新型コロナウイルス感染で重症化しやすいのは、「肺気腫(COPD)」・「ぜんそく」・「喫煙」

外来担当医の清水です。

新型コロナウイルス肺炎に関連するニュースはまだまだ減ってきていない印象です。

もう周知の事実となっておりますが、無症状の方から重症肺炎を来して致命的になる方まで、重症度は様々であるのがこのウイルスの特徴です。

肺気腫(COPD: 慢性閉塞性肺疾患)や喘息、間質性肺炎をはじめとする慢性呼吸器疾患の方、そして喫煙されている方は一般的にウイルスに感染しやすいとされ、新型コロナウイルス肺炎に感染した場合にも重症化しやすいとされます。

またそのような慢性疾患をお持ちの方はもちろん、そうでない方でも、呼吸機能を鍛えることは感染症の予防には有効です。

では呼吸機能を鍛える、とはどのようにすればよいでしょうか。まず呼吸とは空気中から酸素を取り入れ、細胞の代謝によって生じた二酸化炭素を排出するガス交換のことです。

ガス交換の場が肺(肺胞)ですが、肺自体が運動するわけではなく、肺が収まっている胸腔が呼吸器によって拡張・収縮することで吸気・呼気が行われます。通常吸気には横隔膜や外肋間筋が使用され、呼気には筋肉を用いず、肺のもとに戻ろうとする力で行われます。尚慢性疾患のある方の場合には吸気では胸鎖乳突筋や斜角筋が、呼気では内肋間筋や腹筋が使用されます。

つまり呼吸筋を鍛えることが重要ですが、特定の筋肉に負荷をかける筋肉トレーニングの要領で鍛えることができません。背筋を伸ばし、肩甲骨を広げるようにして呼吸筋を意識した呼吸をしましょう。

歩行トレーニングや筋力トレーニング、ストレッチ等で体の筋力を維持することで横隔膜をはじめとした呼吸筋も保たれます。タンパク質を十分に取り、体内の筋肉量を保つことも大事です。

慢性呼吸疾患をお持ちの方は専門的な呼吸理学療法を受けられてもよいかもしれません。かかりつけのお医者さんに相談してみましょう。

また喫煙中の方はいますぐ禁煙することが大事です。

新型コロナウイルス感染症は共存していく感染症になりつつあります。ご自身の呼吸機能を高めることで、コロナに負けないようにしましょう。

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