「糖尿病は治る」というテレビ番組の情報に希望を感じた方は多いでしょう。しかし、医学的に正確にいえば「完治」ではなく「寛解」であり、血糖値が正常域に戻っても油断はできません。

この記事では、ためしてガッテンで紹介された糖尿病対策の内容を振り返りながら、寛解と完治の違い、食事や運動の具体的な工夫、そしてGLP-1受容体作動薬を含む治療の選択肢を、糖尿病専門医の視点からわかりやすく解説します。

正しい知識を身につけることで、血糖コントロールへの不安を和らげ、前向きな一歩を踏み出すきっかけにしていただければ幸いです。

目次

ためしてガッテンが伝えた「糖尿病は治る」の衝撃と番組の真意

番組が伝えた結論は「適切な生活改善と治療を続ければ、血糖値を正常域まで下げられる可能性がある」というものでした。ただし「治る=もう一生薬も通院も不要」という意味ではありません。

番組が紹介した血糖値改善の食事法と生活改善

ためしてガッテンでは、食事の順番を変えるだけで食後血糖値の急上昇を抑えられるという研究が取り上げられました。野菜やたんぱく質を先に食べ、炭水化物を後にする食べ方は、いまでは「ベジファースト」として広く知られています。

番組では生活習慣の見直しだけで薬を減らせた方も紹介され、視聴者に大きなインパクトを与えました。食事療法と運動療法を軸にした血糖管理の基本が、テレビを通じて全国に届いたことは大きな意義があったといえるでしょう。

体重をたった5%減らすだけで血糖値は変わる

英国で行われたDiRECT試験では、体重を大幅に減らした参加者の約46%が1年後に糖尿病の寛解を達成しました。15kg以上減量した人の寛解率は86%に達しています。

もちろんすべての方にこれほどの減量が必要なわけではありません。体重の5〜7%程度(70kgの方なら3.5〜5kg)を減らすだけでもインスリンの効きが改善し、HbA1cが下がりやすくなることが複数の研究で確認されています。

体重減少と糖尿病寛解率の関係

体重減少幅寛解達成率ポイント
0〜5kg約7%小さな変化でも効果あり
5〜10kg約34%3人に1人が寛解に到達
10〜15kg約57%半数以上で血糖正常化
15kg以上約86%高い確率で寛解を達成

「治る」と報じられた背景にある海外の研究データ

番組の根拠になったのは、英国のDiRECT試験を中心とした複数の臨床研究です。この試験では、低エネルギー食による集中的な体重管理を行い、2年後の追跡でも36%の参加者が寛解を維持していました。

5年後の追跡調査では、継続的なサポートを受けた群で寛解が維持される割合が有意に高かったと報告されています。テレビでは「治る」と表現されましたが、研究者たちは一貫して「寛解(remission)」という言葉を使用しています。

糖尿病の「寛解」と「完治」には決定的な違いがある

糖尿病が「寛解」するとは、薬を使わずに血糖値が正常範囲に戻った状態を指します。一方で「完治」とは、原因そのものが消失して再発しない状態です。2型糖尿病では完治はきわめてまれであり、寛解後も定期的な経過観察が必要です。

医学が使う「寛解(リミッション)」は「治った」ではない

寛解という用語はもともとがん治療の分野で使われてきました。がんの「寛解」が「消えたように見えるが再発の可能性がある」という意味であるように、糖尿病の寛解もまた同じニュアンスを含んでいます。

2021年にアメリカ糖尿病学会(ADA)や欧州糖尿病学会(EASD)などの国際的な専門学会が共同で、糖尿病の寛解に関するコンセンサスレポートを発表しました。そこでは「寛解は回復を示す言葉であるが、永続的とは限らない」と明記されています。

HbA1c 6.5%未満を薬なしで3か月維持すれば寛解と認められる

国際コンセンサスが定めた寛解の基準は明確です。血糖降下薬をすべて中止した状態で、HbA1cが6.5%(48mmol/mol)未満を少なくとも3か月間維持できた場合に「寛解」と判定されます。

この基準は世界中の糖尿病研究者や臨床医が共通して使えるよう設計されたもので、「部分寛解」「完全寛解」といった従来のあいまいな区分を廃し、一本化されました。

再発リスクがゼロにならない以上「完治」とは呼べない

2型糖尿病はインスリン分泌能の低下やインスリン抵抗性といった体質的な要因が根底にあります。一度寛解しても、体重が増えたり生活習慣が乱れたりすれば血糖値は再び上昇しかねません。

DiRECT試験の5年間にわたる追跡でも、2年時点で寛解していた方のうち5年後もその状態を維持していたのは約26%でした。この数字は、寛解が達成可能でありながらも維持が難しいことを示しています。「完治した」と安心しきるのではなく、寛解を維持するための努力を続ける姿勢が大切です。

「寛解」と「完治」の違い

項目寛解完治
定義薬なしでHbA1c 6.5%未満を3か月以上維持原因が消失し再発しない
再発の可能性ありなし
経過観察年1回以上のHbA1c測定が必要不要
2型糖尿病での実現性条件が揃えば可能きわめてまれ

血糖値を下げる食事法|ためしてガッテンでも紹介された食べ方の工夫

食事療法は糖尿病治療の土台であり、薬物治療と並んで血糖コントロールを左右する重要な柱です。特別な食材を用意する必要はなく、食べる順番や量の調整で血糖値は変えられます。

野菜を先に食べる「ベジファースト」で食後の血糖上昇を抑える

食事のはじめに野菜やきのこ類、海藻などの食物繊維を豊富に含む食品を食べると、糖の吸収が穏やかになります。その結果、食後の血糖値の急激な上昇(血糖スパイク)を抑えることができるのです。

この食べ方は特別なカロリー計算を必要とせず、外食でも実践しやすい点が大きな利点でしょう。サラダや味噌汁の具を先に食べ、ご飯やパンは後半に回す。たったこれだけの工夫で食後血糖値が20〜30mg/dL下がったという報告もあります。

糖質制限だけに頼らず栄養バランスを整える

糖質を極端に減らす食事法は一時的に血糖値を下げますが、長期間の継続が難しく、筋肉量の減少を招くリスクがあります。筋肉はブドウ糖を取り込む大きな臓器ですので、筋肉が減ればかえってインスリン抵抗性が悪化しかねません。

たんぱく質、脂質、炭水化物をバランスよく摂取し、1日のエネルギー量を適正に保つことが持続可能な食事療法の基本です。管理栄養士に相談しながら、自分の生活に合った食事プランを立てることをおすすめします。

血糖値に影響する食事の要素

食事の要素血糖値への影響ワンポイント
食べる順番ベジファーストで食後血糖上昇が穏やかに外食時も実践しやすい
食物繊維の量糖の吸収を緩やかにする1日20g以上を目標に
食事の速度早食いは血糖スパイクの原因1口30回噛むことを意識

間食や夜食が血糖値に与える影響は想像以上に大きい

空腹を紛らわせるために手を伸ばすお菓子やジュースは、思った以上に血糖値を跳ね上げます。特に夜間はインスリンの分泌リズムが低下しやすいため、寝る前の飲食は血糖管理にとって大きな障壁になりかねません。

どうしても間食を摂りたいときは、ナッツ類やチーズなど血糖値を急上昇させにくい食品を少量に留めるのがよいでしょう。甘い飲み物を水やお茶に置き換えるだけでも、1日あたりの糖質摂取量はかなり減ります。

血糖コントロールに効果的な運動習慣の作り方

運動は血糖値を下げるもっとも自然な方法の1つであり、HbA1cの改善にも確実な効果があります。大規模なメタ解析では、構造化された運動プログラムによってHbA1cが平均0.67%低下することが示されました。

食後30分以内のウォーキングで食後血糖値は確実に下がる

食事をすると血糖値は上昇しますが、そのタイミングで体を動かすと筋肉がブドウ糖をエネルギーとして消費し、血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。食後15〜30分ごろに10〜15分歩くだけで、食後血糖値が有意に改善したという研究結果は数多くあります。

激しい運動は必要ありません。近所を散歩する、スーパーまで歩く、階段を使うといった日常の動作を少し増やすだけで十分です。

有酸素運動と筋トレの組み合わせでHbA1cが改善する

有酸素運動(ウォーキング、水泳、サイクリングなど)はインスリンの感受性を高め、筋力トレーニングは筋肉量を増やしてブドウ糖の取り込み能力を高めます。2011年に発表されたJAMAのメタ解析では、有酸素運動と筋トレを組み合わせた群でHbA1cが約0.51%低下しました。

週に150分以上の中等度の運動を行った群ではHbA1cが0.89%も低下しており、運動の頻度や継続期間が長いほど効果が増すことがわかっています。

1日10分の積み重ねが長期的な血糖改善につながる

「忙しくて運動する時間がない」という声はとても多いですが、1日10分のウォーキングを3回に分けて行うだけでも血糖コントロールに効果があることが研究で確認されています。大切なのは完璧を求めるよりも、できることを毎日続けることです。

雨の日は室内でスクワットやかかと上げ運動をする、テレビを見ながらストレッチをするなど、場所を選ばない方法を取り入れましょう。習慣化すれば、運動が「やらなければならないこと」ではなく「自然にやっていること」に変わっていきます。

糖尿病の血糖管理に有効な運動の種類

  • ウォーキング(1日合計30分以上を目安に)
  • 水泳やアクアビクス(膝や腰への負担が少ない)
  • スクワットやかかと上げ(自宅でも手軽に実践可能)
  • ヨガやストレッチ(柔軟性の向上とストレス軽減に有効)

GLP-1受容体作動薬は血糖値と体重を同時に改善する治療薬

GLP-1受容体作動薬は、腸から分泌されるホルモン「インクレチン」の働きを利用した薬です。食事や運動だけでは十分に血糖値が下がらない場合の選択肢として、近年の糖尿病治療で大きな注目を集めています。

インクレチンの働きを利用して食後の血糖上昇を穏やかにする

GLP-1は、食事をとると小腸から分泌されるホルモンで、膵臓に働きかけてインスリンの分泌を促す作用があります。血糖値が高いときだけインスリンの分泌を促すため、低血糖を起こしにくいのが特長です。

さらにGLP-1には胃の動きをゆっくりにして食後の血糖上昇を緩やかにする作用や、脳の食欲中枢に働きかけて食欲を抑える作用もあります。その結果、血糖値の改善と体重減少の両方が期待できるのです。

セマグルチドやチルゼパチドの臨床試験で示された効果

セマグルチドは週1回の皮下注射で使用するGLP-1受容体作動薬で、SUSTAIN試験シリーズにおいてHbA1cを平均1.5〜1.8%低下させ、体重も有意に減少させることが示されました。

一方、チルゼパチドはGLP-1とGIP(もう1つのインクレチン)の両方の受容体に作用する新しいタイプの薬剤です。SURPASS-2試験では、チルゼパチドがセマグルチドと比較してHbA1cをさらに低下させ、体重減少効果も上回る結果が報告されています。

主なGLP-1受容体作動薬の臨床データ

薬剤名HbA1c低下幅体重変化
セマグルチド(1.0mg/週)約1.5〜1.8%低下約4〜6kg減少
チルゼパチド(15mg/週)約2.3〜2.6%低下約9〜12kg減少

副作用と使用上の注意点を正しく把握しておく

GLP-1受容体作動薬でもっともよく報告される副作用は、吐き気や下痢といった消化器症状です。これらは投与開始時や増量時に出やすく、多くの場合は数週間で軽減します。

まれに膵炎のリスクが指摘されることもありますので、持続する腹痛や嘔吐がある場合はすぐに主治医に相談してください。すべての薬には利点と注意点がありますので、ご自身の体の状態に合った治療法を医師と一緒に選ぶことが大切です。

HbA1cや空腹時血糖など糖尿病の検査値の見方と目標

糖尿病の治療では、血液検査の数値を定期的に確認することが欠かせません。自分の数値を把握し、目標に向かって管理を続けることが合併症の予防に直結します。

HbA1cは過去1〜2か月の血糖状態をまとめた「通知表」

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、赤血球中のヘモグロビンにブドウ糖が結合した割合を示す指標です。採血時点だけでなく、過去1〜2か月間の平均的な血糖状態を反映するため、糖尿病管理の「通知表」とも呼ばれています。

1回の食事や運動で大きく変動する空腹時血糖値や食後血糖値とは異なり、HbA1cは日々の積み重ねの結果を映し出してくれる指標です。

空腹時血糖値と食後血糖値それぞれの意味を押さえる

空腹時血糖値は、朝食前など8時間以上の絶食後に測定する値で、肝臓からのブドウ糖の放出やインスリンの基礎分泌を反映します。一方、食後血糖値は食事によるインスリン分泌の能力を示す指標です。

食後の血糖値が高い「食後高血糖」は、HbA1cが正常範囲でも動脈硬化のリスクを高めることがわかっています。空腹時血糖値だけを見るのではなく、食後2時間の血糖値もあわせて確認することが大切です。

合併症を防ぐために目指したい具体的な目標値

日本糖尿病学会のガイドラインでは、合併症予防のためにHbA1c 7.0%未満を目標としています。ただし、低血糖のリスクや年齢、合併症の有無に応じて個別に目標値は調整されます。

高齢者の場合はHbA1c 8.0%未満を目標とすることもありますし、妊娠中はより厳格な管理が求められる場合もあるでしょう。主治医と相談しながら、自分に合った目標を設定することが大切です。

糖尿病の主な検査値と目標の目安

検査項目基準値・目標値測定頻度の目安
HbA1c7.0%未満(個別に調整)1〜3か月に1回
空腹時血糖値130mg/dL未満毎回の受診時
食後2時間血糖値180mg/dL未満必要に応じて

血糖値の改善を長く維持するために見直すべき毎日の習慣

食事と運動で血糖値が改善しても、生活習慣が崩れれば数値はすぐに元に戻ります。血糖管理は短距離走ではなくマラソンです。無理なく続けられる習慣づくりが、何よりも重要な治療戦略になります。

睡眠不足はインスリンの効きを確実に悪くする

睡眠時間が6時間を下回ると、インスリン抵抗性が増すことが複数の研究で明らかになっています。睡眠不足はコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を増加させ、肝臓からのブドウ糖放出を促進するためです。

質の高い睡眠を確保するためには、就寝1時間前にはスマートフォンやパソコンの画面を見ないようにし、寝室の温度と明るさを整えることが効果的です。毎日同じ時刻に寝起きする規則正しい生活リズムも、血糖値の安定に寄与します。

血糖管理を長続きさせるための日常のチェックポイント

  • 毎日7時間以上の睡眠を目標にする
  • 体重を週に1回計測して変動を把握する
  • 飲酒量は適量(ビールなら中瓶1本程度)を守る
  • ストレスが溜まったら趣味や入浴でリセットする

ストレス管理が血糖コントロールに直結している

慢性的なストレスは交感神経を緊張させ、血糖値を上昇させるホルモン(アドレナリンやコルチゾール)の分泌を増やします。仕事や家庭でのストレスを完全にゼロにするのは難しいかもしれませんが、自分なりの「ストレスの逃がし方」を持っておくことが血糖管理には有効です。

深呼吸や軽い散歩、趣味に没頭する時間を意識的に作りましょう。気持ちが落ち着くと、暴飲暴食の衝動も抑えやすくなり、血糖値の安定にもつながります。

定期的な受診と主治医との対話で治療の質を高め続ける

糖尿病は自覚症状が乏しい病気であるため、定期的な受診で検査値を確認し、治療方針を見直す機会を持つことが大切です。HbA1cが良好であっても、腎機能や脂質の数値に変化が生じていることもあります。

「数値が安定しているから通院をやめよう」と考えるのは危険です。むしろ安定しているときこそ、その状態を維持するために何が功を奏しているのかを主治医と確認し、今後の方針を立てる好機といえるでしょう。

よくある質問

Q
ためしてガッテンで紹介された糖尿病の「治る」とは医学的にどういう意味ですか?
A

番組で使われた「治る」は、医学用語でいう「寛解(リミッション)」に相当します。寛解とは、血糖降下薬を使わずにHbA1cが6.5%未満を3か月以上維持できている状態です。

ただし、寛解は「完治」を意味するものではありません。生活習慣の乱れや加齢によって再び血糖値が上昇する可能性があるため、寛解後も年に1回以上のHbA1c検査と定期的な受診を続けることが推奨されています。

Q
糖尿病の寛解を達成するにはどのくらいの体重を減らす必要がありますか?
A

英国のDiRECT試験では、15kg以上の減量を達成した参加者の約86%が糖尿病の寛解に到達しました。一方で、5〜10kgの減量でも約34%の方が寛解を達成しています。

体重の5〜7%程度の減量でもインスリンの効きが改善し、HbA1cの低下が期待できます。無理な減量は長続きしませんので、主治医や管理栄養士と相談しながら、現実的な目標を立てることが大切です。

Q
GLP-1受容体作動薬は糖尿病の寛解にも役立ちますか?
A

GLP-1受容体作動薬は血糖値を下げるだけでなく、体重減少効果も高いため、寛解に近づくための有力な選択肢の1つです。実際に、GLP-1受容体作動薬の使用を開始した患者さんの中で、定義によっては約5〜18%が寛解を達成したという報告があります。

ただし、現在の国際的な寛解の定義では「すべての血糖降下薬を中止した状態」が条件ですので、薬を使いながらの状態は寛解とは判定されません。薬による血糖改善と生活習慣の改善を組み合わせることで、将来的に薬を減らせる可能性が高まります。

Q
血糖値を下げるためにベジファーストは本当に効果がありますか?
A

食事の最初に野菜を食べるベジファーストは、食物繊維が糖の吸収を遅らせることで食後血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。複数の臨床研究で、食べる順番を変えるだけで食後血糖値が20〜30mg/dL程度改善したという結果が報告されています。

カロリー計算や特別な食材を必要としないため、だれでもすぐに始められる点が強みです。ためしてガッテンでも紹介されたこの食べ方は、毎日の食卓で手軽に取り入れられる血糖管理法として、多くの医療機関でも推奨されています。

Q
糖尿病と診断された後でも運動を始めて血糖値を改善できますか?
A

はい、糖尿病と診断された後からでも運動の効果は十分に期待できます。大規模なメタ解析では、週150分以上の構造化された運動プログラムによってHbA1cが平均0.89%低下することが示されました。

ウォーキングのような軽い有酸素運動でも効果がありますし、筋力トレーニングと組み合わせればさらに血糖改善効果が高まります。運動を始める際には主治医に相談し、ご自身の体調や合併症の有無に応じた運動強度を確認してから取り組んでください。

参考にした文献