インフルエンザ肺炎とは呼吸器疾患の一種で、インフルエンザウイルスが原因で発症する感染症です。

インフルエンザウイルスに感染すると高熱や全身倦怠感などの症状が現れることはよく知られていますが、重症化すると肺炎を引き起こす場合があります。

高齢者や基礎疾患のある方、妊婦の方は特に重症化リスクが高いため、インフルエンザ肺炎は早期発見と適切な対処が重要になります。

インフルエンザ肺炎の3つの病型

インフルエンザ肺炎には原発性インフルエンザウイルス肺炎、二次性細菌性肺炎、ウイルス混合細菌性肺炎の3つの病型が存在し、それぞれ特徴が異なります。

原発性インフルエンザウイルス肺炎

原発性インフルエンザウイルス肺炎は、インフルエンザウイルスが直接的に肺を侵襲することで発症する肺炎です。

病原体はインフルエンザウイルスそのものであり、他の細菌やウイルスは関与しません。

この病型は比較的まれではありますが、発症すると重症化しやすく致死率が高いという特徴があります。

病型病原体
原発性インフルエンザウイルス肺炎インフルエンザウイルス
二次性細菌性肺炎細菌

二次性細菌性肺炎

二次性細菌性肺炎はインフルエンザウイルス感染後に続発する細菌性の肺炎を指します。

インフルエンザウイルスによって気道粘膜が傷つけられ、そこに細菌が感染することで発症する仕組みです。

二次性細菌性肺炎の原因菌としては次のようなものが挙げられます。

  • 肺炎球菌
  • インフルエンザ菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • モラクセラ・カタラーリス

ウイルス混合細菌性肺炎

ウイルス混合細菌性肺炎はインフルエンザウイルスと細菌が同時に肺に感染することで起こる肺炎です。

発症するとインフルエンザウイルスによる肺への直接的な傷害と細菌感染が加わることで重症化しやすくなります。

病型特徴
原発性インフルエンザウイルス肺炎ウイルスのみが原因
二次性細菌性肺炎細菌が原因
ウイルス混合細菌性肺炎ウイルスと細菌の両方が原因

インフルエンザ肺炎における主要な症状

インフルエンザ肺炎に共通する症状

インフルエンザ肺炎ではインフルエンザ特有の症状に加えて、次のような肺炎を示唆する症状が認められます。

症状詳細
湿性咳嗽、痰を伴うことが多い
呼吸困難息切れ、呼吸数増加
チアノーゼ低酸素血症による皮膚や粘膜の青紫色変化

これらの症状の程度は肺炎の重症度によって異なりますが、 重症例においては呼吸不全や敗血症性ショックを合併して致死的となることもあるのです。

原発性インフルエンザウイルス肺炎の症状

原発性インフルエンザウイルス肺炎ではインフルエンザ発症後早期から発症し、重篤な呼吸器症状が出現します。

高熱、咳、呼吸困難などが急速に進行して重症の呼吸不全に至るケースも少なくありません。

胸部画像検査では両側性のすりガラス影や浸潤影を認めることが多いのも特徴です。

二次性細菌性肺炎の症状

二次性細菌性肺炎はインフルエンザ発症後数日以上経過してから症状が現れるのが一般的で、細菌感染による高熱、膿性痰を伴う咳、胸痛などの症状が見られます。

聴診では罹患部位に一致した湿性ラ音を聴取するのも特徴です。

胸部画像検査では肺野に限局性の浸潤影や空洞形成を認めることがあります。

病型発症時期特徴的な症状
原発性インフルエンザウイルス肺炎インフルエンザ発症早期急速進行する呼吸不全
二次性細菌性肺炎インフルエンザ発症後数日以上経過細菌感染症状(膿性痰、胸痛など)

ウイルス混合細菌性肺炎の症状

ウイルス混合細菌性肺炎では原発性インフルエンザウイルス肺炎と二次性細菌性肺炎の症状が混在しる状態です。

インフルエンザ発症初期から重症の肺炎症状を呈して急激な経過をたどることも少なくありません。

画像所見ではウイルス性肺炎と細菌性肺炎の所見が重複して認められる場合があるので注意深い診断が不可欠になります。

インフルエンザ肺炎を引き起こす原因とメカニズム

インフルエンザ肺炎の原因は、インフルエンザウイルスの感染とそれに伴う病態の変化にあると言えます。

インフルエンザウイルス感染

インフルエンザ肺炎の原因はその名の通りインフルエンザウイルスの感染です。インフルエンザウイルスは飛沫感染や接触感染によって人から人へと伝播します。

ウイルスが気道に侵入し、上気道や下気道の粘膜細胞に感染することでインフルエンザが発症するのです。

感染経路詳細
飛沫感染感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸入
接触感染ウイルスが付着した手で口や鼻を触れる

原発性インフルエンザウイルス肺炎の発症機序

原発性インフルエンザウイルス肺炎はインフルエンザウイルスが直接的に肺を侵襲することで起こる仕組みです。

ウイルスが肺胞上皮細胞に感染し、細胞傷害性効果によって肺胞の損傷や炎症を引き起こるのです。 その結果、重篤な呼吸不全を来すことがあります。

二次性細菌性肺炎の発症機序

二次性細菌性肺炎はインフルエンザウイルス感染によって気道の防御機能が低下することで発症する仕組みです。

ウイルス感染により気道粘膜が傷害され、線毛運動の低下や粘液分泌の増加が起こることで常在菌である次のような細菌が下気道に侵入し、その結果肺炎を引き起こします。

  • 肺炎球菌
  • インフルエンザ菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • モラクセラ・カタラーリス
病型発症機序
原発性インフルエンザウイルス肺炎ウイルスの直接的な肺侵襲
二次性細菌性肺炎ウイルス感染による気道防御機能の低下

ウイルス混合細菌性肺炎の発症機序

ウイルス混合細菌性肺炎はインフルエンザウイルスと細菌の両者が関与して発症するメカニズムです。

インフルエンザウイルス感染による肺の直接的な傷害と、それに続発する細菌感染が組み合わさることで重症の肺炎を引き起こしやすくなります。

診察と診断の進め方

インフルエンザ肺炎の診断には患者さんの症状や経過を詳細に評価し、適切な検査を実施することが極めて重要です。

病歴聴取と身体診察

インフルエンザ肺炎が疑われる場合、まず詳細な病歴聴取を行います。そこではインフルエンザ様症状の有無や経過、基礎疾患の有無などの確認があるでしょう。

身体診察ではバイタルサインのチェックとともに呼吸音の聴取や呼吸状態が不可欠です。

特に次のような所見がある場合は肺炎を示唆する重要な手がかりとなります。

  • 38℃以上の発熱
  • 湿性咳嗽や膿性痰
  • 頻呼吸や呼吸困難
  • 胸部聴診での湿性ラ音
診察項目肺炎を示唆する所見
バイタルサイン高熱、頻呼吸
呼吸器症状湿性咳嗽、膿性痰

検査による診断

インフルエンザ肺炎の確定診断には、次のような検査が有用です。

検査目的
インフルエンザ迅速診断検査インフルエンザウイルス感染の有無を確認
胸部X線検査肺炎の有無と範囲を評価
血液検査炎症反応や重症度の評価
喀痰検査原因菌の同定

インフルエンザ迅速診断検査では鼻咽頭拭い液を用いてインフルエンザウイルス抗原を検出します。

胸部X線検査では肺野の浸潤影や濃度上昇などの肺炎所見を確認、血液検査では白血球数やCRPなどの炎症マーカーを評価して重症度を判断するというステップを踏んでいくのが一般的です。

インフルエンザ肺炎における画像所見とその特徴

インフルエンザ肺炎の画像所見は、疾患の重症度を反映する重要な指標の一つです。

両側性のすりガラス影や浸潤影の広がりが大きい場合、重症の肺炎を示唆することがあります。また胸水貯留や急速な陰影の拡大は呼吸不全の進行を示す所見として注意が必要です。

胸部X線検査所見

胸部X線検査はインフルエンザ肺炎の診断に広く用いられる画像検査です。

原発性インフルエンザウイルス肺炎では、両側びまん性のすりガラス影や浸潤影を認めることが多いでしょう。

二次性細菌性肺炎では、限局性の浸潤影や空洞形成を伴う場合があります。

ウイルス混合細菌性肺炎の場合は、ウイルス性肺炎と細菌性肺炎の所見が混在しているという特徴があるのです。

病型胸部X線所見
原発性インフルエンザウイルス肺炎両側びまん性のすりガラス影や浸潤影
二次性細菌性肺炎限局性の浸潤影や空洞形成
Cavallazzi R, Ramirez JA. Influenza and Viral Pneumonia. Clin Chest Med. 2018 Dec;39(4):703-721.

所見:両側肺野にびまん性に広がるすりガラス影~浸潤影を散見し、ウイルス性肺炎として説明可能です。

CT検査所見

胸部CT検査は、より詳細な肺の画像評価が可能な検査です。 原発性インフルエンザウイルス肺炎では、次のような所見を認めることがあります。

  • すりガラス影
  • 小葉間隔壁の肥厚
  • 気管支血管束の肥厚
  • 胸水貯留

二次性細菌性肺炎では限局性の浸潤影や空洞形成、胸膜肥厚などを認めるケースも多いです。

病型CT所見
原発性インフルエンザウイルス肺炎すりガラス影、小葉間隔壁の肥厚など
二次性細菌性肺炎限局性の浸潤影、空洞形成、胸膜肥厚など
Cavallazzi R, Ramirez JA. Influenza and Viral Pneumonia. Clin Chest Med. 2018 Dec;39(4):703-721.

所見:斑状・地図状に広がるすりガラス影~浸潤影を認め、インフルエンザ肺炎として説明可能な性状。

画像所見の経時的変化

インフルエンザ肺炎の画像所見は、疾患の経過とともに変化することがあります。

原発性インフルエンザウイルス肺炎では発症早期には軽度のすりガラス影を認めるのみですが、数日の経過で急速に悪化し、びまん性の浸潤影を呈することも起こりうるのです。

二次性細菌性肺炎では初期には限局性の浸潤影を認めることが多いですが、治療が奏功しない場合は拡大や空洞形成を来すこともあります。

治療と予後

インフルエンザ肺炎の治療は病型や重症度に応じて抗ウイルス薬や抗菌薬を使用し、適切な呼吸管理を行うことが極めて重要です。

原発性インフルエンザウイルス肺炎の治療

原発性インフルエンザウイルス肺炎の治療の中心は抗インフルエンザ薬の投与で、 次のような抗ウイルス薬が使用されるでしょう。

  • オセルタミビル(タミフル)
  • ザナミビル(リレンザ)
  • ペラミビル(ラピアクタ)
  • バロキサビル(ゾフルーザ)

発症後48時間以内という早期の抗ウイルス薬投与が推奨されています。

重症例では人工呼吸管理や体外式膜型人工肺(ECMO)などの呼吸補助療法が必要となる場合もでてくるのです。

薬剤投与経路
オセルタミビル経口
ザナミビル吸入
ペラミビル静注
バロキサビル経口

二次性細菌性肺炎の治療

二次性細菌性肺炎の治療には原因菌に応じた抗菌薬の投与が必要で、主に次のような抗菌薬が選択されることが多いです。

  • β-ラクタム系抗菌薬(ペニシリン系、セフェム系など)
  • マクロライド系抗菌薬
  • ニューキノロン系抗菌薬

重症例では広域スペクトラムの抗菌薬の投与や併用療法が検討されます。そして呼吸不全を呈する場合は、酸素療法や人工呼吸管理などの呼吸管理が重要です。

病原体推奨される抗菌薬
肺炎球菌ペニシリン系、セフェム系
インフルエンザ菌セフェム系、ニューキノロン系
黄色ブドウ球菌抗MRSA薬

ウイルス混合細菌性肺炎の治療

ウイルス混合細菌性肺炎の治療では抗ウイルス薬と抗菌薬の併用が必要です。

原発性インフルエンザウイルス肺炎に準じた抗ウイルス薬の投与と、二次性細菌性肺炎に準じた抗菌薬の選択を行います。

重症になると、集中治療管理が必要となることも特徴です。

治癒までの期間と予後

インフルエンザ肺炎の治癒までの期間は病型や重症度によって異なるでしょう。

原発性インフルエンザウイルス肺炎では抗ウイルス薬投与から数日~1週間程度で改善傾向を示すことが多いですが、重症例では数週間以上の治療を要する場合もあります。

二次性細菌性肺炎では適切な抗菌薬治療により1~2週間程度で改善することが多いです。

ウイルス混合細菌性肺炎の治癒までの期間は、それぞれの病態によって異なります。

適切な治療が行われれば多くの症例で良好な予後が期待できますが、高齢者や基礎疾患を有する患者では重症化や合併症のリスクが高いため注意が必要です。

インフルエンザ肺炎の治療における副作用とリスク

インフルエンザ肺炎の治療に用いられる抗ウイルス薬や抗菌薬には、副作用や一定のリスクも考慮しておかなければなりません。

抗インフルエンザ薬の副作用

抗インフルエンザ薬の主な副作用には次のようなものがあります。

  • 消化器症状(悪心、嘔吐、下痢など)
  • 神経症状(頭痛、めまい、不眠など)
  • 精神症状(幻覚、妄想、興奮など)
  • アレルギー反応(発疹、掻痒感など)

特にオセルタミビル(タミフル)では10代の患者さんにおいて異常行動のリスクが指摘されており、十分な注意が必要です。

また、ザナミビル(リレンザ)は気管支喘息や慢性呼吸器疾患の患者さんによっては呼吸困難を悪化させる可能性があります。

薬剤主な副作用
オセルタミビル異常行動(10代)、消化器症状
ザナミビル呼吸困難の悪化(喘息患者など)

抗菌薬の副作用

抗菌薬の副作用としては、次のようなものが挙げられます。

  • 消化器症状(悪心、嘔吐、下痢、腹痛など)
  • 肝機能障害
  • 腎機能障害
  • 血液障害(貧血、白血球減少、血小板減少など)
  • アレルギー反応(発疹、掻痒感、アナフィラキシーショックなど)

β-ラクタム系抗菌薬ではアレルギー反応に注意が必要です。ニューキノロン系抗菌薬では、アキレス腱炎や腱断裂などの筋腱障害のリスクがあります。

薬剤主な副作用
β-ラクタム系アレルギー反応
ニューキノロン系筋腱障害(アキレス腱炎、腱断裂など)

呼吸管理のリスク

重症のインフルエンザ肺炎では、人工呼吸管理や体外式膜型人工肺(ECMO)などの呼吸補助療法が必要となる場合があります。

これらの治療に伴うリスクは以下の通りです。

  • 人工呼吸器関連肺炎(VAP)
  • 気胸
  • 呼吸器回路の事故抜去
  • 出血傾向
  • 感染症

人工呼吸管理を行う際はこれらのリスクを十分に理解し、予防策を講じることが極めて重要です。

基礎疾患の悪化リスク

インフルエンザ肺炎は基礎疾患を有する患者さんでは重症化のリスクが高くなります。

治療に伴うストレスや合併症により、次のような基礎疾患の悪化に注意してください。

  • 慢性呼吸器疾患(COPD、気管支喘息など)
  • 心疾患(虚血性心疾患、心不全など)
  • 糖尿病
  • 免疫抑制状態(悪性腫瘍、ステロイド使用など)

基礎疾患を有する患者さんでは病状の変化に注意しながら慎重に治療を行うことが求められます。

インフルエンザ肺炎における再発リスクと予防策

インフルエンザ肺炎は適切な治療により多くの場合治癒しますが、一定の再発リスクが存在するため予防策を講じることが極めて重要です。

再発リスクと関連因子

インフルエンザ肺炎の再発リスクは、次のような因子によって影響を受けます。

  • 高齢者
  • 基礎疾患(慢性呼吸器疾患、心疾患、糖尿病、免疫抑制状態など)
  • 喫煙習慣
  • 医療機関への受診遅延
  • 不適切な抗ウイルス薬や抗菌薬の使用

特に高齢者や基礎疾患を有する患者さんでは再発リスクが高くなります。 また、喫煙は気道の防御機能を低下させるので再発の大きなリスク因子です。

再発リスク因子影響
高齢免疫機能の低下
基礎疾患全身状態の悪化
喫煙気道防御機能の低下

インフルエンザワクチンの役割

インフルエンザ肺炎の予防において、ワクチンの接種は重要な役割を果たします。

インフルエンザワクチンはインフルエンザウイルスの感染を防ぐことで肺炎の発症リスクを下げてくれるでしょう。

特に次に当てはまるかたは積極的にワクチンを接種してください。

  • 65歳以上の高齢者
  • 慢性呼吸器疾患、心疾患、糖尿病などの基礎疾患を有する患者
  • 妊婦
  • 医療従事者

ワクチン接種は毎年行うことが推奨されており、流行前の時期に接種することが理想的です。

対象者ワクチン接種の重要性
高齢者重症化リスクの軽減
基礎疾患患者合併症の予防

感染予防対策の徹底

インフルエンザ肺炎の再発予防には感染予防対策の徹底が欠かせず、特に次のような対策が効果的になります。

  • 手洗いやアルコール消毒の励行
  • マスクの着用
  • 人混みや感染リスクの高い場所を避ける
  • 十分な休養とバランスの取れた食事
  • 適度な運動や保温による免疫力の維持

特に手洗いは感染予防の基本であり、こまめに実施するようにしましょう。

また、人混みを避け、感染リスクの高い場所への不要不急の外出を控えることも有効です。

基礎疾患の管理と禁煙の重要性

基礎疾患を有する患者さんではその疾患の適切な管理が再発予防には必要です。

例えば慢性呼吸器疾患患者さんでは治療薬の適切な使用や定期的な医師の診察が求められます。

また、喫煙は肺炎の重症化や再発のリスクを高めるため、禁煙を徹底してください。禁煙により気道の防御機能が改善し、再発リスクを下げることが期待できます。

このようにインフルエンザ肺炎の再発予防にはワクチン接種や感染予防対策とともに、基礎疾患の管理と生活習慣の改善が重要なのです。

治療費について

インフルエンザ肺炎の治療費は病状や治療内容によって大きく異なりますが、一般的には数十万円から数百万円程度になるでしょう。

診察診料

インフルエンザ肺炎の診療ではおよそ初診料が2,880円、再診料が730円ほどです。クリニック・病院による料金の違いや時間外加算などが別途かかる場合があります。

項目費用
初診料2,880円
再診料730円

検査費

インフルエンザ肺炎の診断には、血液検査、尿検査、画像検査などが行われます。 これらの検査費用は、それぞれ数千円から数万円程度です。

検査項目費用
血液検査
1,500~5,000円
尿検査260円~530円+判断料など
画像検査(胸部X線、CT)2,100円~20,700円+診断料など

処置費

インフルエンザ肺炎の治療では酸素投与、人工呼吸管理、胸腔ドレナージなどの処置が行われる場合があります。 これらの処置費用は、数万円から数十万円程度です。

入院費

重症のインフルエンザ肺炎の場合では入院治療が必要になることがあります。

入院費は1日あたり数万円から10万円以上になるケースもあり、長期入院では数百万円以上の費用がかかることも考慮してください。

ただし公的医療保険や高額療養費制度を利用することで、自己負担額を軽減することが可能です。

以上

参考にした論文