び方
無呼吸症候群の治療は原因や重症度によって大きく異なります。
代表的な治療法としてはCPAP(シーパップ)と呼ばれる装置の使用やマウスピースの装着、生活習慣の改善などが挙げられます。
CPAP(持続陽圧呼吸療法)
CPAPは就寝時に鼻や口をマスクで覆い、空気を一定圧力で送り込むことで気道を保つ装置です。
無呼吸を繰り返す方や重症度の高い方に効果が高いです。
装着に慣れるまで時間がかかる場合がありますが、血圧の改善や日中の眠気軽減などのメリットが期待できます。
マウスピース(口腔内装置)
歯科や口腔外科の協力によって作成するマウスピースは寝ている間に下顎を前方へ移動し、気道を広げる原理です。
軽症から中等症の無呼吸症候群やCPAPが苦手な方に選ばれることがあります。
定期的な調整が必要ですが、比較的扱いやすい治療法です。
手術療法
気道の構造的異常が大きな原因だと判明した場合は耳鼻咽喉科や口腔外科で手術を行い、鼻やのどの狭い部分を広げることがあります。
骨格の形成手術が関わるケースもあり、入院が必要です。手術適応は慎重に判断されます。
生活習慣の調整
肥満や飲酒習慣、喫煙などが無呼吸症候群を悪化させる要因になりやすいです。
運動による減量や禁煙、節酒などの生活習慣改善は治療において重要です。
睡眠薬の使用も無呼吸を悪化させる可能性があるため主治医に相談しながら慎重に行います。
治療法と特徴
治療法 | 特徴 |
---|---|
CPAP装置 | 重症の方や合併症リスクが高い方に適している。酸素飽和度の改善が期待できる |
マウスピース | 軽症~中等症の方やCPAPに抵抗がある場合の選択肢。調整や歯科受診が必要 |
手術療法 | 耳鼻咽喉科や口腔外科で構造的原因を除去。適応の判断には専門的検査が欠かせない |
生活習慣の調整 | 運動や食事制限、禁煙・節酒など。治療全般の効果を引き出す上で大切 |
治療選択時に考慮したい項目
- 無呼吸の重症度(検査結果)
- 合併症の有無(心疾患や糖尿病など)
- 生活スタイル(仕事の状況、睡眠時間)
- 経済的負担(保険適用や装置の費用)
- 定期受診のしやすさ
日常生活で気をつけたいこと
治療と並行して普段の生活環境を整えることが無呼吸症候群の改善に役立ちます。
小さな工夫の積み重ねが睡眠の質と健康状態の維持につながります。
睡眠環境の整備
寝室の温度や湿度を調整し、快適な寝具を選ぶことが大切です。
就寝前の過度な飲酒やカフェイン摂取は気道の弛緩や睡眠リズムの乱れにつながるので避けてください。
姿勢に関する注意
仰向けで寝ると舌が気道を圧迫しやすくなるため、横向きの寝姿勢が推奨される場合があります。枕や抱き枕を活用すると自然に横向きになりやすいです。専門店などで睡眠時の姿勢に合った枕を探す方法もあります。
運動と食事
肥満が原因の1つになっていることも多いため、適度な運動やバランスの取れた食事を心がけることが重要です。
体重が減少すると気道周辺の脂肪も減るため、無呼吸の回数が減る場合があります。
日常生活で心がけたい健康管理
- 週2~3回程度のウォーキングや軽めのジョギング
- 寝る前の軽いストレッチ
- 野菜中心の食生活と塩分・脂質のコントロール
- 禁煙、節酒(特に就寝前の飲酒を控える)
- 毎日決まった時間に寝起きするリズムづくり
定期的な検診
治療を続けている方はもちろん、「いびきはあるが深刻な症状とは思っていない」という方も定期的な健康診断や検診で血圧や血糖値をチェックしておくと安心です。
異変を早めに捉えて専門的な検査や治療につなげられます。
生活習慣を改善したことで期待できる変化
改善項目 | 期待できる効果 |
---|---|
体重管理 | 気道周辺の脂肪減少で呼吸が楽になる |
適度な運動 | 血圧や血糖値のコントロールに役立つ |
禁煙・節酒 | 気道や肺への負担減、睡眠の質の向上 |
規則正しい睡眠 | ホルモンバランスの安定、疲労回復の促進 |
専門医の探し方と当院でできること
症状がある程度進んでいる、または日常的に強い眠気に悩まされている方は睡眠時無呼吸症候群を専門的に扱う医療機関を探すと診断から治療までスムーズに進む可能性が高いです。
無呼吸症候群は何科に行けばいいか明確でない場合は、まずは呼吸器内科や睡眠外来へ相談してみてください。
医療機関の選び方
睡眠障害専門の外来を設置している病院やクリニックは検査設備が充実しています。
睡眠ポリソムノグラフィーをはじめ、必要に応じたCTや内視鏡などの検査も一貫して行えるかどうかはポイントの1つです。
また、内科や耳鼻咽喉科、歯科など複数の診療科が連携している施設であれば、紹介状の手間が少なく済みます。
専門医の特徴
無呼吸症候群に詳しい医師は単にいびきや呼吸の数値を診るだけでなく、生活背景や合併症との関連も総合的に考慮してくれます。
治療装置のフォローや生活指導が得意で、患者さんに合った治療を提案してくれることが多いです。
医療機関や専門医を探すときに注目したいポイント
- 睡眠検査ができる設備がある
- 内科や耳鼻咽喉科、歯科などの連携がスムーズ
- 治療実績や患者の声が確認しやすい
- 検査から治療まで継続して診てもらえる
- 予約やフォローアップの体制が整っている
当院で行う診療
当院では呼吸器内科を中心に、無呼吸症候群の検査と治療を実施しています。
ポリソムノグラフィー装置を活用した精密検査や、マウスピース作成のために歯科と提携した治療も行っています。
重症度や患者さんの生活スタイルに合った治療法を一緒に検討し、必要があれば専門の耳鼻咽喉科や歯科への紹介もスムーズに行える体制です。
サポート体制
治療には継続的なフォローが重要です。当院では定期的な通院や装置の点検、生活習慣指導などを通して、患者さんの健康管理を支えています。
気になる症状があれば気軽にご相談いただける環境づくりに力を入れています。
当院で可能な診療と連携
項目 | 当院での対応 |
---|---|
初期診療・問診 | 呼吸器内科医が丁寧に症状や生活背景を確認 |
簡易検査 | 自宅での簡易的な睡眠検査の導入 |
ポリソムノグラフィー検査 | 専用の機器・病床を用いた精密検査 |
マウスピース治療 | 歯科への紹介を含めた連携 |
フォローアップ | 定期通院や装置管理、生活習慣指導 |
以上
参考にした論文
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