「最近、階段を上るだけで息切れがする」「夜中に息苦しくて目が覚める」――そんな症状に不安を感じていませんか。息苦しさの原因は肺だけでなく、心臓や精神的な要因までさまざまです。
この記事では、呼吸が苦しいときにまず何科を受診すればよいのか、症状ごとの判断基準をわかりやすくお伝えします。呼吸器内科での具体的な検査内容や、在宅酸素療法(HOT)につながるケースについても触れています。
息苦しいと感じたらまず受診すべき診療科は呼吸器内科
息苦しさを感じたとき、多くの場合は呼吸器内科の受診が適しています。呼吸器内科は、肺や気管支といった呼吸に関わる臓器を専門的に診る診療科であり、息切れや呼吸困難の原因を的確に探ることができます。
呼吸器内科は息苦しさの原因を総合的に調べてくれる
呼吸器内科では、問診や聴診にくわえて、スパイロメトリー(肺機能検査)や胸部レントゲン、血液中の酸素濃度を測るパルスオキシメトリーなどの検査を行います。
これらの検査を組み合わせると、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺疾患などの鑑別が可能です。
「ただの息切れ」と軽く考えてしまうと、治療の開始が遅れるおそれがあります。慢性的に続く呼吸困難は、放置すると日常生活の質が大きく低下してしまうでしょう。
かかりつけ医(内科)に相談してから専門科へ紹介される流れ
近くに呼吸器内科がない場合は、まず一般内科やかかりつけ医に相談しましょう。問診や基本的な検査を経て、必要に応じて呼吸器内科への紹介状を書いてもらえます。
とくに地方にお住まいの方は、総合病院の呼吸器内科を受診するために紹介状が求められることも少なくありません。かかりつけ医を経由すると、スムーズに専門医へつながります。
息苦しさの症状と受診先の目安
| 主な症状 | 受診先の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 慢性的な咳・痰をともなう息切れ | 呼吸器内科 | COPD・喘息の可能性 |
| 動悸をともなう息苦しさ | 循環器内科 | 心不全・不整脈の可能性 |
| 不安・緊張時の過呼吸 | 心療内科・精神科 | パニック障害の可能性 |
| 発熱・胸痛をともなう急な呼吸困難 | 救急外来 | 肺炎・気胸の可能性 |
救急車を呼ぶべき緊急性の高いサイン
突然の激しい呼吸困難、唇や爪が紫色になるチアノーゼ、意識がもうろうとする場合は、迷わず119番に電話してください。これらの症状は、肺塞栓症や重度の喘息発作、心筋梗塞などの命に関わる病態を示している可能性があります。
とくに高齢の方やもともと心肺に疾患をお持ちの方は、症状が急激に悪化しやすい傾向があるため、早めの判断が命を守ります。
呼吸が苦しい原因は肺・心臓・精神面にまで及ぶ
息苦しさの原因は1つとは限りません。呼吸器疾患が約3分の2を占めますが、心臓の病気や精神的な要因も大きな割合を占めています。原因を正しく見極めることが、的確な治療への第一歩です。
COPD・喘息・間質性肺疾患など呼吸器の病気
慢性的な息苦しさの代表的な原因として、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支喘息、間質性肺疾患が挙げられます。COPDは長年の喫煙が主な原因で、肺の機能が徐々に低下していく病気です。
喘息は気道の慢性的な炎症によって、発作的に息が苦しくなります。間質性肺疾患は肺の組織そのものが硬くなるため、酸素の取り込みが困難になる病態です。いずれも呼吸器内科での精密検査が欠かせません。
心不全や虚血性心疾患が引き起こす呼吸困難
心臓のポンプ機能が低下すると、肺に血液が滞留して息苦しさが生じます。心不全の初期は「動くと息が切れる」程度ですが、進行すると安静時にも呼吸が苦しくなるケースがあります。
狭心症や心筋梗塞でも、胸痛だけでなく息苦しさが現れる場合があり、見落としは危険です。とくに横になると息苦しさが増す「起座呼吸」は、心不全を強く疑うサインといえるでしょう。
ストレスやパニック障害が息苦しさを引き起こすことも
精神的な緊張や強い不安を感じたときに、息苦しさや過呼吸が起きることがあります。パニック障害では、突然の激しい動悸と呼吸困難が襲い、「このまま死んでしまうのでは」と感じるほどの恐怖をともなう方も珍しくありません。
身体的な検査で異常が見つからない場合でも、息苦しさの原因としてメンタル面の要因を考える必要があります。心療内科や精神科との連携が大切です。
息苦しさの原因と頻度の目安
| 原因の分類 | 代表的な疾患 | 割合の目安 |
|---|---|---|
| 呼吸器疾患 | COPD・喘息・間質性肺疾患 | 約60〜70% |
| 心疾患 | 心不全・狭心症・不整脈 | 約15〜20% |
| 精神的要因 | パニック障害・過換気症候群 | 約5〜10% |
| その他 | 貧血・甲状腺疾患・肥満 | 約5〜10% |
症状別に受診先を見極めるための判断基準はこれだ
どの診療科を受診すればよいかは、息苦しさにともなう症状の特徴から判断できます。咳や痰の有無、動悸の有無、精神的な不安の有無など、自分の症状をよく観察してから受診先を選びましょう。
咳・痰・喘鳴があるなら呼吸器内科が第一選択
慢性的な咳、痰の増加、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった喘鳴(ぜんめい)をともなう息苦しさは、気道や肺に問題がある可能性が高いです。
こうした症状は呼吸器内科の専門領域であり、スパイロメトリーや気管支拡張薬への反応をみることで、喘息やCOPDを診断できます。
とくに長年の喫煙歴がある方や、季節の変わり目に症状が悪化する方は、できるだけ早く呼吸器内科を受診してください。
動悸・むくみ・胸の圧迫感があれば循環器内科へ
息苦しさに加えて、脈が飛ぶ感覚や脚のむくみ、胸全体が締めつけられるような圧迫感がある場合は、心臓に原因がある可能性を考えましょう。循環器内科では、心電図や心臓超音波検査(エコー)を用いて心臓の状態を詳しく調べます。
「階段を上ると息切れと動悸が同時に起きる」「寝ているときに息苦しくて目が覚める」という方は、循環器内科の受診をおすすめします。
受診科の選びかた早見表
| 随伴症状 | 推奨する受診科 | 主に疑われる疾患 |
|---|---|---|
| 慢性の咳・痰・喘鳴 | 呼吸器内科 | 喘息・COPD |
| 動悸・むくみ・起座呼吸 | 循環器内科 | 心不全・弁膜症 |
| 不安・恐怖感・過呼吸 | 心療内科 | パニック障害 |
| 倦怠感・めまい・顔色不良 | 一般内科(血液内科) | 貧血 |
不安や恐怖感が強いときは心療内科の受診も選択肢になる
「検査をしても異常がないのに息苦しさが続く」という場合は、心療内科や精神科を視野に入れてください。過換気症候群やパニック障害は、身体的な検査だけでは見つけられないときがあります。
呼吸器内科や循環器内科で「とくに異常はありません」と言われた方の中にも、心因性の息苦しさを抱えている方は少なくありません。恥ずかしいことではなく、適切な治療で改善が期待できる症状です。
複数の原因が重なっている場合も珍しくない
息苦しさの原因は、約3分の1の患者さんで複数の要因が重なっているとされています。たとえば、COPDの患者さんが心不全を合併しているケースや、喘息にパニック障害が重なっているケースです。
そのため「1つの科で異常なしと言われたから安心」とは限りません。症状が続くときは、別の診療科でもう一度診てもらうことを検討しましょう。
呼吸器内科での診察内容と検査の流れを知っておこう
呼吸器内科を受診すると、問診から始まり段階的に検査が進められます。初診時の流れを事前に把握しておくことで、落ち着いて受診できるはずです。
問診で聞かれる内容と答えかたのポイント
問診では、息苦しさがいつ頃から始まったか、どんなときに悪化するか、喫煙歴や職業歴、既往歴、服用中の薬などを聞かれます。受診前にメモを用意しておくと、限られた診察時間を有効に使えます。
「安静時にも息苦しいのか」「階段何段くらいで息が切れるのか」といった具体的な質問も多いので、日常の状態を振り返っておくとスムーズに答えられるでしょう。
スパイロメトリー(肺機能検査)で肺の力を数値化する
スパイロメトリーは、息を思い切り吸ってから一気に吐き出す動作で、肺活量や気流の速さを測定する検査です。この検査によって、気道が狭くなっている「閉塞性障害」や、肺が広がりにくくなっている「拘束性障害」を判別できます。
痛みのない検査であり、検査自体は数分で終わります。ただし、正確な結果を得るためには検査技師の指示に合わせてしっかりと息を吐き切ることが大切です。
胸部レントゲン・CT・血液ガス分析などの精密検査
肺機能検査と並行して、胸部レントゲンやCT検査で肺の形態的な異常を確認します。間質性肺疾患や肺がん、胸水の有無などはこれらの画像検査で発見されることが多いです。
動脈血液ガス分析は、血液中の酸素と二酸化炭素の濃度を正確に測る検査で、在宅酸素療法の導入判断にも使われます。手首や肘の動脈から採血するため多少の痛みがともないますが、呼吸状態を評価するうえで非常に重要な検査です。
検査結果から治療方針が決まるまでの道のり
各検査の結果を総合的に評価して、担当医が診断名と治療方針を示します。軽症の喘息であれば吸入薬の処方で済む場合もありますし、重度のCOPDや間質性肺疾患では、在宅酸素療法(HOT)が必要になるケースもあります。
納得のいく説明を受けられるよう、わからないことは遠慮なく質問しましょう。セカンドオピニオンも患者さんの正当な権利です。
呼吸器内科の主な検査と目的
| 検査名 | 目的 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| スパイロメトリー | 気流制限や肺活量の評価 | 約10〜15分 |
| 胸部レントゲン | 肺の形態異常の確認 | 約5分 |
| 胸部CT | 肺の詳細な断層撮影 | 約15〜20分 |
| 動脈血液ガス分析 | 血中酸素・二酸化炭素濃度の測定 | 約5分 |
| パルスオキシメトリー | 経皮的な酸素飽和度の測定 | 約1分 |
心臓が原因の息苦しさは循環器内科で早めに治療を始めたい
息苦しさが心臓の病気に起因する場合は、循環器内科で適切な治療を受けると症状の改善が見込めます。心不全や弁膜症は早期発見・早期治療が予後を大きく左右する疾患です。
心不全による呼吸困難は「寝ると苦しい」が特徴的なサイン
心不全が原因の息苦しさは、仰向けに寝ると悪化し、上体を起こすと楽になるという特徴があります。これは「起座呼吸」と呼ばれ、肺にたまった水分が重力で広がることで呼吸を妨げるために起こります。
夜間に突然息苦しくて目が覚める「発作性夜間呼吸困難」も、心不全に典型的な症状です。こうした症状に心当たりがある方は、循環器内科への受診を急ぎましょう。
心電図・心エコー・BNP検査で心臓の状態を把握する
循環器内科では、まず心電図で心臓のリズムや虚血の有無を確認します。心臓超音波検査(心エコー)では、心臓の壁の動きや弁の状態をリアルタイムで観察できます。
循環器内科で行われる主な検査
| 検査名 | わかること | 痛みの有無 |
|---|---|---|
| 心電図 | 不整脈・虚血性変化 | なし |
| 心臓超音波(心エコー) | 心臓の構造・弁の動き | なし |
| BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド) | 心不全の程度 | 採血時のみ |
BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)は血液検査で測定でき、心不全の重症度を数値で評価する指標です。息苦しさの原因が心臓なのか肺なのかを鑑別するためにも、BNPの測定は有用な手がかりとなります。
呼吸器と心臓の両方に問題があるケースへの対応
高齢者に多いのが、COPDと心不全が併存するケースです。どちらも息苦しさを引き起こす疾患であり、一方だけを治療しても症状が十分に改善しないことがあります。
このような場合は、呼吸器内科と循環器内科が連携して治療にあたる必要があります。通院先の病院に両方の診療科がそろっていると、情報共有がスムーズで安心でしょう。
精神的な要因で起こる息苦しさを放置してはいけない
身体的な検査で異常が見つからない息苦しさは、精神的な要因が関係しているかもしれません。心因性の呼吸困難は適切なケアを受ければ、多くの方が症状をコントロールできるようになります。
過換気症候群は「呼吸のしすぎ」で起こる
過換気症候群は、不安やストレスをきっかけに呼吸が速く深くなりすぎる状態です。血液中の二酸化炭素が過度に排出されてしまい、手足のしびれやめまい、胸の痛みなどが起こります。
命に直接関わる病気ではありませんが、発作中は強い恐怖を感じるため、「また起こるのでは」という予期不安につながりやすいです。発作の対処法を医師と一緒に確認しておくと安心できます。
パニック障害が疑われたら心療内科・精神科で相談する
パニック障害は、突然の激しい動悸・呼吸困難・発汗・ふるえなどが一気に押し寄せる「パニック発作」を繰り返す病気です。発作自体は10〜20分で治まることが多いですが、「また発作が起きるのでは」という恐怖が日常生活を制限してしまいます。
心療内科や精神科では、薬物療法と認知行動療法を組み合わせた治療を受けられます。呼吸器内科で異常なしと診断されたにもかかわらず息苦しさが続く方は、一度心療内科を受診してみてください。
身体と心の両面から息苦しさに向き合う治療が大切
慢性的な呼吸器疾患を抱える方は、病気そのものへの不安や将来への心配から、うつ症状や不安障害を併発しやすいことが知られています。息苦しさが「身体の問題」なのか「心の問題」なのか、はっきり線を引けないことも多いです。
呼吸リハビリテーションや適度な運動、心理的なサポートを取り入れると、息苦しさの感じ方そのものが軽減される場合があります。主治医に「気持ちの面でもつらい」と伝えることは、けっして弱さではありません。
- 過換気症候群やパニック障害は身体検査で異常が出にくい
- 心療内科・精神科では薬物療法と認知行動療法を併用する
- 呼吸器疾患と精神面の不調が重なるケースも多い
- 「気のせい」と片づけず、専門家に相談することが回復への近道
在宅酸素療法(HOT)が必要になるのはどんなときか
呼吸器内科での検査の結果、血液中の酸素が慢性的に不足していると判断された場合は、在宅酸素療法(HOT)の導入が検討されます。HOTは自宅で酸素を吸入しながら生活する治療法であり、生活の質と生命予後の改善に大きく貢献します。
動脈血酸素分圧が低い状態が続くとHOT導入の対象になる
HOTの導入は、動脈血液ガス分析の結果に基づいて判断されます。安静時の動脈血酸素分圧(PaO2)が55mmHg以下、または60mmHg以下で臓器への影響(肺性心や多血症など)が認められる場合が、一般的な導入基準です。
- 安静時PaO2が55mmHg以下の場合
- PaO2が60mmHg以下で肺性心・多血症などの合併がある場合
- 運動時や睡眠時に著しい酸素飽和度の低下がみられる場合
HOTで使用する酸素濃縮装置と携帯用ボンベの違い
自宅で使う装置には、室内の空気から酸素を濃縮して供給する「酸素濃縮装置」と、外出時に携帯できる「携帯用酸素ボンベ」の2種類があります。多くの場合、自宅では酸素濃縮装置を使い、外出時には携帯用ボンベに切り替えて生活します。
装置の操作方法や流量の設定は、導入時に医療スタッフから丁寧に指導を受けられます。初めは不安を感じる方が多いですが、慣れてしまえば日常生活の中で自然に使えるようになるでしょう。
HOT導入後に定期的な通院と自己管理が必要な理由
HOTを始めたあとも、月に1回程度の通院が求められます。通院時には、酸素飽和度や血液ガスの測定、肺機能の経過観察などが行われます。
自宅では毎日パルスオキシメーターで酸素飽和度を確認し、体調の変化を早期に察知する習慣をつけましょう。
酸素の流量を自己判断で変更するのは危険です。体調がいいからと酸素を止めてしまうと、知らないうちに低酸素状態が進行するおそれがあります。かならず主治医の指示に従ってください。
HOTを続けながら日常生活を豊かに送るための工夫
在宅酸素療法を使いながらも、旅行や外食、趣味の活動を楽しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。航空会社や宿泊施設に事前に相談しておけば、飛行機での旅行も可能です。
HOTは「制限される生活」ではなく、「安全に活動するための道具」と考えてください。呼吸リハビリテーションを併用すると、体力の維持・向上も十分に目指せます。
よくある質問
- Q息苦しいときに呼吸器内科を受診する場合、予約なしでも診てもらえますか?
- A
多くの総合病院や専門クリニックでは、初診の方でも予約なしで受診できる場合があります。ただし、大学病院や地域の基幹病院では紹介状が必要なことも多いため、事前に電話で確認するのがおすすめです。
かかりつけ医に相談すれば、呼吸器内科への紹介状を書いてもらえます。紹介状があると、初診時の待ち時間が短縮されることもあるでしょう。
- Q呼吸器内科のスパイロメトリー検査は痛みがありますか?
- A
スパイロメトリー検査に痛みはありません。マウスピースをくわえて息を大きく吸い込み、勢いよく吐き出すだけの検査です。所要時間は10〜15分程度で、身体への負担はほとんどありません。
ただし、めいっぱい息を吐く動作が必要なため、重度の呼吸困難がある方は多少の息苦しさを感じることがあります。検査中に辛くなった場合は、技師に伝えれば休憩を取ることもできます。
- Q在宅酸素療法(HOT)を導入した場合、外出や旅行はできますか?
- A
在宅酸素療法を行いながらでも、外出や旅行は十分に可能です。携帯用の酸素ボンベや小型の酸素濃縮装置を使用すると、買い物や散歩はもちろん、飛行機を使った遠方への旅行にも対応できます。
航空会社には事前に酸素使用の申請が必要です。宿泊施設にも酸素機器の持ち込みについて連絡しておくと安心でしょう。主治医に旅行の計画を伝えて、酸素流量の調整について相談してください。
- Q息苦しさの原因がパニック障害だった場合、呼吸器内科ではわからないのですか?
- A
呼吸器内科の検査では、肺や気道の機能的・構造的な異常を評価します。パニック障害による息苦しさは身体的な検査で異常が検出されにくいため、呼吸器内科だけでは原因を特定できないことがあります。
呼吸器内科で「異常なし」と診断された場合、担当医から心療内科や精神科への受診をすすめられるときもあります。身体面と精神面の両方から原因を探ることが、的確な治療につながります。
- Q在宅酸素療法(HOT)の酸素流量を自分で変えても大丈夫ですか?
- A
酸素流量は主治医が患者さんの状態に合わせて処方するものです。自己判断で流量を増やしたり減らしたりすることは、体調の悪化を招くおそれがあるため避けてください。
とくにCOPDの方は、酸素を過剰に投与するとCO2ナルコーシス(二酸化炭素の蓄積による意識障害)を引き起こす危険があります。体調に変化を感じたら、自分で調整せず主治医に連絡しましょう。


