育毛剤の液垂れを防ぐ塗り方のコツ!顔に垂らさない効果的な塗布手順

育毛剤の液垂れは、1回に出す量と薬液の粘度、そして塗るときの姿勢の3つでほぼ決まります。製品を変えなくても、この3つを整えるだけで顔まで流れる量はかなり減ります。

額へ流れてしまうのは、上を向いたまま押しているときがほとんどでしょう。少しうつむいて規定量を3〜4回に分けて置き、指の腹でなじませるところまでを一続きにすると落ち着きます。

粘度による選び分け、生え際とつむじの塗り分け、塗ったあとの1分の使い方、そして目に入ってしまったときの対処まで、順を追って説明します。

育毛剤の液垂れは量・粘度・姿勢の3つで決まる

育毛剤の液垂れが1回の量と薬液の粘度と塗るときの姿勢の3つで決まることを表した図解

垂れる原因は製品の良し悪しではなく、1回に出す量と薬液そのものの性質、それに塗るときの体の向きの3つに分かれます。

一度に出しすぎると地肌が吸いきれない

1回の目安は1ミリリットル前後で、これを一気に出すと地肌が吸いきれずに余った分が流れ落ちてしまいます。3〜4回に分けて置くだけで、こぼれる量は目に見えて減るはずです。

濡れた髪のまま塗ると滑って落ちる

タオルドライが足りずに水気が残っていると、薬液が水と混ざって薄まり、そのまま流れ落ちてしまいます。地肌が8割ほど乾いた状態を目安にしてください。

逆に完全に乾かしきる必要もなく、やや湿っているくらいが浸透にはちょうどよい状態です。皮脂が多い日は、塗る前に蒸しタオルで軽く押さえておくと薬液が滑りにくくなります。

量と水気を整えたうえで姿勢を変えると、同じ製品でも手応えが変わるはずです。育毛剤の液垂れを防ぐ対策をひととおり知っておくと、朝の迷いがなくなります。

液垂れしにくい育毛剤はどう見分ける?粘度と剤型で決まる

ローションと泡とジェルで薬液が傾いた面を流れ落ちる距離が変わることを比べた図解

同じ有効成分でも、とろみのある薬液のほうが塗った場所にとどまるので、選ぶときは成分表示だけでなく剤型そのものも見てください。

ローション・ジェル・泡で流れやすさが変わる

ローションはさらさらして浸透が速い反面いちばん流れやすく、ジェルはとどまる時間が長く、泡はその中間で朝にも使いやすい性質です。

  • ローション … 浸透は速いが、量が多いと流れやすい
  • ジェル … とどまる時間が長い。髪には絡みやすい
  • 泡(フォーム) … 垂れにくく乾きも速い。朝向き

増粘剤の有無は成分表示で見当が付く

カルボマーやキサンタンガムのような増粘剤が入っていれば、粘度は高めだと考えてよいでしょう。液垂れしにくい育毛剤の選び方と、容器タイプごとの出方をあわせて見ると、自分に合う形が絞れます。

前かがみの姿勢が育毛剤の液垂れをいちばん減らす

姿勢を変えるだけで薬液の流れる向きは変わるので、洗面台に軽くもたれて首を30度ほど前へ倒すのが基本になります。

塗る場所で傾ける向きを変える

塗る場所によって倒す向きが変わり、重力を味方につけると薬液は地肌に沿って広がります。

  • 頭頂部 … 深くおじぎをするくらい前へ倒す
  • 生え際 … 前傾30度にして額を下へ向ける
  • 側頭部 … 塗る側と反対へ30〜45度傾ける

塗り終えてもすぐ起き上がらない

押したあと30秒から1分は前傾のままでいると、余った薬液が地肌になじんでいきます。育毛剤を塗る時の正しい姿勢を身につけておけば、量を減らさずに垂れだけを止められるでしょう。

育毛剤は生え際の1センチ奥から、つむじは合わせ鏡で確かめる

生え際は線より1センチ奥を狙いつむじは合わせ鏡で位置を確かめる塗る場所を示した図解

見えている生え際の線にそのまま置くと額へ流れてしまうので、狙うのはそこから1センチほど奥です。

生え際は奥から手前へ広げる

1センチ奥に少量ずつ置いてから指の腹で手前へ押し広げると、額まで下りずに広がります。M字の切れ込みには、こすらず押し当てるようになじませてください。

つむじは見えないぶん置きすぎやすい

後頭部は自分では見えないため、合わせ鏡で位置を確かめてから置くのが確実です。ノズルを地肌に当てて少量ずつ出し、指で軽くたたくようになじませてください。

つむじの真裏は塗り残しがいちばん出やすい場所で、鏡に映る範囲だけで済ませると塗る量が片側へ偏ってしまいます。分け目を1本ずらしながら2〜3回に分けて置くと、その偏りが出にくくなります。

生え際の育毛剤の正しい塗り方と、つむじ付近の育毛剤塗布ガイドを部位ごとに押さえておけば、塗り残しと垂れの両方を同時に減らせるはずです。

塗ったあとの1分が、育毛剤の液垂れの分かれ目

置いた直後になじませるかどうかで、流れてしまうか地肌に留まるかが分かれるため、最初の1分の使い方がいちばんの要点です。

指の腹で小さく円を描くように押さえる

爪を立てず、指の腹で小さく円を描くように1〜2分ほど押さえます。強くこするのではなく、地肌が軽く動く程度で十分です。

この段階で手を止めて髪を整え始めると、なじみきらなかった分が重力に従って額へ下りてきます。塗った直後だけは、鏡を見るより先に指を動かすほうが結果的に早く済むでしょう。

タオルを当てて物理的に止めてもよい

どうしても額へ流れるときは、生え際にタオルを軽く当てておくと安心でしょう。育毛剤が顔に垂れる原因を知っておくと、こうした手当てが要る場面そのものが減ります。

育毛剤が目に染みたら、こすらず水で洗い流す

育毛剤が目に入ったらこすらず流水で洗い症状が続くときは受診する手当ての流れを表した図解

目に入ったときはこすらずに流水で数分かけて洗い流し、それでも痛みや充血が続くようなら眼科で診てもらってください。

ヒリヒリするのが刺激か、かぶれかを分ける

エタノールやプロピレングリコールが刺激になることがあり、塗った直後だけなら刺激、時間がたってから広がるならかぶれを疑います。2週間以上続くようなら皮膚科で相談してください。

続けてよい状態かどうかを自分で分ける

赤みやかゆみが引かないまま塗り続けると、頭皮の状態は悪くなる一方です。育毛剤が頭皮に染みる原因と、頭皮トラブルの見分け方をあわせて押さえておくと、続けてよい状態かどうかの判断に迷いません。

よくある質問

Q
育毛剤の液垂れを防ぐには、どこから手を付ければよいですか?
A

1回に出す量を分けるところからです。規定量の1ミリリットル前後を一気に出さず、3〜4回に分けて地肌へ置いてください。そのうえで首を30度ほど前へ倒し、押したあと30秒から1分はその姿勢を保つと、額へ流れる量が減ります。

Q
育毛剤は濡れた髪に塗ってもよいですか?
A

水気が多いと薄まって流れ落ちるため、タオルドライで地肌が8割ほど乾いた状態にしてください。完全に乾かしきる必要はなく、やや湿っているくらいが浸透にはちょうどよい状態です。

Q
液垂れしにくい育毛剤の見分け方はありますか?
A

剤型と増粘剤の有無で見当が付きます。ローションはさらさらして流れやすく、ジェルはとどまる時間が長く、泡はその中間です。成分表示にカルボマーやキサンタンガムがあれば、粘度は高めだと考えてよいでしょう。

Q
育毛剤が目に入ってしまったときはどうすればよいですか?
A

こすらずに流水で洗い流してください。まぶたを開いた状態で数分かけて洗い、それでも痛みや充血が続くようなら眼科を受診します。エタノールを含む製品はしみやすいので、生え際は1センチ奥から塗ると入りにくくなります。

Q
育毛剤を塗ると頭皮がヒリヒリしますが、続けてよいですか?
A

塗った直後だけで治まるなら刺激の範囲ですが、時間がたってから赤みが広がる場合はかぶれを疑います。2週間以上ヒリヒリが続くときは使用をやめて皮膚科で相談してください。

参考にした論文