血糖値が高いと指摘されたとき、多くの方は「生活習慣が原因の2型糖尿病だろう」と考えます。しかし、糖尿病のなかにはホルモンの異常が引き金となって発症する「内分泌性糖尿病」と呼ばれるタイプが存在します。

内分泌性糖尿病は、食事制限や運動を頑張っても血糖値がなかなか下がらない場合や、体の外見に思いがけない変化が出ている場合に疑われることがあります。原因となる内分泌疾患を見つけて治療すれば、血糖コントロールが大幅に改善するケースも珍しくありません。

この記事では、一般的な2型糖尿病との違いに焦点をあてながら、内分泌性糖尿病を疑うべきサインや症状のチェックポイントを分かりやすく解説します。

目次

内分泌性糖尿病はホルモン異常が原因で血糖値が上がる糖尿病

内分泌性糖尿病とは、体内のホルモンバランスが崩れたことが直接的な原因となり、血糖値が慢性的に高くなる状態を指します。一般的な2型糖尿病とは発症の仕組みが異なるため、治療のアプローチも変わってきます。

2型糖尿病との根本的な違いは「ホルモン過剰」にある

2型糖尿病は、食べすぎや運動不足などの生活習慣にインスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなること)や分泌低下が重なって発症します。一方、内分泌性糖尿病では、コルチゾールや成長ホルモン、カテコラミンなど血糖値を上げる方向に働くホルモンが過剰に分泌され、高血糖を引き起こします。

つまり、生活習慣に大きな問題がなくても、ホルモンを分泌する臓器に腫瘍や機能異常があれば糖尿病を発症しうるのです。この点が2型糖尿病との決定的な違いといえます。

2型糖尿病と間違われて内分泌疾患が見逃されるケースがある

内分泌性糖尿病は頻度としては多くないため、血糖値の上昇がみつかると、まずは一般的な2型糖尿病と診断されることが少なくありません。特に肥満や家族歴がある方の場合、内分泌疾患の可能性が検討されないまま治療が進むことがあります。

しかし、内分泌疾患が隠れている場合は、通常の血糖降下薬だけでは十分な効果を得られず、血糖値がなかなか安定しないという経過をたどりやすい傾向があります。治療に反応しにくいと感じたら、背景にホルモン異常がないか医師に相談してみてください。

ホルモン異常を治療すれば血糖値が正常に戻ることも珍しくない

内分泌性糖尿病には、原因となるホルモン過剰を解消すれば血糖値がほぼ正常化するという大きな特徴があります。たとえば、副腎の腫瘍を摘出してコルチゾールの分泌が正常に戻ると、それまで必要だったインスリン注射が不要になった方もいます。

すべてのケースで完全に治るわけではなく、長期間にわたる高血糖で膵臓のベータ細胞(インスリンを出す細胞)がダメージを受けている場合には、ホルモン治療後もある程度の血糖管理が必要になります。早期発見・早期治療が回復のカギです。

一般的な2型糖尿病と異なる内分泌性糖尿病特有の症状サイン

体重増加を伴わない急な血糖上昇や、外見の変化を伴う高血糖は内分泌性糖尿病に特徴的なサインです。2型糖尿病では通常みられない症状を複数抱えている場合は、内分泌疾患の可能性を念頭に置くことが大切です。

比較項目2型糖尿病内分泌性糖尿病
主な原因生活習慣・遺伝ホルモンの過剰分泌
体重の傾向肥満傾向が多い痩せ型でも発症する
外見の変化目立たない顔や手足の変形あり
血圧への影響緩やかな上昇発作的な高血圧も
治療の反応薬で改善しやすい原因治療が必要

体重が増えていないのに血糖値だけが急上昇する

2型糖尿病は体重増加や内臓脂肪の蓄積を伴うことが多いのに対し、内分泌性糖尿病では体重に大きな変化がなくても血糖値が急激に上がる場合があります。褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ)によるカテコラミン過剰や、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)による代謝の乱れが背景にあることも少なくありません。

「食事も運動も気をつけているのにHbA1cが上がっていく」と感じたら、生活習慣以外の原因を疑うべきタイミングです。

顔が丸くなる・手足が大きくなるなど外見の変化に注意

クッシング症候群では、顔が丸くふくらむ「満月様顔貌(まんげつようがんぼう)」や、体幹に脂肪が集まる中心性肥満、皮膚に赤紫色のすじ(皮膚線条)が現れるなどの外見変化が特徴です。先端巨大症(アクロメガリー)では、手足や顎、鼻が徐々に大きくなり、指輪や靴のサイズが合わなくなるといった変化がみられます。

こうした外見の変化はゆっくりと進行するため、本人よりも久しぶりに会った家族や友人が気づくケースもあります。写真を見返して「顔の印象が変わった」と感じたら、一度内分泌内科を受診されるとよいでしょう。

発作的な動悸・発汗・頭痛を伴う血圧の急上昇

褐色細胞腫はアドレナリンやノルアドレナリンを過剰に分泌する副腎の腫瘍で、発作的な動悸、大量の発汗、激しい頭痛、血圧の急上昇を引き起こします。この発作は突然始まって数分から数十分で収まることが多く、発作がないときは症状がほとんどない点も特徴です。

発作時にはカテコラミンの作用で血糖値も急激に上がるため、発作的な血圧上昇を繰り返しながら血糖コントロールが不良になっている場合は、褐色細胞腫の可能性を確認する検査を受けることが勧められます。

甲状腺の異常が血糖コントロールを狂わせることがある

甲状腺ホルモンが過剰になるバセドウ病などの甲状腺機能亢進症では、糖の吸収促進やインスリン抵抗性の増大によって血糖値が上昇しやすくなります。体重減少、手指のふるえ、暑がり、頻脈など甲状腺疾患特有の症状を伴う場合は、甲状腺ホルモンの検査を受けることが大切です。

甲状腺機能亢進症が適切に治療されると、高血糖も軽減されることが多い点は知っておいてほしいポイントです。

内分泌性糖尿病を引き起こす代表的な疾患とそれぞれの血糖への影響

内分泌性糖尿病の原因として代表的な疾患はクッシング症候群、先端巨大症、褐色細胞腫、原発性アルドステロン症の4つです。それぞれ異なるホルモンが過剰になり、血糖値を上げる経路も異なります。

疾患名過剰ホルモン血糖への主な影響
クッシング症候群コルチゾール糖新生の促進とインスリン抵抗性の増大
先端巨大症成長ホルモン糖新生促進と末梢でのインスリン感受性低下
褐色細胞腫カテコラミングリコーゲン分解促進とインスリン分泌抑制
原発性アルドステロン症アルドステロン低カリウムによるインスリン分泌障害

クッシング症候群はコルチゾール過剰で強い高血糖を生む

クッシング症候群は、副腎皮質ホルモンであるコルチゾールが慢性的に過剰分泌される疾患です。コルチゾールは肝臓での糖の産生を促進し、筋肉や脂肪組織でのインスリン感受性を低下させるため、血糖値が持続的に高くなります。

さらに、コルチゾールの過剰は膵臓のベータ細胞の機能にも悪影響を及ぼし、インスリンの分泌を十分に増やせなくなることが分かっています。高血圧、骨粗しょう症、うつ症状なども併発しやすく、血糖管理だけでなく全身的なケアが求められる疾患です。

先端巨大症では成長ホルモン過剰がインスリン抵抗性を高める

先端巨大症は、脳の下垂体に発生した腫瘍が成長ホルモン(GH)を過剰に分泌することで起こります。成長ホルモンは肝臓での糖新生(糖を新たに作り出す反応)を促し、脂肪分解を活性化させ、末梢組織でのインスリン感受性を低下させます。

先端巨大症の方では耐糖能異常(血糖の処理能力の低下)や糖尿病の合併が高い割合で報告されており、成長ホルモンの過剰を長期間放置するほど糖尿病の発症リスクが高くなるとされています。

褐色細胞腫のカテコラミン過剰は急性の血糖上昇を引き起こす

褐色細胞腫が分泌するアドレナリンやノルアドレナリンなどのカテコラミンは、肝臓のグリコーゲン分解を促進し、同時にインスリン分泌を抑制する方向に働きます。そのため、血糖値が発作的に急上昇するのが特徴です。

腫瘍を手術で摘出すると、カテコラミンの過剰が解消され、多くの場合で血糖値は改善に向かいます。ただし、術後に一時的な低血糖を起こすこともあるため、周術期の血糖管理には細やかな配慮が必要です。

褐色細胞腫でみられる典型的な3徴候

  • 発作的な頭痛(突然起こり短時間で治まる)
  • 大量の発汗(安静時でも汗が止まらない)
  • 動悸(心臓がドキドキする感覚が突然現れる)

上記の3つが同時に現れる場合は褐色細胞腫の確率が高いとされ、血液や尿中のメタネフリン(カテコラミンの代謝産物)の測定が診断の手がかりになります。

原発性アルドステロン症はカリウム低下を介して糖代謝に影響する

原発性アルドステロン症は、副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌され、高血圧と低カリウム血症を引き起こす疾患です。カリウムが低下すると膵臓のベータ細胞からのインスリン分泌が抑制されるため、耐糖能異常や糖尿病を合併するリスクが高まります。

アルドステロン自体もインスリン抵抗性を高めることが報告されており、高血圧の治療薬を多く使っても血圧が下がりにくい方では、この疾患が原因で糖代謝にも悪影響が出ている可能性があります。

2型糖尿病と内分泌性糖尿病を見分けるためのセルフチェックリスト

以下のチェック項目に複数当てはまる場合は、一般的な2型糖尿病ではなく内分泌性糖尿病の可能性があります。1つでも気になる項目があれば、早めに内分泌内科への相談を検討してください。

体型や外見の変化に関するチェック項目

まず確認したいのは、ここ数年で外見に明らかな変化がないかという点です。顔が以前より丸みを帯びた、靴や指輪のサイズが合わなくなった、体幹だけが太って手足は細いまま、首の後ろに脂肪のかたまりがついたなどの変化は、クッシング症候群や先端巨大症を示唆することがあります。

こうした体型の変化は加齢によるものと見過ごされがちですが、血糖値の異常と同時に起きている場合は、内分泌疾患を積極的に疑う根拠になります。

血圧や自律神経症状に関するチェック項目

次に注意すべきは血圧と自律神経に関する症状です。降圧薬を3種類以上使っても血圧が十分に下がらない治療抵抗性高血圧、発作的な動悸・発汗・顔面蒼白、安静時にも関わらず急に心拍数が上がるといった症状は、褐色細胞腫や原発性アルドステロン症の手がかりとなります。

特に若い年齢で高血圧と糖尿病を同時に指摘された方は、内分泌疾患のスクリーニング検査を受けてみる価値があるでしょう。

血糖コントロールの経過に関するチェック項目

確認ポイント内容
治療への反応糖尿病治療薬を増やしても血糖値がなかなか改善しない
発症の経緯肥満歴がないのに急に糖尿病と診断された
低カリウム血液検査でカリウム値が低いと指摘されたことがある
家族歴家族に内分泌疾患と診断された方がいる

上記の複数に心あたりがあれば、主治医に「内分泌疾患の検査は必要でしょうか」と率直にたずねることをお勧めします。患者さんからの情報提供が、診断のきっかけになることも少なくありません。

内分泌性糖尿病が見逃されやすい理由と早期発見に向けた心がまえ

内分泌性糖尿病は稀な疾患ゆえに見落とされやすく、診断までに長い期間を要することが珍しくありません。見逃しを防ぐには、医療者だけでなく患者さん自身が特徴的なサインを知っておくことが大きな力になります。

頻度の低さから「まさか自分が」と思われにくい

クッシング症候群や先端巨大症は人口100万人あたり数十人程度と非常にまれな疾患です。そのため、日常の診療では2型糖尿病の可能性がまず検討され、生活習慣改善や通常の薬物療法から治療が始まることがほとんどです。

まれとはいえ、存在する疾患であることに変わりはありません。治療を続けても血糖値が改善しないときは、珍しい疾患の可能性も含めて医師と相談することが早期発見への第一歩です。

ゆっくり進行する外見変化は本人も周囲も気づきにくい

先端巨大症やクッシング症候群による体型や顔貌の変化は、数年かけて少しずつ進みます。毎日鏡を見ている本人にとっては変化を感じ取りにくく、会社の健診で指摘されたり、友人に驚かれたりして初めて気づく方も多いのが実情です。

過去の写真と現在の顔を比べるという簡単な方法が、変化に気づくきっかけになることがあります。特に診断書に「糖尿病」と記載されてから5年以内に顔貌が変わったと感じる場合は、内分泌内科を受診する目安になるでしょう。

複数の診療科にまたがる症状が全体像の把握を遅らせる

内分泌性糖尿病の患者さんは、高血糖のほかに高血圧、骨粗しょう症、うつ症状、月経不順など多彩な症状を抱えていることがあります。それぞれの症状に対して内科、整形外科、精神科、婦人科と別々に受診していると、一つの内分泌疾患が原因であるという全体像がみえにくくなります。

複数の不調が同時期に現れた場合には、「これらは一つの病気から来ているのかもしれない」という発想をもつことが大切です。かかりつけ医にすべての症状をまとめて伝えることで、内分泌疾患の検査につながる可能性が高まります。

内分泌内科への受診を検討すべきタイミング

状況具体的な目安
血糖管理が困難3種類以上の薬を使ってもHbA1cが目標に届かない
外見の急変2〜3年で顔貌や体型に明らかな変化を感じる
血圧の異常若年で高血圧を発症、または治療抵抗性高血圧がある

上記のいずれかに該当する方は、通常の糖尿病治療だけでなく内分泌疾患のスクリーニングを受けておくと安心です。

内分泌性糖尿病と判明した場合の治療方針と血糖管理の基本

治療の柱は、原因となっている内分泌疾患そのものを治すことです。ホルモン過剰を解消する治療と並行して、血糖値を安全な範囲に保つための管理を行います。

原因疾患の治療が血糖改善の最大のカギ

クッシング症候群なら副腎や下垂体の腫瘍を手術で取り除くこと、先端巨大症なら下垂体腫瘍の摘出やソマトスタチンアナログ(成長ホルモンの分泌を抑える薬)による治療が柱になります。褐色細胞腫であれば腫瘍の外科的切除が根本的な治療法です。

原因疾患を治療してホルモンの過剰分泌が是正されると、多くの場合で血糖値は劇的に改善します。ただし、ホルモン過剰が長く続いた場合は膵臓のインスリン分泌能が回復しきらないことがあるため、術後も定期的な血糖モニタリングが必要です。

原因治療までのあいだの血糖管理も欠かせない

手術の準備期間や、薬物療法でホルモン値を下げている途中でも、血糖値を放置してよいわけではありません。高血糖が続くと心臓や血管、腎臓などに負担がかかるため、並行して血糖コントロールを行うことが望まれます。

使用する血糖降下薬は原因疾患の種類やホルモンの状態によって異なるため、内分泌の専門医と糖尿病の専門医が連携して治療方針を決めるのが理想的です。自己判断で薬の量を変えたり、サプリメントに頼ったりすることは避けてください。

治療後もフォローアップを続けることが再発予防になる

原因疾患の治療が成功しても、再発や対側の副腎腫瘍の出現、下垂体機能の変化などが起こりうるため、定期的な血液検査やホルモン検査によるフォローアップが大切です。治療後1年以内は数か月おきに検査を受けることが推奨されるケースが多く、その後も半年〜1年に一度の通院を継続することが安心につながります。

「もう治ったから大丈夫」と自己判断せず、主治医の指示に従って経過観察を続けましょう。

治療後に注意したいフォローアップ項目

  • HbA1cおよび空腹時血糖値の定期測定(3〜6か月ごと)
  • 原因ホルモン(コルチゾール・GH・IGF-1など)の血中濃度チェック
  • 画像検査(MRIやCTによる腫瘍の再発有無の確認)

これらのフォローを着実に受けることで、万が一の再発にも早い段階で対応できます。長期的な健康を守るために、治療後の通院を生活の一部として定着させることが望ましいでしょう。

よくある質問

Q
内分泌性糖尿病は血液検査だけで診断できますか?
A

血液検査は診断のための重要な手がかりですが、それだけでは確定診断に至らないことがほとんどです。まず血糖値やHbA1cに加え、コルチゾール、成長ホルモン、IGF-1、カテコラミン代謝物(メタネフリン)、アルドステロンなど原因となりうるホルモンの測定が行われます。

異常値が検出された場合には、負荷試験(特定の薬剤を投与してホルモンの変化を調べる検査)や画像検査(MRI・CT)を組み合わせて、どの臓器のどの部位に問題があるかを特定していきます。複数の検査を段階的に進める流れが一般的です。

Q
内分泌性糖尿病は生活習慣の改善だけで治せますか?
A

残念ながら、生活習慣の改善だけで根本的に治すことは困難です。内分泌性糖尿病の主な原因はホルモンの過剰分泌であり、食事療法や運動療法だけではホルモンバランスを正常化できません。

ただし、生活習慣の改善はまったく無意味というわけではなく、血糖値のコントロールを補助する効果は期待できます。原因疾患に対する治療(手術や薬物療法)と組み合わせることで、よりよい血糖管理が実現しやすくなります。

Q
内分泌性糖尿病の原因疾患を治療した後も糖尿病は続きますか?
A

原因となるホルモン異常が解消されると、多くの方で血糖値は改善します。手術でホルモン分泌が正常化した場合、糖尿病の薬がまったく不要になるケースも報告されています。

一方で、ホルモン過剰の状態が長期間続いていた方や、もともと糖尿病になりやすい体質をお持ちの方では、原因疾患を治療した後も高血糖がある程度残る場合があります。治療後も定期的に血糖検査を受けて、必要に応じた対応を続けることが勧められます。

Q
内分泌性糖尿病を疑った場合、何科を受診すればよいですか?
A

内分泌性糖尿病が疑われる場合は、内分泌内科(内分泌代謝内科)を受診してください。内分泌内科ではホルモンの精密検査や負荷試験を実施でき、原因疾患の特定から治療方針の決定まで一貫して対応してもらえます。

お近くに内分泌内科がない場合は、まずかかりつけの内科医に相談し、必要な検査を受けたうえで専門医への紹介状を書いてもらう方法もあります。自分の症状をメモにまとめて持参すると、スムーズに状況を伝えることができるでしょう。

Q
内分泌性糖尿病は遺伝しますか?
A

内分泌性糖尿病の原因となる疾患の多くは、散発性(偶然発生するもの)であり、直接的に親から子へ遺伝するケースは多くありません。しかし、多発性内分泌腫瘍症(MEN)のように遺伝的な背景をもつ疾患群もあり、家族内で褐色細胞腫や下垂体腫瘍などが複数みられる場合には遺伝子検査が勧められることがあります。

ご家族に内分泌疾患の既往がある方は、その旨を主治医に伝えておくと、適切なタイミングで検査を提案してもらいやすくなります。

参考にした文献