テガフール・ウラシル配合(UFT ユーエフティ)とは、肺がんや大腸がんなどの治療に用いられる経口抗がん剤です。

この薬剤はテガフールとウラシルという2つの成分を組み合わせることでがん細胞の増殖を抑える効果を高めています。

ユーエフティは体内で代謝されることにより活性化し、がん細胞のDNA合成を阻害することで抗腫瘍効果を発揮します。

医療現場では患者さんの状態や腫瘍の種類、進行度などを総合的に判断してこの薬剤の使用を検討しています。

ユーエフティ配合カプセルT100 | Drug Information | 大鵬薬品工業 -医療関係者向け情報- (taiho.co.jp)

有効成分と作用機序、効果

UFTの主要成分

テガフール・ウラシル配合(UFT)は2つの重要な成分から構成される抗悪性腫瘍剤です。

この薬剤の主成分であるテガフールとウラシルは以下の特性を持ちます。

成分名役割
テガフール5-FUのプロドラッグ
ウラシル5-FU分解酵素阻害

テガフールは体内で代謝されて5-フルオロウラシル(5-FU)に変換されます。

一方でウラシルは5-FUの分解を抑制して抗腫瘍効果を高めます。

UFTの体内での変換プロセス

UFTが体内に入ると複雑な代謝過程を経て活性化します。

この過程は以下のステップで進行します。

  • テガフールが肝臓で代謝され5-FUに変換
  • 5-FUががん細胞内で活性代謝物に変化
  • ウラシルが5-FUの分解を阻害し血中濃度を維持

これらの反応によって薬剤の効果が最大限に引き出されるのです。

UFTの作用機序

UFTの抗腫瘍効果は主に5-FUの作用によってもたらされます。

5-FUは細胞内で様々な経路を通じてがん細胞の増殖を抑制します。

作用点効果
DNAの合成チミジル酸合成酵素阻害
RNAの合成RNA機能障害誘導

5-FUはDNAやRNAの合成を阻害し細胞分裂を妨げ、これにより急速に分裂するがん細胞の増殖が抑えられるのです。

UFTの抗腫瘍効果

UFTは様々ながん種に対して効果を発揮しますが、特に以下のようながんの治療に用いられることが多いです。

  • 結腸・直腸がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 乳がん

UFTの効果は腫瘍の縮小や進行の遅延として現れます。

評価指標内容
奏効率腫瘍サイズの減少割合
無増悪生存期間病状進行までの期間

これらの指標を用いて治療効果を判定します。

UFTは経口投与が可能なためQOL(生活の質)を維持しながら治療を続けられるというのが利点です。

加えて他の抗がん剤との併用療法も広く研究されており、治療の選択肢を広げています。

使用方法と注意点

UFTの投与方法

テガフール・ウラシル配合(UFT)は経口投与する抗がん剤で、通常は1日2〜3回に分けて服用します。

投与回数投与時間
2回投与朝・夕食後
3回投与朝・昼・夕食後

服用量は患者さんの体表面積や症状に応じて医師が決定します。

この薬剤は食事の影響を受けにくいため食後の服用が望ましいです。

服薬管理の重要性

UFTの効果を最大限に引き出すためには規則正しい服用が大切です。

特に以下の点に注意して服薬管理をうようにしましょう。

  • 決められた時間に忘れずに服用する
  • 飲み忘れた場合は次回分から通常通り服用する
  • 勝手に服用を中止しない

服薬カレンダーやアラーム機能の活用も有効な手段となります。

服薬管理ツール利点
服薬カレンダー視覚的に服用状況を把握
スマートフォンアプリリマインド機能で忘れ防止

患者さん自身による確実な服薬管理が治療成功の鍵といえるでしょう。

生活上の注意点

UFT服用中は日常生活においていくつかの注意点があります。

感染症のリスクを低減するために留意するべきは以下の点です。

  • こまめな手洗いとうがい
  • 人混みを避ける
  • 十分な睡眠と栄養摂取

また強い日光に当たると皮膚炎を起こすことがあるため注意が必要です。

生活面の注意対策
感染予防マスク着用・手指消毒
日光過敏日焼け止め使用・帽子着用

これらの注意点を守ることでQOLを維持しながら治療を継続できます。

治療効果のモニタリング

UFTによる治療では定期的な効果判定と副作用チェックが欠かせません。

具体的には血液検査や画像診断を通じて治療の進捗を評価します。

評価項目頻度
血液検査2〜4週間ごと
CT検査2〜3か月ごと

検査結果に基づいて投与量の調整や治療方針の見直しを行います。

ある医師の臨床経験では定期的な診察と丁寧な説明により患者さんの治療意欲が高まり、良好な転帰につながったケースが多くありました。

治療中の不安や疑問点はすぐに医療スタッフに相談することをお勧めします。

適応対象となる患者

UFTの主な適応疾患

テガフール・ウラシル配合(UFT)は様々ながん種に対して効果を発揮する抗悪性腫瘍剤です。

なかでも特に消化器系のがんや呼吸器系のがんに対する有効性が認められています。

がん種適応状況
胃がん手術後の補助療法
結腸・直腸がん進行再発例の治療
肺がん非小細胞肺がんの治療

これらのがん種において UFT は単独使用や他の抗がん剤との併用で用いられ、患者さんの病期や全身状態に応じて投与方法を選択します。

UFT適応の判断基準

UFT投与の適否を判断する際には複数の要素を考慮します。

医師は以下の点を総合的に評価して治療方針を決定します。

  • がんの種類と進行度
  • 患者さんの年齢と全身状態
  • 肝機能・腎機能などの臓器機能

特に肝機能障害がある患者さんでは慎重な投与が求められます。

評価項目判断基準
全身状態ECOG PS 0-2
肝機能Child-Pugh 分類 A-B

これらの基準を満たす患者さんが UFT治療に適しているといえます。

UFT投与における年齢の考慮

UFTは高齢の患者さんにも比較的安全に投与できる薬剤ですが、加齢に伴う生理機能の低下を考慮する必要があります。

年齢層投与時の注意点
65歳未満通常量で開始可能
65-75歳慎重に開始量を設定

75歳以上の超高齢者では特に慎重な投与開始と綿密な経過観察が重要です。

UFTと他の治療法の選択

UFTの使用を検討する際には他の治療選択肢との比較も行います。

特に以下の要素を勘案しながら最適な治療法を選ぶことが大切です。

  • 期待される治療効果
  • 予想される副作用
  • 患者さんのライフスタイル
  • 治療の目的(根治か緩和か)

UFTは経口投与が可能なため外来通院での治療継続にメリットがあります。

治療法特徴
UFT経口投与可能 通院治療に適する
点滴抗がん剤強力な効果 入院管理が必要

患者さんの希望や生活環境も考慮しつつ治療方針を決定していくことが継続的な治療につながります。

UFT投与前の患者さん評価

UFT 投与を開始する前には詳細な患者さん評価を実施しますが、この評価には以下のような検査が含まれます。

  • 血液検査(血球数・肝機能・腎機能など)
  • 画像検査(CT・MRI など)
  • 心機能検査(心電図・心エコーなど)

これらの検査結果を総合的に判断してUFT 投与の適否を決定していきます。

検査項目評価ポイント
血液検査骨髄抑制のリスク評価
肝機能検査代謝能力の確認

患者さんの全身状態を的確に把握することが安全な治療につながります。

治療期間

UFT治療の基本サイクル

テガフール・ウラシル配合(UFT)による治療は一定のサイクルで行います。典型的なサイクルは28日を1クールとし、以下のようなスケジュールで進めます。

期間投与状況
Day 1-21UFT服用
Day 22-28休薬期間

このサイクルを繰り返すことで効果的な治療を目指し、休薬期間を設けることで副作用の軽減と正常細胞の回復を図ります。

治療期間の個別化

UFTによる治療期間は患者さんの状態やがんの種類により大きく異なるため個々の症例に応じて最適な治療期間を設定します。

  • 手術後の補助療法1年間継続
  • 進行再発がんでは効果が持続する限り継続

このような点に注意して効果判定や副作用の程度を見ながら継続の是非を判断します。

がん種標準的な治療期間
胃がん術後1年間
結腸がん術後6ヶ月-1年

ただしこれらは目安であり個々の患者さんに合わせて調整していきます。

治療効果モニタリングと期間調整

UFT治療中は定期的に効果判定を行い治療期間を適宜調整するのですが、効果判定には次のような検査を用います。

  • 腫瘍マーカー検査
  • CT・MRI などの画像検査
  • 内視鏡検査(消化器がんの場合)

これらの結果に基づいて治療継続の判断を行います。

判定結果対応
腫瘍縮小/安定治療継続
腫瘍増大治療変更検討

ある医師の臨床経験では効果が持続する限り長期間UFTを継続し、5年以上にわたり病状をコントロールできた症例も少なくありません。

長期投与における注意点

UFTの長期投与では累積的な副作用に注意が必要で特に以下の点に留意しながら慎重に経過を観察します。

  • 骨髄抑制
  • 肝機能障害
  • 末梢神経障害

長期投与中は定期的な血液検査や画像検査が重要です。

検査項目頻度
血液検査2-4週間ごと
画像検査2-3ヶ月ごと

これらの検査結果を踏まえ必要に応じて休薬や減量を検討します。

治療終了の判断

UFT治療の終了時期を決定するには以下のような複数の要素から検討します。

  • 予定された治療期間の完了
  • 効果不十分による他治療への変更
  • 副作用による継続困難

慎重に患者さんの状態を評価し最適な判断を下さなければなりません。

終了理由対応
治療完遂経過観察へ移行
効果不十分次治療の検討

治療終了後も定期的な経過観察を継続し再発の早期発見に努めます。

UFTの副作用とデメリット

ユーエフティによる消化器系副作用

テガフール・ウラシル配合(UFT)治療において消化器系の副作用は比較的高頻度に認められます。

これらの症状は患者さんのQOLに大きな影響を与える可能性があります。

副作用発現頻度
悪心・嘔吐20-30%
下痢15-25%

消化器症状は投与開始後早期から出現することが多いですが、適切な制吐剤や整腸剤の併用により症状をコントロールできることがあります。

骨髄抑制のリスク

UFTによる骨髄抑制は重要な副作用の一つです。

血球減少により以下のような症状が現れる危険性があります。

  • 白血球減少に伴う感染リスクの上昇
  • 血小板減少による出血傾向
  • 貧血による倦怠感や息切れ

定期的な血液検査で早期発見と対応が大切です。

血球種類減少時の注意点
白血球感染予防策の強化
血小板出血予防に留意

重度の骨髄抑制では投与中止や減量が必要になる場合もあります。

機能障害と腎機能障害

UFTは肝臓で代謝される薬剤のため肝機能への影響に注意が必要です。

また腎機能障害のある患者さんでは副作用が強く出やすいことがあります。

そのため肝機能検査値の上昇や黄疸などの症状に留意しながら投与を続けます。

臓器モニタリング項目
肝臓AST ALT γ-GTP
腎臓BUN クレアチニン

これらの検査値に異常が見られた際は速やかに投与量の調整を検討します。

皮膚障害と色素沈着

UFT投与中に様々な皮膚症状が出現する可能性がありますが、特に注意すべき皮膚関連の副作用は以下の通りです。

  • 手掌足底発赤知覚不全症候群
  • 色素沈着(爪 皮膚)
  • 光線過敏症

これらの症状は患者さんの日常生活に支障をきたすケースもあります。

皮膚症状対処法
手足症候群保湿剤の使用
光線過敏症日光曝露の回避

ある医師の臨床経験では早期からのスキンケア指導により重症化を防げたケースが多くありました。

長期投与に伴うデメリット

UFTの長期投与では累積的な副作用や耐性獲得というデメリットがあります。

長期投与に伴う問題点は次のようなものです。

  • 副作用の慢性化や重症化
  • 薬剤耐性の出現
  • QOLの持続的な低下

これらのリスクを踏まえ定期的に治療継続の是非を検討する必要があります。

投与期間注意点
6ヶ月未満急性副作用に注意
6ヶ月以上慢性副作用をモニタリング

長期投与中は患者さんの状態を総合的に評価して柔軟に治療方針を見直します。

代替治療薬

フッ化ピリミジン系薬剤への変更

テガフール・ウラシル配合(UFT)で十分な効果が得られなかった症例では他のフッ化ピリミジン系薬剤への変更を検討します。

同じ系統の薬剤でも作用機序や体内動態に違いがあるため効果が期待できる場合があります。

薬剤名特徴
カペシタビン経口剤 腫瘍選択性が高い
S-1経口剤 ギメラシル配合で代謝抑制

これらの薬剤はUFTと同様に5-FUのプロドラッグですが、体内での挙動が異なります。患者さんの状態や副作用プロファイルを考慮して選択することがあります。

プラチナ製剤との併用療法

UFT単剤で効果不十分だった際にはプラチナ製剤との併用療法へ移行することがあります。

以下はプラチナ製剤の種類です。

  • シスプラチン
  • オキサリプラチン
  • カルボプラチン

これらの薬剤はDNAの複製を阻害することでがん細胞の増殖を抑制します。

併用療法適応がん種
S-1+シスプラチン胃がん
カペシタビン+オキサリプラチン大腸がん

プラチナ製剤の追加によって奏効率の向上が期待できます。

タキサン系薬剤への変更

UFTが無効であった場合にはタキサン系薬剤への変更も選択肢の一つです。タキサン系薬剤は微小管の機能を阻害することで抗腫瘍効果を発揮します。

以下は代表的なタキサン系薬剤です。

  • パクリタキセル
  • ドセタキセル
  • ナブパクリタキセル

これらの薬剤は幅広いがん種に対して有効性が示されています。

薬剤名投与経路
パクリタキセル点滴静注
ナブパクリタキセル点滴静注

タキサン系薬剤は作用機序が全く異なるため交叉耐性を示さないことが多いです。

分子標的薬への移行

UFTが無効であった患者さんでは分子標的薬への移行を検討します。分子標的薬はがん細胞に特異的な分子を標的とした薬剤です。

代表的な分子標的薬は次の通りです。

  • 抗EGFR抗体薬(セツキシマブ パニツムマブ)
  • 抗VEGF抗体薬(ベバシズマブ ラムシルマブ)
  • チロシンキナーゼ阻害薬(エルロチニブ ゲフィチニブ)

これらの薬剤は従来の抗がん剤とは異なる作用機序を持ちます。

薬剤タイプ標的分子
抗EGFR抗体上皮成長因子受容体
抗VEGF抗体血管内皮増殖因子

分子標的薬の選択には腫瘍の遺伝子変異検査が必要になることがあります。

免疫チェックポイント阻害薬の導入

UFT無効例における新たな選択肢として免疫チェックポイント阻害薬があります。

これらの薬剤は患者さん自身の免疫システムを活性化させてがん細胞を攻撃します。

以下は代表的な免疫チェックポイント阻害薬です。

  • ニボルマブ
  • ペムブロリズマブ
  • アテゾリズマブ

これらの薬剤は様々ながん種で効果を示しています。

薬剤名標的分子
ニボルマブPD-1
アテゾリズマブPD-L1

ある医師の臨床経験では従来の抗がん剤に抵抗性を示した症例でも免疫チェックポイント阻害薬が著効するケースをしばしば経験しています。

免疫チェックポイント阻害薬は長期間の病勢コントロールが期待できる薬剤です。

UFTの併用禁忌

他のフッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤との併用

テガフール・ウラシル配合(UFT)は他のフッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤との併用を避ける必要があります。

これらの薬剤は同様の作用機序を持つため併用により重篤な副作用が生じる危険性が高まります。

併用禁忌薬剤一般名
ゼローダカペシタビン
ティーエスワンテガフール・ギメラシル・オテラシル

これらの薬剤とUFTを同時に使用すると骨髄抑制や消化器症状が増強される恐れが生じます。

患者さんの安全性を確保するため処方時には細心の注意を払わなければなりません。

ソリブジンおよびその類似化合物との併用

UFTとソリブジンおよびその類似化合物との併用は厳重に回避しなければなりません。

ソリブジンはUFTの代謝を阻害して活性代謝物である5-FUの血中濃度を著しく上昇させます。

この相互作用によって以下のような重篤な副作用が発現する危険性があります。

  • 骨髄抑制
  • 下痢
  • 口内炎
  • 消化管出血
併用禁忌薬剤用途
ソリブジン抗ウイルス薬
ブロビリジン抗ウイルス薬

これらの薬剤とUFTの併用は致死的な転帰をたどる症例も報告されているため絶対に避ける必要があります。

ワルファリンとの相互作用

UFTはワルファリンの抗凝固作用を増強する作用があるため併用には十分な注意が必要です。なぜならば両剤の併用により出血リスクが高まる危険性があるからです。

ワルファリンを服用中の患者さんにUFTを投与する際は以下の点に留意します。

  • 頻回のPT-INRモニタリング
  • 出血症状の観察
  • 必要に応じたワルファリン用量の調整
相互作用注意点
抗凝固作用増強出血リスク上昇
ワルファリン感受性上昇用量調整が必要

これらの薬剤を併用する際は慎重な経過観察と綿密な用量調整が重要です。

フェニトインとの相互作用

UFTとフェニトインの併用では相互に血中濃度が変動する危険性があります。

フェニトインはUFTの代謝を促進して血中濃度を低下させる一方、UFTはフェニトインの血中濃度を上昇させます。

この相互作用により以下のような問題が生じる恐れがあります。

  • UFTの治療効果減弱
  • フェニトインの副作用増強
相互作用影響
UFT血中濃度低下抗腫瘍効果減弱
フェニトイン血中濃度上昇神経毒性リスク上昇

両剤を併用する際は頻回の血中濃度モニタリングと慎重な用量調整が大切です。

アロプリノールとの相互作用

UFTとアロプリノールの併用ではUFTの代謝が阻害され、副作用が増強される可能性があります。

アロプリノールは UFTの活性代謝物である5-FUの分解を抑制して血中濃度を上昇させます。この相互作用により以下のような副作用が増強される恐れがあります。

  • 骨髄抑制
  • 消化器症状
  • 口内炎
相互作用結果
5-FU血中濃度上昇副作用リスク増大
UFT代謝遅延毒性増強の恐れ

両剤の併用が必要な際はUFTの減量を検討するとともに綿密な副作用モニタリングが重要です。

テガフール・ウラシル配合(UFT)の薬価

薬価

テガフール・ウラシル配合(UFT)の薬価は規格によって異なります。

規格薬価(円)
100mg(ユーエフティ配合カプセルT100)125.7
100mg(ユーエフティE配合顆粒T100)154.8
150mg(ユーエフティE配合顆粒T150)234.5
200mg(ユーエフティE配合顆粒T200)296.7

通常成人には1日300〜600mgを2〜3回に分けて経口投与します。

処方期間による総額

1週間処方の場合、1日450mg(150mg×3回)で計算すると薬代は4,924.5円になります。

処方期間概算金額(円)
1週間4,924.5
1ヶ月21,105.0

1ヶ月処方になると21,105円となり、患者さんの負担が大きくなる可能性があります。

ジェネリック医薬品との比較


残念ながら、本邦ではUFTのジェネリック医薬品は販売されていません。

通常ジェネリック医薬品を選択することで、患者さんの負担を軽減できる場合があります。

  • 医療費の削減
  • 長期治療の継続性向上

ジェネリックを選択した場合には上記のようなメリットがありますが、個々の症例に応じた薬剤選びが重要です。

なお、上記の価格は2024年9月時点のものであり、最新の価格については随時ご確認ください。

以上

参考にした論文