呼吸器疾患の一種である緊張性気胸(きんちょうせいききょう)とは、肺に異常な圧力がかかり、呼吸困難や胸痛などの症状が現れる病気です。
肺の外側と胸壁の間にある胸膜腔という空間に空気が溜まることで起こります。
空気の量が増えるにつれ、患者さんは呼吸が苦しくなり、場合によっては命に関わる危険な状態になることもあります。
緊張性気胸は突然発症することが多く、特に若い男性に多いとされています。
緊張性気胸の主症状と特徴
緊張性気胸(きんちょうせいききょう)の主症状は、突然の胸痛と呼吸困難です。
これらの症状は、胸膜腔内に溜まった空気が肺を圧迫し、呼吸機能を低下させることによって引き起こされます。胸痛は、患側の胸部全体に広がることが多く、呼吸に伴って増強する傾向にあります。
呼吸困難は、軽度のものから重度のものまで様々ですが、緊張性気胸が進行すると、呼吸が浅くなり、呼吸数が増加します。さらに、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色に変色する状態)や頻脈、血圧低下などの全身症状を伴うこともあります。
胸痛の特徴
緊張性気胸における胸痛は、以下のような特徴を示します。
特徴 | 説明 |
突然の発症 | 安静時や活動時に関わらず、突然発症することが多い |
持続性 | 持続的な痛みが続き、体位変換などでも改善しない |
呼吸困難の特徴
呼吸困難は、緊張性気胸の重要な症状の一つです。以下のような特徴があります。
- 安静時でも呼吸困難を感じる
- 深呼吸が困難になる
- 会話が困難になる
呼吸困難の程度は、気胸の大きさや進行速度によって異なります。
全身症状
緊張性気胸が進行すると、以下のような全身症状を伴うことがあります。
症状 | 説明 |
チアノーゼ | 皮膚や粘膜が青紫色に変色する |
頻脈 | 心拍数が増加する |
血圧低下 | 収縮期血圧が低下する |
これらの症状は、低酸素血症や循環不全を反映しており、緊急な処置が必要な状態であることを示唆しています。
身体所見
医療従事者が緊張性気胸の患者を診察する際、以下のような身体所見が認められることがあります。
- 患側の呼吸音の減弱または消失
- 患側の打診音の過剰共鳴
- 気管の健側への偏位
これらの所見は、胸膜腔内に空気が貯留し、肺が虚脱していることを示唆しています。
緊張性気胸の原因と発症メカニズム
緊張性気胸(きんちょうせいききょう)は、様々な原因によって引き起こされる可能性があります。その主な原因は、肺の構造的異常や外傷性損傷です。
自然気胸
自然気胸は、明らかな外傷や医原性の原因がない状態で発症する気胸です。
原因 | 説明 |
ブラ | 肺の表面にできる小さな気泡状の構造で、破裂すると気胸を引き起こす |
ブレブ | 肺胞の拡張によってできる小さな袋状の構造で、破裂すると気胸を引き起こす |
自然気胸は、若年男性に多く見られ、喫煙者や高身長の人で発症リスクが高くなります。
外傷性気胸
外傷性気胸は、胸部への直接的な外力によって引き起こされる気胸です。以下のような原因が挙げられます。
- 交通事故などによる鈍的胸部外傷
- 刺傷や銃創などによる鋭的胸部外傷
- 肋骨骨折による肺の損傷
外傷性気胸は、受傷直後から症状が出現することが多く、重症度も高くなる傾向があります。
医原性気胸
医原性気胸は、医療行為によって引き起こされる気胸です。
原因 | 説明 |
中心静脈カテーテル挿入 | 鎖骨下静脈や内頸静脈へのカテーテル挿入時に、誤って肺を損傷する |
経皮的肺生検 | 肺の組織を採取する際に、肺を損傷する |
医原性気胸は、医療行為に伴う合併症として発生するため、早期発見と適切な処置が重要となります。
続発性気胸
続発性気胸は、既存の肺疾患を背景に発症する気胸です。以下のような疾患が原因となることがあります。
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 間質性肺炎
- 肺腫瘍
- 肺感染症(肺結核、肺膿瘍など)
続発性気胸は、原疾患の重症度や進行度によって、発症リスクや重症度が異なります。
緊張性気胸は、これらの原因によって引き起こされた気胸が進行し、胸膜腔内の圧力が上昇することで発症します。胸膜腔内に溜まった空気が一方向性の弁機構を形成し、空気の流入は許すが流出を妨げるため、圧力が上昇し続けるのです。
この状態が続くと、患側の肺が虚脱し、縦隔が反対側に偏位することで、健側の肺も圧迫されます。さらに、大静脈の還流が阻害され、循環不全に陥る危険性があります。
医療機関での診察と診断
緊張性気胸(きんちょうせいききょう)の診察と診断は、迅速かつ的確に行われる必要があります。早期の発見と適切な処置が、患者の予後を大きく左右するからです。
病歴聴取
緊張性気胸が疑われる患者に対しては、まず詳細な病歴聴取が行われます。
聴取項目 | 内容 |
症状 | 胸痛、呼吸困難、咳嗽などの有無と程度 |
発症状況 | 症状の発現時期、誘因の有無など |
既往歴 | 気胸の既往、肺疾患の有無、喫煙歴など |
病歴聴取では、症状の特徴や発症状況を詳しく確認することで、緊張性気胸の可能性を評価します。
身体診察
身体診察では、以下のような所見に注目します。
- 呼吸状態(呼吸数、呼吸パターン、呼吸補助筋の使用など)
- チアノーゼの有無
- 胸郭の変形や動き
- 呼吸音の左右差
- 打診による過剰共鳴音
これらの所見は、緊張性気胸の診断に役立つだけでなく、重症度の評価にも重要です。
画像検査
緊張性気胸の確定診断には、画像検査が不可欠です。
検査法 | 内容 |
胸部X線検査 | 肺虚脱、縦隔偏位、気胸腔などの所見を確認 |
胸部CT検査 | より詳細な肺の状態や気胸の広がりを評価 |
胸部X線検査は、ベッドサイドでも実施可能な簡便な検査法であり、初期診断に広く用いられています。一方、胸部CT検査は、より詳細な情報が得られるため、重症度の評価や治療方針の決定に役立ちます。
血液ガス分析
血液ガス分析は、低酸素血症の程度や呼吸性アシドーシスの有無を評価するために行われます。
以下のような所見が認められた場合、緊張性気胸による呼吸不全が疑われます。
- PaO2の低下
- PaCO2の上昇
- pHの低下
血液ガス分析の結果は、治療の緊急性を判断する上でも重要な情報となります。
緊張性気胸の診察と診断では、これらの評価を総合的に行い、迅速な処置につなげることが大切です。特に、バイタルサインの変化や呼吸状態の悪化など、重症度の高い所見が認められた場合は、躊躇なく治療を開始する必要があります。
的確な診察と診断は、緊張性気胸の予後改善に直結する重要なプロセスなのです。
画像所見
緊張性気胸(きんちょうせいききょう)の診断において、画像検査は極めて重要な役割を果たします。胸部X線検査や胸部CT検査によって得られる所見は、緊張性気胸の確定診断や重症度評価に不可欠です。
胸部X線検査の所見
胸部X線検査は、緊張性気胸の初期診断に広く用いられる検査法です。以下のような特徴的な所見が認められます。
所見 | 説明 |
肺虚脱 | 気胸腔内の空気によって肺が虚脱し、肺野の透過性が増加する |
縦隔偏位 | 気胸側の胸腔内圧上昇によって縦隔が反対側に偏位する |
さらに、緊張性気胸に特徴的な所見として、以下のようなものがあります。
- 気胸側の横隔膜の下制
- 気胸側の肋間腔の開大
- 深吸気位でも虚脱肺の再膨張が認められない
これらの所見は、緊張性気胸の診断に重要な手がかりを与えてくれます。
所見:著明な右側気胸と右肺虚脱、右横隔膜陥凹、肋間の拡大と右胸郭の顕著な非対称性拡大、縦隔の左側変異が目立ち、緊張性気胸を疑う。
胸部CT検査の所見
胸部CT検査は、より詳細な肺の状態や気胸の広がりを評価するために行われます。
所見 | 説明 |
肺虚脱の程度 | 虚脱肺の体積や範囲を詳細に評価できる |
気胸腔の広がり | 気胸腔の大きさや局在を明確に把握できる |
また、胸部CT検査では、以下のような所見も確認できます。
- 気胸の原因となる病変(ブラ、ブレブ、肺腫瘍など)の有無
- 胸水や血胸の合併
- 縦隔気腫や皮下気腫の有無
これらの情報は、治療方針の決定や予後の予測に役立ちます。
所見:右高度気胸、右肺虚脱、縦隔左側偏位が目立ち、緊張性気胸が疑われる所見である。
画像所見の経時的変化
緊張性気胸の画像所見は、時間の経過とともに変化していき、以下のような経時的変化が認められる場合があります。
- 気胸腔の拡大
- 肺虚脱の進行
- 縦隔偏位の増悪
- 健側肺の圧排
これらの変化は、緊張性気胸の進行を示唆しており、迅速な処置の必要性を示唆しています。
画像診断の注意点
緊張性気胸の画像診断では、以下のような点に注意が必要です。
- 撮影体位による所見の変化(臥位や半座位では所見が不明瞭になることがある)
- 他の疾患との鑑別(肺気腫、肺炎、肺血栓塞栓症など)
- 気胸の合併症の評価(胸水、血胸、皮下気腫など)
これらの点を考慮しながら、総合的に画像所見を評価することが大切です。
緊張性気胸の画像診断は、迅速かつ的確に行われる必要があります。胸部X線検査や胸部CT検査で得られる所見は、診断や重症度評価に不可欠な情報を提供してくれます。
特に、経時的な画像所見の変化は、緊張性気胸の進行を反映しており、治療の緊急性を判断する上で重要な指標となります。
緊張性気胸の治療方法と薬物療法、治癒までの期間
緊張性気胸(きんちょうせいききょう)の治療は、病態の重症度に応じて適切に選択される必要があります。迅速な診断と的確な処置が、患者の予後を大きく左右する重要な要因となります。
初期治療
緊張性気胸の初期治療では、以下のような処置が行われます。
処置 | 内容 |
酸素投与 | 高流量の酸素を投与し、低酸素血症を改善する |
胸腔ドレナージ | 胸腔内の空気を持続的に排出し、肺の再膨張を図る |
特に、胸腔ドレナージは緊張性気胸の治療において不可欠な処置です。
ドレナージには、以下のような方法があります。
- 胸腔穿刺(トロッカーカテーテルの挿入)
- 胸腔ドレーン挿入(チューブを用いた持続ドレナージ)
状況に応じて適切な方法が選択されます。
薬物療法
緊張性気胸の治療では、以下のような薬剤が使用されることがあります。
薬剤 | 目的 |
鎮痛薬 | 胸痛や呼吸困難に伴う疼痛を緩和する |
鎮咳薬 | 咳嗽を抑制し、肺の虚脱を防ぐ |
抗不安薬 | 患者の不安や興奮を和らげる |
これらの薬剤は、患者の症状や全身状態に応じて適宜使用されます。
ただし、薬物療法はあくまでも対症療法であり、根本的な治療ではありません。
外科的治療
胸腔ドレナージによっても肺の再膨張が得られない場合や、気胸が再発する場合には、外科的治療が検討されます。
以下のような手術が行われることがあります。
- 胸腔鏡下手術(VATS):胸腔鏡を用いて気胸の原因となる病変を切除する
- 開胸手術:より侵襲的な方法で病変を切除し、肺の再膨張を図る
手術の適応は、患者の全身状態や気胸の重症度、再発の危険性などを総合的に評価して決定されます。
治癒までの期間
緊張性気胸の治癒までの期間は、病態の重症度や治療法によって異なります。
胸腔ドレナージのみで治療した場合 | 数日から1週間程度 |
外科的治療を行った場合 | 1週間から数週間程度 |
ただし、これはあくまでも目安であり、個々の患者の状態によって大きく異なります。
また、治癒後も一定期間は再発予防のために、以下のような注意が必要です。
- 激しい運動や重労働を避ける
- 飛行機の搭乗や高地への旅行を控える
- 定期的な胸部X線検査で経過を観察する
これらの注意点を守ることで、気胸の再発を防ぎ、安全に社会復帰することができます。
治療の副作用やデメリット(リスク)
緊張性気胸(きんちょうせいききょう)の治療は、患者の生命を守るために不可欠ですが、一方で治療に伴う副作用やリスクも存在します。
胸腔ドレナージの副作用とリスク
胸腔ドレナージは、緊張性気胸の初期治療として広く用いられる手技ですが、以下のような副作用やリスクが伴います。
副作用・リスク | 説明 |
疼痛 | ドレーン挿入部の痛みや不快感が生じることがある |
感染 | ドレーン挿入部や胸腔内の感染症を合併する可能性がある |
また、まれではあるが、以下のような重篤な合併症が起こることもあります。
- 血管や神経の損傷
- 臓器(肺、心臓、肝臓など)の損傷
- 空気塞栓
これらの合併症は、手技の際の細心の注意と適切な管理によって予防することが大切です。
薬物療法の副作用とリスク
緊張性気胸の治療で使用される薬剤には、以下のような副作用が報告されています。
鎮痛薬 | 眠気、悪心、便秘など |
鎮咳薬 | 口渇、眠気、めまいなど |
抗不安薬 | 過鎮静、呼吸抑制、依存性など |
特に、呼吸抑制は緊張性気胸の患者にとって危険な副作用であり、慎重な投与が求められます。
また、薬物アレルギーやほかの薬剤との相互作用にも注意が必要です。
外科的治療の副作用とリスク
外科的治療は、気胸の根治を目的とした有効な治療法ですが、侵襲性が高いため、以下のような副作用やリスクを伴います。
副作用・リスク | 説明 |
出血 | 手術部位からの出血や術後の遅発性出血が起こることがある |
感染 | 手術部位の感染症を合併する可能性がある |
さらに、外科的治療に特有の合併症として、以下のようなものがあります。
- 術後の肺瘻(空気漏れ)の遷延化
- 手術操作による肺や胸壁の損傷
- 全身麻酔に伴う合併症(肺炎、深部静脈血栓症など)
これらの合併症を予防するためには、適切な手術手技と周術期管理が不可欠です。
治療後の再発リスク
緊張性気胸の治療後は、再発のリスクを考慮する必要があり、以下のような因子が、再発のリスクを高めるとされています。
- 若年者
- 喫煙者
- 肺気腫などの基礎疾患を有する患者
- 初回発症から短期間での再発
再発予防と再発リスク因子
緊張性気胸(きんちょうせいききょう)は、適切な治療によって多くの場合は治癒しますが、一度発症すると再発のリスクが高くなります。
再発を予防し、患者のQOLを維持するためには、再発リスク因子を理解し、適切な予防策を講じることが重要です。
再発リスク因子
緊張性気胸の再発には、以下のような因子が関与しているとされています。
リスク因子 | 説明 |
若年 | 40歳未満の患者では再発リスクが高い |
喫煙 | 喫煙者では非喫煙者に比べて再発リスクが2~4倍高い |
また、以下のような因子も再発リスクを高める可能性があります。
- 初回発症時の気胸のサイズが大きい場合
- 肺気腫などの基礎疾患を有する場合
- 初回発症から短期間で再発した場合
これらの因子を有する患者では、特に再発予防に注意が必要です。
生活習慣の改善
緊張性気胸の再発予防において、生活習慣の改善は大きな役割を果たします。
特に、以下のような取り組みが重要です。
禁煙 | 喫煙は気胸の最大のリスク因子であり、禁煙は再発予防に不可欠 |
体重管理 | 肥満は気胸のリスクを高めるため、適正体重の維持が大切 |
運動制限 | 激しい運動や重労働は気胸の誘因となるため、一定期間は控える |
患者自身が生活習慣の改善に取り組むことで、再発リスクを大幅に下げることができます。
定期的な経過観察
緊張性気胸の治療後は、定期的な経過観察が再発予防に欠かせません。
以下のような間隔で、胸部X線検査などによる経過観察が推奨されています。
期間 | 経過観察の間隔 |
治療後1年間 | 3ヶ月ごと |
1年以降 | 6ヶ月~1年ごと |
経過観察では、気胸の再発だけでなく、肺気腫などの基礎疾患の進行も評価します。
異常所見が認められた場合は、早期に適切な処置を行うことが大切です。
外科的治療の考慮
再発を繰り返す症例や、再発リスクが高い症例では、外科的治療を考慮することもあります。
外科的治療には、以下のような選択肢があります。
- 胸腔鏡下手術(VATS):気胸の原因となるブラやブレブを切除する
- 胸膜癒着術:胸膜を癒着させることで肺の虚脱を防ぐ
手術の適応は、患者ごとの状況を総合的に判断して決定されます。
手術による再発予防効果は高いものの、侵襲性や合併症のリスクもあるため、慎重な検討が必要です。
治療費
緊張性気胸の治療費は、病状の重症度や治療法によって大きく異なります。初診料や検査費、処置費、入院費などが主な費用となります。
初診料と再診料
費用項目 | 金額 |
初診料 | 2,910円~5,410円 |
再診料 | 750円~2,660円 |
初診料は病院の規模や地域によって異なりますが、一般的に2,910円~5,410円程度です。再診料は750円~2,660円程度が一般的です。
検査費と処置費
費用項目 | 金額 |
胸部X線検査 | 2,100円~5,620円 |
胸腔ドレナージ | 6,600円+材料費/日 |
緊張性気胸の診断に必要な胸部X線検査は、2,100円~5,620円程度の費用がかかります。また、初期治療として行われる胸腔ドレナージは、合計で10,000円から20,000円程度の処置費が発生します。
入院費
緊張性気胸の治療では、入院が必要となることが多いです。入院期間は病状によって異なりますが、1週間から2週間程度が平均的です。
現在基本的に日本の入院費は「包括評価(DPC)」にて計算されます。
各診療行為ごとに計算する今までの「出来高」計算方式とは異なり、病名・症状をもとに手術や処置などの診療内容に応じて厚生労働省が定めた『診断群分類点数表』(約1,400分類)に当てはめ、1日あたりの金額を基に入院医療費を計算する方式です。
1日あたりの金額に含まれるものは、投薬、注射、検査、画像診断、入院基本料等です。
手術、リハビリなどは、従来どおりの出来高計算となります。
(投薬、検査、画像診断、処置等でも、一部出来高計算されるものがあります。)
計算式は下記の通りです。
「1日あたりの金額」×「入院日数」×「医療機関別係数※」+「出来高計算分」
14日間入院するとした場合は下記の通りとなります。
DPC名: 気胸 肺切除術等 手術処置等2あり
日数: 14
医療機関別係数: 0.0948 (例:神戸大学医学部附属病院)
総医療費: ¥486,780 +出来高計算分
手術費
再発を繰り返す症例や、重症例では外科的治療が検討されます。
気胸の手術としては肺切除術が行われますが、(楔状部分切除)275,200円~(気管支形成を伴う肺切除)762,300円となります。
胸腔鏡下肺切除術の場合、(楔状部分切除によるものの場合)398,300円~(肺葉切除又は1肺葉を超えるものの場合)810,000円となります。
なお、上記の価格は2024年10月時点のものであり、最新の価格については随時ご確認ください。
以上
- 参考にした論文