妊娠糖尿病と診断されたとき、「血糖測定器ってどれくらいお金がかかるの?」と不安になる方は少なくありません。結論から言えば、一定の条件を満たせば血糖測定器は保険診療の範囲で使用でき、3割負担の方で月々おおよそ4,000円から5,000円程度が目安です。
ただし、保険が適用される条件や測定回数の上限、持続血糖測定器を使う場合の費用など、知っておくべきポイントがいくつかあります。この記事では、妊娠糖尿病の血糖測定器にまつわる費用を、診療報酬の仕組みからわかりやすく解説します。
出産後の費用変化や医療費控除の活用法まで網羅していますので、お金の不安を解消するための一助にしてください。
妊娠糖尿病と診断されたら血糖測定器の費用はいくらかかる?
妊娠糖尿病で血糖自己測定が必要になった場合、保険診療の範囲内であれば測定器本体の費用を個別に支払う必要はありません。測定器は医療機関から「貸与」されるかたちとなり、その費用は血糖自己測定器加算に含まれています。
血糖測定器の「貸与」と「自費購入」は何が違う?
医療機関で保険診療のもとに血糖測定を行う場合、測定器本体は貸し出しとなります。つまり、測定器そのものを購入する費用は発生しません。センサーや穿刺針などの消耗品も、保険で定められた回数分までは受診時にまとめて渡されます。
一方、医師から指示された回数を超えて測定したい場合や、保険の対象外となるケースでは、調剤薬局やインターネット通販で自費購入が必要です。自費の場合、測定器本体がおよそ3,000円から8,000円、センサーは1枚あたり50円から100円前後が一般的な相場でしょう。
妊娠糖尿病の血糖測定で保険が使える範囲はどこまで?
妊娠糖尿病の方が血糖自己測定を行う場合、保険診療では月120回までの測定が上限となっています。1日あたり約4回の測定に相当し、朝の空腹時と毎食後1時間の計4回を測るパターンが代表的です。
月120回を超える測定が必要な場合は、超過分の消耗品を自費で購入することになります。ただし、多くの方は月120回の範囲内で十分な血糖管理ができるため、追加費用が発生するケースはそれほど多くありません。
血糖自己測定器加算の点数一覧
| 月の測定回数 | 加算点数 | 金額(10割) |
|---|---|---|
| 月20回以上 | 350点 | 3,500円 |
| 月40回以上 | 580点 | 5,800円 |
| 月60回以上 | 830点 | 8,300円 |
| 月90回以上 | 1,170点 | 11,700円 |
| 月120回以上 | 1,490点 | 14,900円 |
まず知っておきたい「診療報酬点数」の基本的な考え方
医療費は「1点=10円」の診療報酬点数で計算されます。たとえば血糖自己測定器加算が1,490点であれば、10割で14,900円。3割負担の方ならその3割にあたる4,470円が窓口で支払う金額の目安です。
この加算には測定器本体の貸与料、センサー、穿刺針、穿刺器具、消毒用アルコール綿といった消耗品の費用がすべて含まれています。受診のたびにまとめて受け取れるため、別途買い足す手間はかかりません。
血糖自己測定器の保険適用を受けるために満たすべき条件とは
妊娠糖尿病で血糖測定器の保険適用を受けるには、厚生労働大臣が定める「周産期における合併症の危険性が高い」基準に該当する必要があります。すべての妊娠糖尿病の方が自動的に対象となるわけではないため、主治医の判断が欠かせません。
厚生労働大臣が定める「ハイリスク妊娠糖尿病」の基準
保険適用の対象となる妊娠糖尿病の方は、「妊娠中の糖尿病患者又は妊娠糖尿病の患者であって周産期における合併症の危険性が高い者」と規定されています。具体的には、空腹時血糖値が126mg/dL以上、HbA1cがNGSP値で6.5%以上、随時血糖値が200mg/dL以上のいずれかに該当する場合や、糖尿病網膜症を有する場合が「妊娠時に診断された明らかな糖尿病」として含まれます。
また、75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の2時間値が200mg/dL以上の場合もハイリスクに分類されます。さらに、OGTTの基準値を2項目以上超えている場合や、非妊娠時のBMIが25以上で1項目以上超えている場合も該当するため、実際には多くの妊娠糖尿病の方が保険適用の対象に含まれているのが実情です。
「在宅妊娠糖尿病患者指導管理料」が算定される仕組み
妊娠糖尿病で血糖自己測定を行う場合、診療報酬上は「在宅妊娠糖尿病患者指導管理料」(C101-3)が算定されます。この管理料は150点(1,500円)で、周産期における合併症軽減のための指導管理を行った場合に月1回算定される仕組みです。
血糖自己測定器加算はこの管理料に「加算」するかたちで算定されるため、管理料と加算の両方が医療費に含まれることになります。管理料だけでは測定器の貸与や消耗品の提供は行われず、加算が算定されてはじめて一式が揃う点を覚えておきましょう。
保険適用外になるケースと自費で測定する場合の費用感
軽度の妊娠糖尿病で血糖値が比較的安定しており、医師が自己測定の必要性を認めない場合には保険適用の対象外となることがあります。また、食事療法のみで十分にコントロールできている場合も、血糖自己測定器加算の算定要件を満たさないことがあるでしょう。
自費で血糖測定を行う場合、測定器本体は3,000円から8,000円程度、センサー30枚で1,500円から3,000円程度がおおよその目安です。穿刺針やアルコール綿も別途必要になるため、月に4回測定するペースで月額3,000円から6,000円前後の出費を見込んでおくとよいかもしれません。
- 測定器本体(自費購入):約3,000円〜8,000円
- センサー30枚:約1,500円〜3,000円
- 穿刺針30本:約800円〜1,500円
- アルコール綿100枚入り:約300円〜500円
妊娠糖尿病の血糖測定にかかる自己負担額を具体的にシミュレーションしてみよう
保険診療で妊娠糖尿病の血糖測定を行う場合の自己負担額は、3割負担の方でおおよそ月4,000円から7,000円前後が目安です。ただし、インスリン治療の有無や栄養指導の回数によって金額は変動します。
食事療法のみで血糖管理をしている妊婦さんの場合
インスリン注射を使わず、食事療法と血糖自己測定だけで管理している妊婦さんの場合を考えてみましょう。月120回以上の血糖測定を行い、療養指導を受けたケースでは、在宅妊娠糖尿病患者指導管理料150点と血糖自己測定器加算1,490点の合計1,640点が血糖測定関連の費用です。
これに通常の再診料や検査料を加えると、1回の受診でおよそ2,500点から3,500点程度になります。3割負担の場合、窓口支払いは7,500円から10,500円前後となり、このうち血糖測定に直接かかる部分は約4,920円です。
インスリン治療を併用している妊婦さんの場合
インスリン治療が必要な妊婦さんは、在宅自己注射指導管理料やインスリン製剤の薬剤費も加わります。1日4回のインスリン注射と月120回以上の血糖測定を行う場合、血糖測定関連に加えて注射管理料や薬剤費が上乗せされるため、月の窓口負担は12,000円から18,000円前後になることも珍しくありません。
妊娠糖尿病の月額自己負担シミュレーション
| 治療内容 | 診療報酬(10割) | 3割負担の目安 |
|---|---|---|
| 食事療法+血糖測定のみ | 約25,000〜35,000円 | 約7,500〜10,500円 |
| インスリン治療+血糖測定 | 約40,000〜60,000円 | 約12,000〜18,000円 |
受診頻度によって変わる費用のポイント
妊娠糖尿病の通院頻度は、血糖コントロールの状態によって2週間に1回から毎週まで幅があります。受診回数が増えれば再診料やその他の管理料が追加されるため、トータルの医療費も増加する点に注意が必要です。
血糖自己測定器加算そのものは月1回の算定ですから、月に何回受診しても加算の金額は変わりません。そのため、受診頻度が増えて負担が重くなるのは主に再診料や検査料の部分だといえるでしょう。
血糖測定の消耗品にかかる費用を賢く抑えるポイント
血糖測定のランニングコストを抑えるには、保険の範囲内で適切な測定回数を設定し、消耗品のムダを減らすことが大切です。主治医と相談しながら、自分に合った測定スケジュールを組むのが費用節約の第一歩になります。
測定回数と消耗品の関係を正しく把握する
血糖自己測定器加算は測定回数に応じて段階的に設定されているため、月60回以上と月120回以上では加算点数が大きく異なります。月60回なら830点(8,300円)、月120回なら1,490点(14,900円)と、その差は6,600円です。3割負担でも約2,000円の開きがあるため、主治医と測定回数を相談するときにはこの差額も念頭に置いておくとよいでしょう。
とはいえ、妊娠糖尿病の場合は1日4回程度の測定が推奨されるケースが多く、コストを抑えたいからと測定回数を自己判断で減らすのは禁物です。血糖コントロールの精度が下がれば、母体や赤ちゃんへのリスクが高まります。
保険の測定回数を超えたときの自費購入先と相場
月120回の上限を超えて測定が必要な方は、院外の調剤薬局で消耗品を自費で購入します。薬局によって価格は異なりますが、センサー1枚あたりおよそ70円から100円程度が相場です。1日5回測定する方であれば、超過分の月30枚で約2,100円から3,000円の追加出費となります。
インターネット通販を利用すると薬局よりも安価に入手できる場合もありますが、測定器と互換性のあるセンサーを選ぶ必要があるため、製品名と型番を必ず確認してから注文してください。互換性のない製品を購入してしまうと、測定できず無駄になるリスクがあります。
「まとめ処方」で通院回数を減らして交通費も節約する
血糖コントロールが安定している方は、主治医の判断で2か月分や3か月分の消耗品をまとめて処方してもらえることがあります。この場合、血糖自己測定器加算は「3か月に3回まで」算定できるルールがあるため、まとめて受け取っても保険上の取り扱いには問題ありません。
通院回数が減れば、交通費や時間的な負担も軽減されます。とくに遠方の専門病院に通っている方にとって、1回分の受診を節約できるメリットは大きいでしょう。ただし、妊娠中は体調の変化が起きやすい時期でもあるため、通院頻度を減らしすぎないよう主治医と十分に相談することが前提です。
| 項目 | 保険(月120回分) | 自費(月30回分追加) |
|---|---|---|
| センサー | 加算に含まれる | 約2,100〜3,000円 |
| 穿刺針 | 加算に含まれる | 約800〜1,500円 |
| アルコール綿 | 加算に含まれる | 約300〜500円 |
持続血糖測定器(CGM)と従来型の血糖測定器では費用も使い勝手も大きく違う
従来の穿刺型血糖測定器に加え、近年はCGM(持続血糖測定器)やFGM(フラッシュグルコースモニタリング)と呼ばれるセンサー貼付型の測定器が登場しています。妊娠糖尿病においても関心を集めていますが、保険適用の範囲と費用面は穿刺型と異なる点があるため注意が必要です。
従来型(穿刺型)血糖測定器の特徴と費用の全体像
穿刺型の血糖測定器は、指先に小さな針を刺して微量の血液をセンサーに付着させ、数秒で血糖値を表示する仕組みです。保険診療では、この測定器は医療機関から貸し出され、センサーや針も加算の範囲内で提供されるため、追加の器具代は発生しません。
1回の測定に必要な血液量は0.3〜0.6μLと少量で、痛みも比較的小さい機種が増えています。代表的な機種としてはワンタッチベリオリフレクトやメディセーフフィットスマイルなどがあり、どちらも携帯しやすいコンパクトな設計です。
持続血糖測定器(CGM・FGM)はどんな仕組みで、費用はどう違う?
CGMやFGMは、腕や腹部に貼り付けたセンサーが皮下の間質液中のグルコース濃度を連続的に測定する装置です。指先を刺す必要がないため痛みが少なく、24時間の血糖変動を把握できる利点があります。FreeStyleリブレに代表されるFGMは、センサーをスキャンするだけで血糖値を確認できるため、日常生活への負担が少ないと人気を集めています。
保険上は「間歇スキャン式持続血糖測定器」として1,250点(12,500円)の加算が設定されていますが、適用対象は「インスリン製剤の自己注射を1日1回以上行っている患者」に限定されています。つまり、食事療法のみで管理している妊娠糖尿病の方は、CGM・FGMを保険で利用するのが難しい場合が多いのが現状です。
穿刺型測定器とCGM・FGMの比較
| 比較項目 | 穿刺型測定器 | CGM・FGM |
|---|---|---|
| 測定方法 | 指先を穿刺して採血 | 皮下センサーで連続測定 |
| 痛み | 毎回軽い痛みあり | 貼付時のみ |
| 保険適用条件 | 妊娠糖尿病で条件を満たせば可 | インスリン自己注射が必要 |
| 保険での月額費用目安(3割負担) | 約4,500円 | 約3,750円 |
| 自費の場合の月額目安 | 約3,000〜6,000円 | 約7,000〜15,000円 |
CGMを自費で使う場合のコストと判断基準
保険の対象外でもCGMを使いたいという方は、自費での購入が可能です。FreeStyleリブレのセンサーは1個あたり約7,000円から8,000円で、14日間使用できます。月に2個必要なため、月額14,000円から16,000円程度の出費を見込む必要があるでしょう。
費用は穿刺型に比べて割高になりますが、血糖変動の全体像がつかめるため、食後の血糖スパイクを見逃しにくいというメリットがあります。費用対効果を含めて、主治医と相談のうえで導入を検討するのがよいでしょう。
妊娠糖尿病の医療費負担を軽くする医療費控除・助成制度も忘れずに活用しよう
妊娠糖尿病の治療にかかった医療費は、確定申告で医療費控除の対象となります。また、自治体独自の助成制度や高額療養費制度を利用できる場合もあるため、利用できる制度を確認しておくことが大切です。
確定申告の医療費控除で戻ってくる金額の目安
年間の医療費が10万円(または所得の5%)を超えた場合、超過分が所得控除の対象です。妊娠糖尿病の通院費、血糖測定の自己負担分、インスリンの薬代、さらに通院にかかった交通費も医療費控除に含めることができます。
たとえば、妊婦健診の自己負担と妊娠糖尿病の治療費を合わせて年間30万円かかった場合、10万円を超えた20万円が控除対象となります。所得税率が10%の方なら約2万円、20%の方なら約4万円が還付される計算です。領収書は必ず保管しておきましょう。
高額療養費制度を利用できるケースもある
月の医療費が一定の上限額を超えた場合には、高額療養費制度を利用して超過分の払い戻しを受けられます。妊娠糖尿病の通院費だけで上限に達するケースは多くありませんが、入院管理が必要になった場合や合併症の治療が加わった場合は上限を超えることがあるかもしれません。
事前に「限度額適用認定証」を取得しておくと、窓口での支払いを上限額までに抑えられるため、一時的に大きな出費を避けられます。加入している健康保険組合や市区町村の窓口で手続きが可能です。
自治体の妊婦向け助成制度もチェックする
自治体によっては、妊婦健診の助成に加えて糖尿病関連の検査費用を補助している場合があります。母子手帳の交付時に案内を受けることが多いですが、妊娠糖尿病に特化した補助金制度は自治体ごとに異なるため、住まいの地域の保健センターや市区町村の窓口に直接確認するのが確実です。
また、加入している健康保険組合によっては「付加給付」として、高額療養費制度よりさらに低い自己負担上限を設定しているところもあります。勤務先の総務部門や健康保険組合に問い合わせてみる価値は十分にあるでしょう。
- 確定申告の医療費控除(年間10万円超の医療費が対象)
- 高額療養費制度(月の医療費が上限を超えた場合に払い戻し)
- 自治体の妊婦向け助成制度(妊婦健診の助成に加え、独自の補助がある場合も)
- 健康保険組合の付加給付(組合独自の上限額設定)
出産後の血糖測定器の費用と保険のルールはこう変わる
妊娠糖尿病は出産を機に血糖値が正常化するケースが多いものの、産後も一定期間は血糖管理を続ける必要があります。出産後の血糖測定に関する保険のルールは妊娠中とは異なるため、変化を事前に把握しておくと安心です。
産後12週間は「在宅妊娠糖尿病患者指導管理料2」で保険が継続される
分娩後も血糖管理のために適切な指導管理が必要な場合、在宅妊娠糖尿病患者指導管理料2(150点)を産後12週の間に1回限り算定できます。この期間中は、血糖自己測定器加算も引き続き算定可能です。
| 時期 | 適用される管理料 | 血糖測定器加算 |
|---|---|---|
| 妊娠中 | 在宅妊娠糖尿病患者指導管理料1(150点) | 月1回算定可能 |
| 産後12週以内 | 在宅妊娠糖尿病患者指導管理料2(150点) | 1回限り算定可能 |
| 産後12週超 | 対象外(2型糖尿病に移行した場合は別途) | 条件による |
産後に2型糖尿病へ移行した場合の費用はどうなる?
妊娠糖尿病を経験した方は、将来的に2型糖尿病を発症するリスクが高いことが知られています。産後のブドウ糖負荷試験で2型糖尿病と診断された場合には、通常の糖尿病治療として在宅自己注射指導管理料や血糖自己測定器加算が適用されるようになります。
2型糖尿病での保険適用は月60回までの測定が上限で、妊娠中の月120回よりも少なくなります。ただし、インスリン治療を行っていれば加算の対象となり、測定器や消耗品は引き続き保険の範囲内で使用可能です。
産後の血糖管理を続けることで得られる長期的なメリット
出産後に血糖値が正常に戻ったとしても、定期的な検査を受けることが推奨されています。日本糖尿病・妊娠学会のガイドラインでは、産後6〜12週の段階で75gOGTTを実施し、その後も年に1回程度の血糖検査を継続することが望ましいとされています。
産後の検査で異常が見つからなければ、血糖測定器の費用を気にする必要はなくなります。一方、早期に異常が発見された場合は、早めに治療を開始することで合併症を防げる可能性が高まるため、産後のフォローアップを欠かさないことが何よりの「節約」につながるといえるでしょう。
よくある質問
- Q妊娠糖尿病の血糖測定器は退院時に受け取れますか?
- A
はい、入院中に妊娠糖尿病と診断され、退院後も血糖自己測定が必要と判断された場合には、退院日に在宅妊娠糖尿病患者指導管理料と血糖自己測定器加算を算定できます。そのため、退院時に測定器本体と消耗品一式を受け取ることが可能です。
なお、退院月に外来でも同じ管理料を算定することはできないルールとなっているため、退院時にまとめて受け取る形になります。次回の消耗品補充は翌月以降の外来受診時です。
- Q妊娠糖尿病の血糖測定で使うセンサーは薬局で購入できますか?
- A
保険診療の範囲内では、センサーは医療機関から直接受け取る形になるため、薬局での購入は必要ありません。ただし、医師から指示された回数を超えて追加の測定を行いたい場合には、院外の調剤薬局で自費購入が可能です。
購入の際は、お使いの測定器に対応した製品かどうかを必ず確認してください。測定器のメーカーや型番をメモしておくと、薬局でのやり取りがスムーズに進みます。
- Q妊娠糖尿病の血糖自己測定は1日に何回行えば保険の範囲内に収まりますか?
- A
妊娠糖尿病の方は保険診療上、月120回までの測定が上限として認められています。1日に換算するとおよそ4回となり、朝の空腹時と各食後1時間の計4回が代表的な測定パターンです。
この範囲内で測定を行えば、追加の自己負担は発生しません。主治医と相談のうえ、ご自身の血糖変動に合ったタイミングで測定することが大切です。
- Q妊娠糖尿病の血糖測定器が故障した場合、交換費用はかかりますか?
- A
保険診療で貸与されている測定器が故障した場合、メーカーの保証期間内であれば無償交換の対象になることが一般的です。保証期間を過ぎている場合や、自費で購入した測定器であれば、交換や修理の費用が自己負担になります。
故障に気づいたら、まずは通院先の医療機関に連絡してください。貸与品であれば医療機関を通じてメーカーに交換を依頼できるため、ご自身で手配する手間は基本的にかかりません。
- Q妊娠糖尿病で血糖測定にかかった費用は医療費控除の対象になりますか?
- A
妊娠糖尿病の治療にかかった医療費は、確定申告における医療費控除の対象です。窓口で支払った自己負担額だけでなく、通院にかかった電車代やバス代なども含めることができます。
年間の医療費が10万円(もしくは所得の5%)を超えた分が所得から控除されるため、妊婦健診や出産費用と合算すれば控除額が大きくなる場合があります。領収書を紛失しないよう、受診のたびに整理しておくと確定申告の際にスムーズです。


